イコノイジョイ大運動会、感想雑記

2022年10月15日土曜日、幕張メッセイベントホールにて「イコノイジョイ大運動会2022」が開催された。
夜にノイミーはツアーが同会場にてあったため、朝10時半という早い時間から開催されたこのイベント、イコノイジョイでは初の試みとなる。
グループ別にスタンドに応援席が設置され、抽選のチケット先行が行われたが、私は残念ながらチケットを入手することができず、配信での視聴となった。
アイドルの運動会というものを見るのは初めてだったのだが、結論から述べると非常に面白くまとまっており大満足だった。dTVでのアーカイブ配信の期限が本日であるため、急ぎではあるが印象に残っているシーンを書き連ねたいと思う。

まずオープニング、青木アナのかっこいい前口上と、VTRのナレーションがまさかの野沢雅子さんという、いきなりの大物登場に驚いた。
映像や演出も凝っていて、このイベントへの気合を感じた。

選手入場、別の方のツイートがバズっていたが、イコノイジョイで高校3年、2年、1年感がハチマキの巻き方、入場時の余裕などに表れていてほほえましかった。
進行として登場したのはAマッソ。やはりノイミーを始めとしてメンバーとの相性が良いし、最近のAマッソはテレビ等での経験もかなり増えてきたからか全体を通して安定して進行してくれた。途中「女芸人は直接殴り合う」的なことを加納さんが言ったとき、村上さんが居酒屋でインディアンスのきむさんと喧嘩して殴った話を思い出してじわじわ来たのは私だけではないはず。

第1種目は40mダッシュ。
気になるのはみんなのジャージの着崩しで、気合いを入れてシンプルにするメンバーと自分のスタイルを曲げないメンバーで性格が出るような気がして面白かった。個人的に好きだったのは美玲ちゃんの短パンの裾ちょい捲りと、きらりんの左足だけちょい捲り、あとは花菜ちゃんがの半そで短パンルーズソックススタイルが最高に似合っていて可愛かった。

この種目でこのイベントの中で個人的に大好きなシーンがあるので詳細に記述したい。最速女王決定戦後のインタビュー、ニアジョイの美月ちゃんが優勝し、とても初々しくもかわいらしい受け答えをしてくれた。続けて僅差で2位となったノイミーの萌ちゃんがインタビューに答えていると、同じく決勝を走った尾木ちゃん、なんかちゃんが「萌子おめでとう~!」乱入してノイミーみんなでわちゃわちゃ、となり勝てなかったけど楽しそうだから良いね、と纏められインタビューが終了した。この2人の乱入が非常に印象的に映ったのだ。尾木ちゃんがなんかちゃんの手を引いていたことから、尾木ちゃんのアイディアで行われたのだろうが、その後の受け答えからすると。おそらくその後のインタビューの展開などは何も考えていない、ただただ楽しんでいるからこそ出た行動だと思うのだ。バラエティー番組的な視点でみると、どう考えてもあの状況からオモシロに繋げることはできない。それどころか、その前に優勝してインタビューに答えていた後輩の印象をかき消してしまっているような行動にも見えてしまうのだ(これは少し意地悪な視点かもしれないが)。だがしかしこれはテレビのバラエティーではなく運動会である。彼女らはこの時そんなことは一切考えず、ただひたすらに運動会を楽しみ、頼もしくも2位を勝ち取ったリーダーを一刻でも早く称えたいという一心でインタビューに乱入した。これは本当にリアリティのある、まさに高校2年生的な行動であり、「青春」というワードが似合うノイミーにぴったりの行動だったと思う。あんな光景が、面白くもなんともないのだけれどもキラキラしていて美しい光景が、私の中高の体育祭でもあった気がするし、皆の思い出の片隅にある光景なのではないだろうか。そしてあの光景に一抹の憧れを抱きつつも、一切その輪にはいることができなかったのが私である。学生時代は何気なく存在していたあの景色。大人になってからも強く思い出すほどの風景ではなく、むしろ私にとっては思い出したくもないような風景であったからこそ、あの日彼女らが見せてくれたあの光景は私の目には非常にセンセーショナルに、美しいものに映った。

第2種目はバラエティー障害物走。イコノイ、どーですか?のオタクとしてはまずは何といっても床水泳が障害に入っていたことがとても嬉しかった。そして語らざるを得ないのはきらりんの黒ひげ危機一髪だろう。剣を最後の1本まで刺した上で飛ばない、機器の不備が疑われ、先に進むことが許されるも、結局は剣を最後までしっかり刺しきっていなかっただけ、というバラエティーの台本があるかのような完璧な流れだった。実際あの状況に置かれたら焦ってしまうのも無理はないと思うが、それにしてもきらりんには負け姿が似合ってしまうイベントであった(めちゃくちゃ褒めてる)。
この種目は1チーム2人のリレー形式なのだが、2走が最後早着替えをしてコスプレをする、というルールになっており、このコスプレが皆かわいくて見応えがあった。3人でランダムな着替え部屋に入り、中に用意された衣装に着替える、といった流れだったのだが、ランダムにしては出来すぎなくらいみんなぴったりな衣装に着替えていたのが良かった。特に第2レースのチャイナ服杏佳ちゃん、ポリス花菜ちゃん、キョンシーみるてんの3人の並びが特に完璧すぎて大好き。

第3種目は大縄跳び。ノイミーが100回宣言からの2回という完璧な振りオチを見せてくれた。回す側のミスでは、、という感想も散見されたが、こればかりは仕方がない。なっちゃんは40m走では靴が脱げたり大縄跳びで引っ掛かってしまったりと地味についてないことの多い1日ではあったが、持ち前の明るいキャラクターでそれを跳ねのけていたのがとても良かったと思う。続くイコラブは11回、ニアジョイは14回と、どのチームも非常に現実的な数字でフィニッシュしたのもリアルでよかった。

最終種目のリレーへ進む前にここまでの得点集計が発表される。ニアジョイ140ポイント、イコラブ65ポイント、ノイミー30ポイント。そしてリレーの得点が1位100ポイント、2位30ポイント、3位10ポイントであることが発表された。この時点で各チームの優勝条件は、
ニアジョイ→1位もしくは2位(5パターン)
イコラブ→1位かつニアジョイが3位(1パターン)
ノイミー→優勝は不可能
ということになり、ノイミーメンバーによるバラエティー的お約束の土下座でポイントアップ懇願が行われ、1位には120ポイントが加算されることが決定した。これにより優勝条件は、
ニアジョイ→1位もしくは”2位かつイコラブが3位”(3パターン)
イコラブ→1位(2パターン)
ノイミー→1位かつニアジョイが3位(1パターン)
と変動した。
リレーの結果としてはイコラブ-ニアジョイ-ノイミー、であったためイコラブがリレーで優勝してそのまま総合でも逆転優勝、という綺麗な流れで大団円を迎えた。しかし直前の得点変更がなければイコラブがリレーで優勝しても総合ではニアジョイに5点及ばず、という絶妙な展開になるところだったので、結果から見ると良い得点調整だったのではないだろうか。

リレーのレース自体も非常に見ごたえがあった。12人のリレーで最後あれほどアツいデッドヒートが見られるとは、、。引き継ぎで無駄が一切なかったイコラブが総合力で僅差で上回ったが、どのチームのどのメンバーもチームのためにただ走る姿は非常に美しく、泣けてくるほどであった。そしてニアジョイの美月ちゃんはレベルが数段違った。あと5mあったら完全に刺してただろうな、、。

結果発表では「優勝は、、、」のドラムロールで祈るようなポーズをして「=LOVE!!!」の発表でしっかりとずっこけ、イコラブよりも多く金テープを拾うノイミーちゃんたちが愛おしすぎた。優勝特典は国内旅行とのことだったが、変にカメラとか入れずにイコラブメンバーには旅行を楽しんでほしいなと思う。

部活中に目が合うなって思ってたんだ、トリプルデートを全員で披露してイベントは大団円。朝早い開催で、またノイミーは夜にライブを控えた状態、というメンバーにとってはかなり大変だったかもしれないが、オタク目線からは非常に楽しい、素晴らしいイベントであった。来年も開催されたなら次こそはチケットを勝ち取りたいと強く決意し、また今回参加できなかったメンバーの活躍にも期待したい。


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