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文章に書いて発散したいことを格納する場を求めて来ました。恐らくゲームや雑多な買い物のレ…

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文章に書いて発散したいことを格納する場を求めて来ました。恐らくゲームや雑多な買い物のレビュー・感想などがメインになると思います。基本最初に肯定的な記事か否定的な記事かは明示しておきますのでご自衛頂きますようお願いします。何故か読書感想文投下先になりました。

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【読書感想】言語の起源

ダニエル・L・エヴェレット『言語の起源 人類の最も偉大な発明』松浦俊輔訳、白揚社、2020.の感想になります。私自身内容を理解できたか、といわれるとそうでもないので参考程度にご覧頂ければ幸いです。 約400ページ超かつ、内容も専門的なので読むのに時間がかかりましたが、非常に面白い本でした。元々、古宮九時さんの『Babel』という小説(書籍化中、webでも公開されています)を読んでから言語は一体何処に起源を持つのか、という問題が気になっており、『Babel』的言語の起源を考え

    • 【メルスト感想】ぼくとユーレイの7日間篇【ネタバレ注意】

      こんにちは。 最近メルストは隠居気味だったのですが、推しの科学の国新ストーリー追加ということで読んできました。知る人ぞ知る『月刊癒術士特別号』で「科学の国のすゝめ」を書かせて頂いた者です。初稿20ページで編集長に怒られたのもいい思い出。 推敲するのもめんどくさいのでそのまま投稿しちゃいます。えい。 ○あらすじ まずは『ぼくとユーレイの七日間篇』のあらすじのおさらいです。大まかな流れとしては、ロイセン植物研究所に配属予定のシャーレリが自身の専攻分野に自信が持てず、非論理

      • 【読書感想】『会計の地図』『世界一楽しい決算書の読み方』

        今回は、近藤哲朗『「お金の流れ」がたった1つの図法でぜんぶわかる 会計の地図』ダイヤモンド社、2021.と、大手町のランダムウォーカー『会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方』株式会社KADOKAWA、2020.の2冊分の感想になります。 年度末になるので、そろそろ財務諸表が読めるようになっておきたいという思いもあり、書店でのブラウジングで最も自身が読みやすいだろうと買ったのが『世界一楽しい決算書の読み方』。読みたい本が渋滞していることもあり、そ

        • 【読書感想】スマホ脳

          アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』久山葉子訳、新潮社、2020.の感想です。今回はあまり肯定的な感想ではありませんので、この本が好きだ、と思って共感できる感想を探している方は読まない方がよろしいかと思います。 この本は書店で目にしていたことと、自身が最近スマホを使いすぎだと感じることが多いのでkindleで購入して読みました。スマホ脳をスマホ(正確にはiPadを利用しています)で読むというのも皮肉な図ではありますが、紙媒体の書籍は引っ越しの際やそもそも本棚の置く場所に困ること

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        【読書感想】言語の起源

          【読書感想】ディズニーCEOが実践する10の原則

          ロバート・アイガー『ディズニーCEOが実践する10の原則』関美和訳、早川書房、2020.の感想になります。姉から借りたシリーズです、まさかの初版でした。個人的には買いです。 内容は大きく2つに分かれており、第1部の「学ぶ」では、彼がCEOに上り詰めるまでどのような人生を送ってきたか、第2部の「導く」では、CEOになった彼がどのように会社を導いたかが書かれています。 実用書というよりは、伝記的、物語的に読むことができましたが、内容自体は非常に実用的です。ページ数は300を超

          【読書感想】ディズニーCEOが実践する10の原則

          【読書感想】仮説思考

          内田和成『仮説思考』東洋経済新報社、2006.の感想です。姉からいくつか実用書を借りたのですが、私が読んだものは2019年2月15日27刷発行だそうです。すごいこう、名著感。至極どうでもいいのですが、サブタイトルっぽく書かれている「BCG流 問題発見・解決の発想法」が奥付のタイトルの部分では省略されていてちょっとウケました。 帯に「仮説から始めれば作業量は激減する!」と書いており、内容も実際「仮説思考ってすごいよ」ということを語り、仮説思考の方法、そして実践例を提示していま

          【読書感想】仮説思考

          【読書感想】独学大全

          読書猿『独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法』ダイヤモンド社、2020.の感想になります。何故か父親から最近人気らしいよ、と送り付けられました。神本だったので父親から送りつけられなくても自分で買ってただろうなと思いました。 4、5日かけて読み終わりました。750ページくらい?ページ数が多いです。ただ、独学初心者や本を読むという独学が苦手な方を意識して作っているのか、1ページあたりの文章量はそれほど多くないです。個人的な妄想ではありますが、読書を

          【読書感想】独学大全

          【読書感想】信頼はなぜ裏切られるのか

          正確には、デイヴィッド・デステノ著『信頼はなぜ裏切られるのか 無意識の科学が明かす真実』寺町朋子訳、白揚社、2015.の感想になります。 個人的には非常に良い書と感じました。信頼とは何かを理解する入門書と言っても良いでしょう。ただし、私は心理学を専攻したことも、心理学に関する本を沢山読んでいるわけでもありませんのでただ読みやすく、そうした知識の少ない人間であっても言いたいことが理解し易かったという意味であり、本書の内容を全面的に肯定および内容を信頼することをお勧めするもので

          【読書感想】信頼はなぜ裏切られるのか