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ありがとう(1)
「ありがとう」の反対言葉って知っていますか?
昔、師匠に尋ねられた私は「???」ってなりました。
「『ありがとう』だから、『ごめんなさい』ですか?」と返すと
「違うね〜。お前は何もわかってない!」って怒るんです。
一生懸命考えて「恨む」とか「憎む」とか言うけど、師匠は首を横に降るばかり。そんな私に師匠は言います。
「『ありがとう』って漢字で書けるか?」って。
また、「???」ってなりました。知らなかったんです。
師匠に教わりました。
「『ありがとう』は『有難う』。有ることが難しいと書くんだぞ。」って。
その出来事は、本当はすごく難しいことが起こってくれているから「有難う」なんだって。だから反対は、そのことを「当然のこと」と思う「『当たり前』なんだよ」って。
続けざまに言われました。
「お前、本当は『有り難い』ことを『当たり前』と思ってないか?」って。
授業がするのが当たり前、給料もらえるのが当たり前、ご飯が食べられるのが当たり前、温かい風呂に入ることができるのが当たり前、親がいるのが当たり前・・・本当にそうか?って。
師匠にそう言われて、一つ一つ自分の中の「当たり前」を考えていった時、何一つとして当たり前なことなんてありませんでした。
師匠は言います。「人間感謝する気持ちを忘れたらお終いだ。お前の身の回りで支えてくれるすべてのことに「ありがとう」という感謝の気持ちをもつことがお前の人生を開いてくれるんだぞ。」って。
感謝には3つの恩があって、「知恩」「感恩」「報恩」というそうです。
まずは、「恩を知る」知らなければ、気づかなければ、何も感じません。すべて当たり前になってしまうんです。次に「恩を感じる」こと。ありがたいなぁって心で感じることが大切ですよね。そして、その「恩に報いる」こと。これが感謝の3つの恩だそうです。
身近にある私を支えてくれるたくさんのいのちの有り難さに気づき、ありがとうを伝えることを大切にしていきたいと思います。
今日もnoteを読んでいただき、有難うございました。感謝です。
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