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高幡不動尊金剛寺

所在地:東京都日野市高幡699
アクセス:京王線高幡不動駅より徒歩3分
指定:不動堂 昭和21年11月29日 重要文化財
指定:仁王門 昭和38年2月13日 重要文化財
訪問日:2024年6月8日


写真がすごく多いので、文章少なめです。
(を、こころがける)

「高幡不動尊 金剛寺」は、成田山新勝寺とともに関東三大不動の1つで、新選組・土方歳三の菩提寺としても有名です。

平安時代初期に、慈覚大師円仁が、清和天皇の勅願によって高幡山の山中に「不動堂」を建立し、「不動明王」をご安置したのが始まりだそう。

安永8年(1779)の大火で数多くの寺宝を焼失しましたが、それでも約20000点の文化財や寺宝が今に伝わっています。

ただいま「あじさいまつり」を開催中。
およそ200種類のあじさいが、合わせて17500株とか。

行ってみました。

出典:高幡不動金剛寺ホームページ
https://www.takahatafudoson.or.jp/?page_id=13
出典:高幡山報第127号 2024/6/1
出典:高幡山報第127号 2024/6/1




仁王門 
重要文化財 室町時代
ここから入ります。

筆者撮影

左右に立ってらっしゃる仁王尊も、室町時代の作です。
網があってうまく撮れていませんが。

水舎


不動堂 重要文化財 鎌倉時代
東京都最古の文化財建造物です。
この中にいらっしゃるご本尊不動明王像は、真に迫っていますがレプリカです。


奥殿
こちらの中に本物の不動三尊がおられます。

建武2年(1335)8月4日の嵐は、大木を根底から引き抜くほど強烈で、ご本尊も諸尊も、建物ごと、大木の下敷きになって大破してしまいました。
その後、今の場所に移して、7年後の康永元年(1342)に再建しました。


不動明王像 重要文化財 平安時代
像高は285.8cm、重さは約1100キロで、古来日本一と伝わっています。
室町時代には「汗かき不動」として多くの戦国武将に崇拝されていました。 なぜ「汗かき不動」かと申しますと、修復のときに塗られた漆のせいで、お顔がつやつやしていたからです。

出典:高幡不動駅ホームページ
https://www.takahatafudoson.or.jp/?page_id=24


矜羯羅童子像と制多迦童子像 平安時代
矜羯羅童子(右)は像高191cm、制多迦童子(左)は像高230cm。
大きな不動明王は全国にいくつかありますが、脇仏の童子像がこんなに大きいのは珍しい。

出典:高幡不動駅ホームページ
https://www.takahatafudoson.or.jp/?page_id=24

『奥院』には、もともと大日堂の御本尊だった大日如来像もいらっしゃいます。
像高83cm、木の素地が現れ、痛みは激しいけれど、たいへん優美。

写真撮影不可
出典:高幡不動駅ホームページ
https://www.takahatafudoson.or.jp/?page_id=24


上杉堂 上杉憲顕のお墓です。

享徳4年(1455)、足利成氏の軍と、立川原に合戦、深手を追い、高幡寺に入り自刃した。

と書かれていますが、いくつかの資料にあたったところ、確認できませんでした。
下野足利で戦死したとか、老齢で亡くなったとか、静岡にお墓があるとか。
自刃した、という説はゼロ。

写仏(?)した仏像さまのペープサート?


山門
ここが一番、風情がありました。


大日堂 
高幡山の総本堂です。
龍の下で手を叩くと願い事が叶うという鳴り龍があります。
本堂の真ん中の24畳ある天井に、龍の画が墨で描かれています。
その真下に立ち、手を叩くと「びょーーーーん」と響く音が、願いを叶えてくれる音なのだそうです。

水琴窟
名前はよく聞くけど…、

音が鳴る原理は「ヘルムホルツ共鳴」
口の細い瓶に、ふーっと息を吹きかけると、「ほーー」とか「ぼーー」みたいな低い音が鳴ります。
でもその原理がどう応用されているのか、下図を見てもわかりません。
雫がぽちゃん、と垂れる音が増幅されるのかしら?

出典:wikipedia


稲荷社


にこにこ地蔵


虚空蔵菩薩像 
虚空、すなわち宇宙のように、無限の知恵と慈悲を持った菩薩さま。
十三参りの仏様ですね。
「十三参り」は、4月13日に、数え年13歳を迎えるお子さんが、知恵の菩薩「虚空蔵菩薩」さまへ参りして、知恵や福徳祈願することです。
数え年なので、小学6年生。
武士の時代なら元服にあたる歳ですね。


五重の塔 
昭和になってから満5年の歳月をかけてつくられた新しい塔。
高さ45m、、平安様式の「三手先(みてさき)組物」を模した美しい塔です。

三手先組物とは。

出典:コトバンク


山内八十八ヶ所巡拝コース
1時間くらいで、四国八十八ヶ所霊場を回るのと同じご利益があるそうです。





着物生活普及活動です。
一見すると菊模様のようですが、


あじさいなんです。

帯留めは、手作りのあじさい。
カメラフィルムの蓋に布を貼って、刺繍しています。



結局2000字を超えてしまいました。
長い記事を最後までご覧頂き、ありがとうございました。


<参考資料>
高幡不動尊金剛寺ホームページ
https://www.takahatafudoson.or.jp/

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