一番星を抱きしめて

大好きなたっきーこと滝口幸広さんが亡くなって早4年。
いろーんなことが起きた4年間。
わたし自身も、たくさん変化した4年間。

なんで今この世界にたっきーがいないんだよバカヤロウ
って思うこと、今でもある。
なんでいなくなっちゃったんだよバカヤロウ
って、空を見て思うこともある。

でも、わたしは今日も生きている。
これからも、生きていく。
滝口幸広のファンとして。

このところ、たっきーを想うと寂しくなることの方が多い。
サッカーW杯とかWBCとかバスケとかラグビーとか、
きっとたっきーも生きてたら楽しんでいただろなーなんてことを
どうしても考えてしまっていた。

生きるってつらいことも多いけど、楽しいことも多いから。
たっきーにももっともっと、楽しんでほしかったなあ。
そんなことを思って切なくなる日の方が、なんとなく、多い。

たっきーがこの世界にいないことが寂しい。
昨日も今日も、明日もきっと、寂しくて寂しくてたまらない。

四六時中、たっきーを想ってるわけじゃない。
大好きな人は他にもいるし、日々考えることは山ほどあるし。

でも、心にはちゃあんと穴が開いたままだ。
いろいろなもので塞いでみて、誤魔化して
少しは小さくなったけど、
たっきーという存在でしか埋められないスペースは
どうしたってある。

その穴の存在を、今日という日は特に痛感する。

でも同時に、やっぱり好きだな、大好きだな
出会えてよかったな、わたしは幸せだな
って気持ちを噛み締める日でもある。

たっきーに出会えたから出会えたもの、人。
たっきーに出会えたから広がった世界。

つい先日も、「フットワーク軽くてすごいですね」
なんて言われちゃって。
それも、たっきーのおかげなんだよね。

ありがとうって、何度でも思うよ。
推しという言葉が広まり始めた頃、
あなたを推しだと思えて幸せだった。
たっきーを好きになったから経験できたことが、たくさんある。

だからわたしは明日からも生きていく。
たっきーが幸せを広めてくれた世界を
抱きしめながら生きていく。
冷めることなんかきっとない。
今日も明日も、たっきーがわたしの一番星。

いつかまた、夢の中で会えたらいいな。

2023.11.13　愛を込めて
西垣ポプラ