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まだこんな時間だから vol.1


タイトルの通り朝までたっぷり時間があるから先週の旅のことを書いていこう。
急遽三連休の2日前に鹿児島から広島まで車を運ぶミッションを課されたのである。
鹿児島中央までの新幹線で眠ろうと決めオールナイトで次の日を迎えた。
誓いの通り新幹線ではたっぷり睡眠をとり話すこともないほどである。
車が手元にくるまでの数時間に買い物を済ませて桜島を眺めながらぶりぶりになっていた。

夕方南の国は夏のはじまりの温もりと涼しい風に包まれ車が手に入りとうとう旅がはじまるのだ。
まずは熊本の秘湯を目指すためにあらゆる準備を整える。
ティーにコーヒーチョコにナッツにヨーグルトなどをコンビニで買い占め、頭の中では爆裂さすためのプレイリストを組み立ててゆく、そして感心するのはAIのチョイスである。
これから先は自由の力がタイヤを回していくのである、決め決めに遂行するのみ。
そして切れてはSA、PAひどい時には路肩に車を止め巻きまた走らせ火を点けるのを何回繰り返したことか。
そんなことをしながら九州の低いゆるやかな高度のなかを滑るように
時に後ろを走る車をコントロールするようにブレーキを操り、
時に果てしないアイススケート場の上を伸びやかに進むようにアクセルを操って北へ北へと進ませて行き、
そこを隕石のようなロックンロールやジャズがスピードと舞い上げる風に絡まりながら飛んでいく。
なにもかもの流動物が元の場所へと返るのを感じながら引き返すのだ。
高速を下り最高のドライブはあっとゆう間で真夜中の温泉街をゆっくり走らせながら満喫みたいなコイン式露天風呂に潜り込むのだった。続


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