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昨日がなければ明日もない 宮部みゆき著

再読した本

宮部みゆきさんの小説は、いつ読んでも何回読んでも、読み始めてすぐに惹き込まれます

杉村三郎シリーズは全部読んでいます
ストーリーはもちろんですが、私は、主人公の杉村三郎さんが話す言葉が特に好きです

以下、覚え書き

おばあちゃんから聞いた話のくだりで「お酒さえ飲まなければギャンブルさえしなければ浮気さえしなければ、と言うけれど、それをやるから駄目なんだ」
と言ったのを聞いて
杉村三郎は「至言ですね」と答えています

【至言(しげん)】
物事を的確に言い表している言葉に対して使用する

日常会話ではほとんど使わず、文章で使われることが多いようですが、知っておきたいと思いました

【揃って笑み崩れる】
文字だけで状況は浮かびましたが、一応 調べたら「うれしくて顔いっぱいに笑みが広がる」ことでした

【あに図らんや】
そのようなことを、どうして意図しようか、いや、するはずもない、といった意味の反語的表現
心底意外だった状況などを表すそうです

こうした言葉を登場人物の杉村三郎は、とても自然に使っています

家族に聞いたら、既にこれらの言葉の意味を知っていました

無知を晒すようですが、私は知らなかったのでここに残します



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