2020年7月16日(木)の取引~コロナ時期の決算発表は注意しないとたいへんなことになる
本日の日経は22,770.36円で前日比▲175.14円で下げ基調でした。
ここに来て年明けのコロナで外出自粛期間の決算発表が次々と行われておりますが、これが好決算なのか悪決算なのかで、次の日の株価が真逆の展開を見せています。
もちろんこういうことは、コロナ前でも普通にありました。しかし、問題なのは、コロナ前では好決算が続いていたりしていて、そのまま年明けの決算も良好と見込んでたままで決算発表に突入するケース。
でも実体が悪かったらーーー??
当然ながら、市場に激震が走り次の日S安です‥。
「市場との対話」に留意して、企業側も臨時で悪材料を小出しに出してくれればいいのに、ずーーーっと隠したまま決算発表に突入するって‥
もちろんその逆もあります。
保有していたPRTIMESは決算前に売ってしまった後、今も爆上がり状態であることはすでに記載してた通りです。
そういう悪材料による「ビックリ決算発表」で肝を冷やしたのは、「4429 リックソフト」です。7/14の引け後に発表があったのですが、「21年2月期第1四半期営業利益を前年同期比30.3%減の0.90億円」で、しかも進捗率「16.7%にとどまる」って‥??
直後にPTSで怒涛のウリで、次の日はS安1,000円で買い手がつかない状態でした。本当にこれは災難ですよ‥。
しかも、決算短信を見ると数字だけでその理由とか何も書いていない。
この会社は「プロジェクト管理ツールなどのライセンス販売や顧客の導入支援を手掛ける」ということで、コロナ時下で増益が期待されていた銘柄でした。しかし、売上は伸びたものの、研究開発費が膨らんだらしく、それが減益になったらしい‥。この情報って、企業のIR資料にはどこにも書いていないのですよ!(カブタンでしか見なかった)
研究開発費が膨らんだかどうかなんて、一個人の投資家になんかわかるわけないじゃないですか(怒)
もちろん、情報サービス会社が煽っていることは間違いないです。しかし、少なくても減益で株価が急落することが予想ができるなら、せめて「コロナの影響で研究開発を急遽やることになって開発費が膨らんでしまって、本当にゴメンネ」的なことを書いてもいいじゃないですか?
しかーーし、コロナで急激に脚光を浴びるような企業だと、そういう体制や準備が整っていない‥。(ましてや投資家に思いをはせるIR担当者などいない‥←兼務かも)
実のところ、リックソフトは注目していた企業で資金不足で見送ったので、(幸い?)保有はしていませんでしたが、今回のことで株主のこと何も考えていないというのが露呈したので、かなり驚きました。今後保有しても決算またぐということはありえないかなーっと思いますね。
他にもここには記載しませんが、コロナで「市場との会話」がヘタな企業が露呈しています。(後々覚えておく必要があります。)
コロナで状況が変化している中、フタを開けてみないと状況が暴露されないとは、投資家にとって本当にリスキーな相場だなとつくづく感じます。
「市場から資金を調達するなら、株主のこと大切にしてくれーーー!!」
・本日の取引(前日比▲31,433円) 決済 なし
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