飲食店で集客アップのための基礎知識②

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滋賀の情報誌「poplead」編集部のワダです。
滋賀の飲食店関係の皆様へ向けて情報を発信するためにnote を更新しています。

飲食店で集客アップのための基礎知識

前回から、飲食店で集客するために必要な基礎知識をご紹介しています
前回の記事はこちら


競合店舗を研究する


自分の店舗のことしか見えていないのは、自分の店舗の経営者のみ。

お店を経営している人でさえ、一歩外に出れば「あの店は昨日の店よりも味が濃かった」などど平気で比較をしているくらいです。

顧客は、お店に出向くたび、毎回他の店舗と比較した上でその店の評価をしています。つまり集客するためには、経営者側も自分の店を競合店舗と比較し研究する必要があるのです。

例えば、他店の人気メニューや店の雰囲気についてミステリーショッパーを雇って調査しているところもあります。

他店が人気の理由やどういった接客を行っているかを徹底的に研究することで、客が評価している部分を知り、自身のお店の改善に役立てることができればベストです。

身近な人に調査しに行ってもらえば予算もかかりませんし、何より近くの店舗を参考にするのが同じ客層で経営するお店にとっては素晴らしい教科書とも言えます。

良いところは盗んで自分の店のものにするくらいの気持ちで、しっかり調査して改善していきましょう。


リスクマネジメントをする

お店を経営していれば、不測の事態は誰にでも起こるものです。

重要なのは、トラブルが発生した後の対応。
誤った対応をしてしまうと、情報社会の現代ではアッという間にSNSなどで拡散され、最悪の事態にも発展しかねません。

集客も重要ですが、それと同じくらいリスクマネジメントにも力を入れておく必要があります。
リスクマネジメントで重要なのは、リスクが起きた時の対策をマニュアル化し、お店全体で共有しておくことです。

例えば、ある従業員がお客様を怒らせてしまった場合、速やかに責任者を呼び出し、責任者がマニュアル通りの対応をする、といった具合に全員で対応を共有しておけば、突然のトラブルにも落ち着いて対応ができるでしょう。


入店率を意識する


入店率とは、お店の前を通って入ってくるお客様の数のことです。

SNSが普及している昨今では、ネットであらかじめ入りたいお店を決めておき、直接来店する人が多いため看板にそれほど力を入れていない店舗も増えてきました。

しかし、SNSで調べたお店に行った時、ふと隣に気になるお店があった場合はどうでしょう。
それがカフェなどであれば、お目当てのお店の後に入ってみようか?なんてことになることもありますよね。

入店率を意識することで、隣のお店目当ての顧客も自分のお店の顧客にすることができます。
近所に行列ができるお店があれば、入店率をより意識することで大きな集客につながる可能性もあります。

入店率を上げるための具体例としては、ガラス張りで内装が見えるようにする、看板にわかりやすいショルダーネームをつける、フォトジェニックな外観を意識するなど、ちょっとした意識を引くだけで入店率を高めることができます。


天候対策を打つ

天気が悪いとどうしても空席が目立ちますよね。業種にかかわらず全てのお店に起こる現象です。

しかし、天候の悪さをデメリットとらえずに、チャンスと捉えることも重要。雨の日限定のサービスを展開すれば、傘をさしてでも出向いてくれる顧客は多いです。

実は、この手法は古くから定番として利用されているにもかかわらず、今でも高い効果を発揮する手法です。

「雨の日は安くなる」というセール情報を多くの主婦がすでに知っているからです。
例えばスーパーなどでは、雨の日にはお惣菜半額、卵100円、ポイント2倍など、タイムセールのような感覚でいつも購入しているものがお得になるというサービスが定番です。

飲食店であれば、コーヒー1杯無料やランチメニュー100円引きなどの具体的な割引を打ちだせば、「雨だからあのお店でお茶しよう」といった固定客にもつながる可能性があります。

口コミを意識する

口コミは、今やユーザーも店舗側も気軽にチェックできるツールとなりました。
お客様の直の声を知ることができるため、何よりも重要な集客ツールのひとつです。

良い口コミは、自然と人を呼び寄せます。その効果は絶大で、良い口コミが客を呼び、さらにその顧客の口コミが何倍もの人を呼び寄せます。

しかし、悪い口コミも同様に一瞬で客足を途絶えさせます。このリスクは、仮に自身がSNSやグルメサイトを使用していなかったとしても、利用客がSNSで拡散した時点で悪い口コミとなってしまいます。

良い評価であれ、悪い評価であれ、口コミを止めることはできません。
重要なのは、マイナスの印象を持たれた後でも、アフターケアをしっかりと行うことで、少しでもポジティブな印象を持ってもらうことです。

一人の悪い口コミに対し、良い口コミが増えるれば自ずと客足は戻ってきます。あまりネガティブに考えることなく、丁寧な対応を心がけましょう。

ありがとうございました。
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