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初現場・ノイミー会レポ!

昨日11月27日土曜日、≠MEのイベント「ノイミー会」に行ってきた。

このイベントはノイミーの1stシングル「君はこの夏、恋をする」の購入特典のイベントで、東京・大阪の2会場で開催されるものだ。どうせ倍率高いだろうしどうせ当たらないだろうと思って正直応募したことも忘れていたので、当選のメールが来たときはひどく驚いた。このシングルはリミスタで行われたオンラインサイン会に参加するためにタイプAとBを1枚ずつしか買っていないので、自分で言うのもなんだがかなりの強運だったのではないかと思う。申し込み締め切り日に慌てて申し込んで良かった(菅波美玲さんのSHOWROOMで今日が締め切り!と告知していたのを見て慌てて申し込んだのをよく覚えている。美玲ちゃんありがとう)。ノイミーを知ってからおよそ半年、今回のイベントが初現場となる。

正直、かなり緊張していた。ノイミーのような王道系のアイドルを好きになったのが初めてだったので現場に行くのはかなり躊躇いがあった。これまでにイコラブも含めて何回かオンラインでのライブ配信は観たが、実際に自分が現場に行くとなると話が違う。一緒に行く知り合いもいないし、ペンライトの振り方もわからない。昔からいるファンの方々の中に自分みたいな新参者が入っていってもいいのかという謎の自意識も働いていた。配信も充実してるし正直一生在宅でもいいのかな、と思っていた矢先の当選メールだった。これは、「ごちゃごちゃうるせぇ、行け!」というメッセージだと受け取り、今回のノイミー会への参加を決めた。

人生初のペンライト選び

そうと決まればまずは情報収集である。ペンライトやうちわ、スケッチブックなどを持つ人が多いと聞いていたのが、自作のうちわやスケブは流石に私のようなスーパー初心者オタクにはハードルが高い。ペンライトはたぶん持っていないと浮くだろうと思ったので買うことにした。公式のものを買おうかと思ったが送料含めて約4000円というので金欠大学院生の私は自制心が働いてしまった。調べてみると別に公式のものでなくても持ち込んだりできるようだったので、amazonで2000円くらいのものを買った。キングブレード(キンブレ)というペンライト界では有名なものらしい。人生初ペンライトだ。2000円で15色出せてしかも色を覚えさせたりできる機能もついているらしくかなり有能である。しかも持ってみると思った以上に軽い。良い買い物をした。

そしてこれは後から後悔することになるのだが、どうやらペンライトは2本持ちがデフォのようであった。ファンは推しによってペンライトの色を変えるのだが、ノイミーの推し色はみんなだいたい「○○×△△」など、2本ペンライトを持つことを前提としているらしかった。当然私以外はみんな2本振っていて、1本しか持っていない私は少し気まずい思いをした。私の推しの永田詩央里さんの推し色は「青×青」ということだったので、1本のペンライトを青に光らせて振った。もし推しが2色指定していたらどっちにしたらいいかわからず挙動不審オタクになっていたに違いないので、「同色×2」だったのは不幸中の幸いであった。次に現場に行くときにはもう1本準備しておこうと思う。

会場まで

会場は天王洲アイルにある銀河劇場というホールだ。どうやら運営元が代々木アニメーションで、イコラブ・ノイミーにとっては割と聖地的な場所のようだ。東京の多摩地域でひっそりと自粛生活を営んでいた私にとって天王洲のような都心側に行くのは久しぶりである。時間にかなりの余裕を持たせて電車に乗り継ぎ、会場に向かった。Google mapの経路検索の通りに電車を乗り継ぐ。最寄り駅はりんかい線か東京モノレールの天王洲アイル駅だが、地図上で見ると品川駅からもぜんぜん歩ける距離だ。時間に余裕もあったので散歩と節約がてら品川駅で下車し歩いて会場に向かった。知らない街を歩くのは楽しい。ビジネス街でもあるのでいろいろな会社が入るビルを眺めたり、海へつながる川をぼんやり見ながら歩くとすぐに会場に着いた。集合時間のおよそ2時間前であった。流石に早く来すぎたかと思ったが遅れるよりはましである。付近を適当にぶらついたあと、サンマルクカフェで昼食をとりつつ、持ってきた文庫本で時間を潰した。

集合時間の30分ほど前にカフェを出て会場に向かった。モノレールの駅と一体化した建物の一部が劇場になっているという便利な造りである。どでかいクリスマスツリーに迎えられると、入り口周辺には既にファンの方々が集まり始めていた。どうしても周りをきょろきょろしてしまう癖のある私は、初めての現場に行くときはだいたいファンにどのような人が多いかを観察してしまう。イコラブ・ノイミーはともにファンの女性比率が高いという話は聞いていたが、確かに思ったよりも女性が多くて驚いた。男女比で言うとだいたい6:4から7:3くらいだろうか。昔EMPiREというアイドルに通っていた時も思ったより女性客が多いなという印象があったが、その時よりも多かったような気がする。というより女性アイドルのファンがおっさんばっかという固定観念がもはや古いのかもしれない。年齢層は割と上から下まで様々だった。また私のイメージではなんとなくアイドルのファンはオタク仲間を作って集団で行動するイメージだったが、私のようにぼっちで参戦している人もたくさんいるようで安心した。入口付近で待つのは邪魔になるのではと思い外に出て海を眺めながら集合時間になるのを待った。

集合時間から開演まで

集合時間に14時近くになったので再び入口付近に向かうと、既に待機列が作られ始めていた。慌ててセブンイレブンでペットボトルの水だけ買って待機列に並ぶ。この列が外のデッキのようなスペースに伸びる形で続いていたのだが、このときが異常に寒かった。日が当たらないのと海風が本当にきつく、薄いコート1枚で来てしまったことを後悔した。だいたい10分から15ふんくらい並んだところで建物内に入ることができた。検温を通過し、入り口で本人確認を済ます。この本人確認がかなりちゃんとしていて驚いた。メールで席チェック→名簿と照らし合わせて名前確認→身分証明書で本人確認、の一連の流れで、なるほどこれは入場に時間がかかるのも仕方ないなと思いつつ、転売とか絶対できない雰囲気に信頼感を覚えた。

ホールは小さいながらもかなり綺麗で良い感じだった。席に着くと1階G列という神席で、ステージまで近すぎて開演までまだまだ時間があるのに既に緊張していた。ステージ上には「ON AIR」のランプ。「オズワルドのニューラジオ」で置いてあるやつと同じだ、と謎に感動する。会場内にはノイミーの曲のインスト版がかかる(インスト配信されてない曲も流れてたから配信してくれないかな、、、)。また文庫本で時間を潰しつつ緊張を和らげる。

ノイミー会レポ!

なっちゃんみれいちゃんによる開演前の諸注意(影ナレというらしい)でみれいちゃんが噛みまくっているのにほっこりすると、「ノイミーレディオ」が始まる。まずはメンバー全員でのトーク企画からのスタートのようだ(そのための「ON AIR」ランプか)。メンバーが登場すると改めてステージへの近さを実感する。双眼鏡とか特に使わなくても十分に表情まで確認できる距離だ。顔、みんなかわいっっっ!!!スタイル、みんな良っっっ!!!と馬鹿みたいな感想しか出てこないくらいみんな本当に可愛かった。ラジオ企画ではTwitterのハッシュタグで募集したお悩みにメンバーが答えるというもの。MCのしおみるがお悩みを読み上げ(MCがんばる推し尊っ!)、メンバー1人がそれに答える。これが思ったよりアットホームな雰囲気で、「○○さん、どこですか~」「あ、いたいた!」といったようなノリでファンとの交流をしていく。参加人数が350人とのことだったので、小規模だからこそできる雰囲気だなと感じた。確かにこれは沼る。途中ちょうど1列前の席に座っていた女性ファンの質問が読まれ、メンバー全員がこちら側を向いた時はぞわぞわしてしまった。もちろん自分を見ているわけではないのだが、実際に間近で交流を見るとどきどきしてしまう。メンバーの回答も個性が出ていて面白かった。それこそSHOWROOMやラジオなど普段メンバーのトークを聞く機会もあるが、全員同時のトークを聞く機会はなかなかないので新鮮だった。全員で話すからこそ、回し・裏回しができる子、ガヤが出せる子、発言1発で空気持っていける子などなど、個性が出て面白い。たびたびこのnoteでも書いているが、「イコノイ、どーですか?」きっかけでノイミーを好きになった私としてはアイドルさんがバラエティやってるところを生で観れたというだけで感動がすごかった。

続けて3曲続けてのライブに入る。「君はこの夏、恋をする」「君の音だっったんだ」「≠ME」の3曲。初めて生で観るのノイミーのパフォーマンスは圧巻だった。私はもともと音楽は人並みに好きで、ライブやフェスにもよく通ってはいたが、11人という大人数(本来なら12人だが櫻井ももさんが休養中のため)が1つのステージ上で歌って踊るというのは迫力が違った。みんな歌もダンスも上手だなぁとまたもや馬鹿みたいな感想しか浮かばない。そしてすごいと思ったのはメンバーみんなの目線である。よくアイドルが「みんな(客)のこと見えてるよ~」などということを言うのを聞いては正直本当かと疑ってしまっていたのだが、実際にパフォーマンスを見ると、みんな歌ったり踊ったりしながらも目線はほぼ常に動いているのである。だからずっと1人のメンバーを見て入ればほぼ確実に目が合うようになっている。たぶん推し色のペンライトやうちわを持っている人を探して目線を合わせるようにしているのだとは思うが、それに加えて別のメンバー推しのファンにもしっかりレスを送っているメンバーが多かったような気がして、これがプロの技術かと感動を覚えた(特におぎはなとはめっちゃ目が合った気がする)。私の周りには青のペンライトを振っている方が多かったような気がするので、永田さんの目線も何回か貰うことができて心臓がバクバクしていた。

3曲終わったところでゲーム企画に移る。今回の企画はみるてんの鼻歌イントロドンで、みるてんが鼻歌でノイミーの曲のサビを少しだけ歌い、それをノットチーム(きらりん、さややん、みれいちゃん)、イコールチーム(なっちゃん、なんかちゃん、ひぃちゃん)、ミーチーム(もえちゃん、おぎはな、なつみん)のチーム対抗でイントロドンして、正解したチームはその曲のサビ部分をパフォーマンスするという企画だった。この企画がなかなか天才的だった。まず出題者がみるてんというのが絶妙で、先日の1stツアーのVTRでレコーディングでの失態をいじられたというのを踏まえての今回の鼻歌で、絶妙にわかりそうでわからないラインの出題になっていて良かった(みんながわからない問題のときに「私が下手だからかな、」と何回か言っていたが別に下手ではなかった)。それから正解したらそのチームでパフォーマンスというのもかなりレアなものが見れたのではないかと思う。どこまでが台本で決められていたのかはわからないが、かなり行き当たりばったりな感じでとても楽しかった。みんなそれぞれよかったが特に印象に残っているのはミュージカル版P.I.C.でシャンデリアになったなっちゃんだろうか。やっぱり良い意味で変な子だなぁと思った。それとMCだったしおりんもしっかりよかった。普段からラジオ好きということもあってトーク力がすごく成長しているような気がした(何様)。それに「指名してから答えて下さい」のツッコミが1回ちゃんとウケたあと、2~3回かぶせでやったのもかなりお笑いの基本に則っていてちゃんと面白かった(何様×2)。イントロドンからの無茶振りパフォーマンスでカオスすぎる方向に走りすぎてしまいそうなコーナーだったのがしっかりまとまったのはしおりんのちゃんとした進行のおかげだったと思う。あと作家さんに拍手。

そしていよいよ終盤、ライブ後半3曲で「クルクルかき氷」「超絶ヒロイン」「ミラクル!」が披露された。やっぱりノイミーはどれも曲が良いなぁと思いつつ、終止どきどきしながら必死にペンライトを振っていたらあっという間に終わりの時間が来てしまった。ここで特に印象に残っているのは「超絶ヒロイン」のダンスで、この曲は詞もメロディーもすごくかわいらしい感じなのに振り付けが思ったより激しめなのが面白いと思っていて(たぶん女の子のセルフプロデュース感を歌った曲なので内側の強さのようなものをダンスで表現しているのかなと思った)、生で観たら特にステップがかなり小刻みですごかった(語彙力)。そしてしおりんはこのステップの滑らかさが異常だった。ダンスに関して全くの素人なので何とも言えない部分もあるが、しおりんがダンスでしっかり評価されているのがよくわかった気がした。それから最後の「ミラクル!」のところでなんかちゃんが「聞いてください、ノットイコール、、」と言ったところは思わず笑ってしまった。やはりこのセンターは逸材だなぁと感じた。

こうして約1時間10分のノイミー会が終った。やはり少人数制ということもあってアットホームな多幸空間だった。もう最初のころにあった緊張感なんてほぼ忘れて、ひたすらに楽しいイベントだった。ライブもあわせて6曲もやってくれるとは思っていなかったので大満足だ。2ndシングルのもちゃんと申し込みたいと思ったし、またクリスマスにZeppで公演があるそうなのでそれも申し込もうと思った。現場に怯えていたオタクだったが行ってよかったと心から思う。次に行くときはペンライトを2本揃えて振り方もマスターしたい。本当にありがとうございましたの気持ちを抱えながら帰路に着いた。最高の週末でした。


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