見出し画像

地球を見つけた。

「わたしは地球にはいなかった。」
そんなようなことを、思い出したりする。

思い出なのか、想像なのかわからないけど
とにかく地球の外からみた地球は
砂漠の中のオアシスのように輝いていて
とても美しいものだった、と
わたしの心がいつも囁いてる

そしてそのことを思い出した次の瞬間に
悔しさや悲しさに似た感情が込み上げて
奥底から涙が込み上げてくる。

地球を見つけたときの感動と同時に思い出すのは
壊れていった地球から飛び去った時の記憶だから。

わたしは地球にいなかった。
そして地球を見つけ、地球に降り立つ。
地球の自然に癒され、そこで生き、そして
最終的に地球を飛び去る。
なぜならもう、住めなくなってしまったから。
この経験を、何度も何度も繰り返しているような気がしている。


だからいつも
心のなかには美しさと破壊が共存している。
地球という存在に魅了されているのに
どこか疎ましく恨めしい気持ちがずっとある。


新曲を編曲していると蘇ってくる。
まるで自分の記憶を具現化しているみたい。

音は世界を立体的に生み出すことができて
宇宙の広さも、深さも、美しさも、疎ましさも
音の重なりで映し出す。

だからこそ、編曲が仕上がってくるにつれて
場面のリアリティが増してゆく。
あの時の感情が手に取るように思い出せるようで
なんだか苦しくなった。

この感覚を音楽に換えられていることに
いまは感謝したい。

この音楽がそばにあることで
自分自身が救われ、そして忘れてはならないと
己への「戒め」になるんだろう。

音楽を作るって、
なんて奥深くに触れられてしまうものだろう。
知りたくて、触れたくて、
でも知るのが怖いくらいな領域に連れて行かれる

前世療法にも似てる気がした。


今日は桜の木の下で
あまり得意ではないはずのギターで
いつもは歌わない曲を歌った

そしたら
あまり得意ではなかったはずのギターが
前よりちょっと得意になっていたり
だいぶ前に作った未発表曲を思い出したりして
うれしくなった。

桜が咲いてる春のこの時間が
ずーっと続けばいいのに。


サポートして頂いた分は、一度宇宙を通過してMUUAのもとへと届きます🌎そしてよりパワーアップした作品として皆様のもとへお返しいたします!いつも応援本当にありがとうございます♡