【宝の麩編】
この商品を知ったのは10年ほど前。
某有名な料亭にお勤めのご近所さんからお礼に頂いた。
箱を開けて「大きいお麩?」と不思議に思いながら一つ味見しようと思ったが、味見をする前にお湯を注いだ時から私の感動は始まった。
最初は四角又は丸いお麩だが、お湯を注いだらお麩の中から華やかな具材がふんわりお椀の中に浮かんできた。
ほんの数秒だがその光景は時が止まったというか、心が落ち着くというか、和むというか…日本食の良さを感じる時間だった。
目上の方やや高齢のご近所さんにお届け物をするとき、相手の好みがわからないので商品選びは難しい。まして選んだ商品が失礼にあたらないか不安もあった。
しかしこの商品を知って以来、商品選びに迷ったり少し畏まったお礼をするときは不室屋のお麩と決めている。それぐらい「推し」の商品!
(48本目)
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