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大きくなったら何になりたい?

皆さんは、大きくなったら何になりたいですか?
もうなっている?もうおそい?

いえいえ、今のあなたは大きくなったら何になりたいですか?

人はいつまでも夢をもつことができる存在です
そして、その夢を叶えることができる可能性を秘めた存在なのです

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人間は、ひょんなときに思いがけない発見をすることがあります。

私は数週間前に、そんなひとときをもちました。

私が寝室のベッドの上で、赤ちゃんのおむつを替えていると、
五歳のアリッサがやってきて、ベッドに飛び乗りこう尋ねました。

「ママ、大きくなったら、何になりたい?」

私は、娘が新しい遊びでも考え出したのかもしれないと思い、
調子を合わせて答えました。

「うーん、そうね。大きくなったら、お母さんになりたいかな…」

「ダメよ、もうお母さんになってるじゃない。
 ねえ、何になりたい?」

つぎに、私はこう答えました。

「わかったわ。それじゃ、大きくなったら、牧師さんになりたい」

「だってママ、もうなってるでしょう!」

「あら、ごめんなさい。じゃあ、どう答えたらいいのかしら」
と私は言いました。

「ママ、大きくなったら、何になりたいか、思ったままを言えばいいの。

 何でも好きなものになれるのよ!」

私は、とっさにどう言ったらいいかわかりませんでした。

アリッサは、私から答えを引き出すのをあきらめ、
部屋を出て行ってしまいました。

しかし、このわずか数分のできごとに、私は心を揺さぶられていました。

幼い娘の目には、
私はいまでも私のなりたいものになれる人と映っていたのです!

年齢も、牧師という職業も、夫と五人の子どもも、学士号や修士号も、
何ひとつ関係ありません。

彼女にとって、私はいまだ夢を描き、
高い理想をかかげることのできる人間でした。

私の将来はまだ終わっていないのです。

私は宇宙飛行士にも、ピアニストにも、オペラ歌手にもなれるのです。

彼女には、私がいまだ可能性に向かって成長しつつあり、
私の行く手には輝く未来が待ち受けていると見えているに
ちがいありません。

娘は、誠実かつ純真そのものに、まったく同じ質問を、
おじいちゃんやおばあちゃんにも、
いえ、ひいおじいちゃんやひいおばあちゃんにだってするでしょう。

こう気づいたとき、
娘と共有したこのひとときが美しくきらめいて見えたのでした。

ある本に、こんな一節がありました。

「歳をとったとき、私は、
 いまの私とはまったくちがった人になっていることだろう。

 いま、もう一人の私が生まれようとしているから…」

さあ、あなたも考えてみてください。

大きくなったら、何になりたいですか?

心のチキンスープ ジャック・キャンフィールド 編著
福岡佐智子 訳 出版社名 三笠書房

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今、ここから新しい自分が始まる。
そう考えるだけで、なんだかワクワクしませんか?

今日という一日、新しいもう一人が生まれる一日
さあ、精一杯いまを生きていきましょう。

「夢は逃げない 逃げるのは自分」

今日もnoteを読んでいただき、ありがとうございます。

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