懐かしさとジブリ

人は、悔しい気持ちを堪えたり、悲しみを笑顔で誤魔化したり、嬉しさを表情で隠し、嘘をつける。ただ懐かしさという感情には嘘をつけないと思う。懐かしさとは、記憶があるうちにしか味わえない感情。生きていく中で貴重な感情だと思う。

保育園で泥まみれになった手をよく洗った時の石鹸の匂い、なんの映像で見たかは不明なままの遊園地。
今でもその雰囲気は夢によく出てくる。
すこし怖くて、不安で、でも進んでしまう好奇心。
懐かしさなんて山ほどあるけれど、蘇るのは儚くも一瞬。

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そんな懐かしさの中のひとつに私は、ジブリがある。ジブリで初めて聴いたメロディ、音で聴覚を刺激し、ジブリの美しい映像を視覚に植え付け、初めて覚えた感情、未だに名前のつかない感情がジブリを観ると、蘇る。子供ながらに理解しようとしたストーリーやキャラクターの言葉、声の響き。叫びたいほど懐かしいとはまさにこのことだと思う。今の自分は音楽と絵が得意であり、趣味であり、好きなことである。自然と小さな頃にジブリから受けた聴覚や視覚、感情、アイデア、創造力(想像力)などのインスピレーションが今の自分の感性を育てたものの大半を締めているのかとも思ってしまう。自分にとって、自分を作成する原点にジブリがあったと感じる。そんな素敵な作品。ジブリが引き起こす素敵な感情。「記憶」があるうちに。

儚さと懐かしさには似たようなものを感じます。
懐かしさは儚いから。儚いから懐かしい。。。
頭の中がぐちゃぐちゃです。さ

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