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「適当!」って適当すぎる

こんにちは。
POPコピーライターのナガイユミです。


POP依頼って…

自分で商品を選んでPOPを書く人もいれば、クライアントからの依頼でPOPを書く人もいる。他に店舗専属でPOPを書く人には「POP依頼」をするスタッフがいる。今回はこの「POP依頼」について書いていきます。

依頼者との関係性

書式があって商品説明を含めたPOPの依頼であればその通りに作成したり、NGな表現があれば違う表現に書き換えたり、POP依頼をしたくてもどう依頼をすればいいのかわからないスタッフにどんなPOPにするか話し合ったりする。

POPライターというと「黙々と書いている」「人と接しない」イメージがあるけど、全くの逆だと思う。少なくとも私はPOPを書きながら独り言はうるさいし、失敗したら自室で吠えている(笑)

紙に思ったことをそのまま文字にできますか?

私は依頼書だけで簡単に相手の想いが伝わるとは思っていない。だから、忙しくても依頼者にPOP依頼について深く質問する事が多い。普段は人見知りだが仕事の話は「仕事」なのでベラベラ話せる性格。紙に書けなかった本心を聞き出せて、POP依頼者とのコミュニケーションが取れる。

POP依頼書は売り場スタッフの熱量が伝わってくる

「適当に書いて」

POP依頼でよく耳にするのは「適当にPOP書いて」

依頼者とのコミュニケーションが取れていて「適当」がどういうものか分かるぐらいの関係性ならそれなりのPOPを作成する。

しかしPOPに対する考え方もわからない、普段そんなに話もしない依頼者に「適当に」と言われると…POP依頼書を書くのが面倒なのか、文字にしにくいのか、とりあえず手書きのPOPが欲しいのか分からないので非常に困る。

まるで「今晩、何が食べたい?」と子供に聞いたら「何でもいい」の返事をされた気分に似ているかもしれない…

日頃からPOP依頼を疎かにする依頼者から「適当に書いて」と依頼されたので「(文字を書く右手ではない)左手で書いていいですか?」とふざけた返事をした事がある。もちろん相手は不機嫌になる。

しかし、POPライターとしては仕事に「適当に書くPOP」はない。POPを書いているとお絵描きしてるという人もいるが、POPライターは上手い下手はあるけど常に真剣だ。職業病の先輩だっている。

「適当」という言葉を使うならば、POPライターとは「あ・うん」の関係性が作れているときに使っていただきたい。これはPOPライターからの要望。

え?私だけ?

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最後まで読んでいただいてありがとうございました。
次回をお楽しみに!

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