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心を込めて

はじめに

このnoteはクイズ初心者が「Q狼杯」とそれに関わる人たちを通して感じたことを綴るnoteです。クイズプロや玄人の皆様は温かく見守ってくださると助かります...

思ってた2倍の量になりました。
当日のことだけ読みたい人は「5.19 第6回Q狼杯」から読んでね☺️

みなさん

『早押しクイズ』って聞いてどんなことを思い浮かべるでしょうか?
難しいとか、頭のいい人の遊びだとか、1人でひたすら勉強してるのかなとか思ったりすると思います。

かくいう私も「超能力者の能力披露のための遊びなんだなあ」と思っていました。わかります。
でもこの考えはのちに思いっきり覆されることになるのです。

早押しクイズとの出会い

わたしが初めて早押しクイズに出会った(早押しボタンを押した)のは去年の11月のQ狼杯でした。
Q狼杯とは、クイズ法人カプリティオの代表である古川さんが、人狼関係のお友達を集めて行うクイズ大会です。
麻雀プロの人狼に何回か出演させていただいており、元々カプリティオのヘビーリスナーだったこともあり参加表明をするに至りました。

正直わたしは人よりちょっと知識には自信があり、「クイズのプロばかりじゃない大会なら早押しもできるだろ〜」くらいの気持ちでいました。
実際、ペーパーは7割くらいとれてまあまあ上の方。これならいけるな、と思いながら早押しに臨んだのを覚えています。

しかし、それは大きな間違いでした。
この大会、私は1◯もつけることができなかったのです。
めちゃくちゃ悔しかったし、早押しクイズをなめてた自分に恥ずかしさも感じました。

それでも不思議なことに、打ち上げ中のわたしの口から出てきた言葉は「悔しいからボタンを押せるようになりたい!!」だったのです。

今思えば、それほどに古川さんの策問される問題が魅力的だったからなのかな、と思うし、同時に◯をつけている人の生き生きした顔がうらやましかったからでもあるな、と思います。

こうしてゆのは早押しクイズの世界に1歩足を踏み入れたのです。

それからのわたし

まず、問題集を買いました。8冊。(買いすぎ)
古川さんの編纂されている問題集で、電子版があったので、全部電子版で購入し、空き時間に眺めるようなことを始めました。
これだけでも、たとえば『オーストラリア大陸って国1個しかないのか〜』とか『満を持すってもともと弓道の言葉なんだ』と、日常に根ざしたことも含めて色んなことを学ぶことができて、知識中毒女はとっても楽しい気持ちになりました。

それから、同じくQ狼杯に出ていた海保さんが早稲田式早押しボタンを購入(!!)したと聞き及び、
「一緒に練習させて欲しい」とお願いし、定期的に『海保クイズ会』が行われるようになりました。
基本メンバーは、海保さん、前回の1.2位であるいくら、わい、そして安富、大塚、ゆのの麻雀プロ勢。
他は入れ替わりでいろんな人が来る感じです。
わいわいと遊びながらもフリーバッティングや勝ち抜けを中心に早押しクイズに取り組みました。
(問読みしてくれるみんないつもありがとう、そろそろわたしもできるようになります)

一番驚きだったことが、最初は答えられて嬉しい!押し負けて悔しい!のような単純な感情でクイズ会をやっていたのですが、本番近くは「自分も勝ちたいけど、一緒に練習してきたみんなも勝って欲しい」気持ちになってきたことです。
優勝した人以外はみんな負けだから、みんな平等にライバルのはずなのに。早押しクイズは個人戦のはずなのに。
正直この歳になってこんな部活みたいな爽やかな感情になることができると思っていませんでした。
前回参加した時には味わうことのできなかった感情です。

また、Q狼杯に向けても勉強や練習をしていましたが、クイズすることそのものが楽しくなり、池袋や秋葉原のクイズバースアールさんに何回かお邪魔するようになりました。
1週間前もわいちゃんに「ボタン押したいから行こうよ〜」と持ちかけてみると快く着いてきてくれて2人でクイズを楽しみました。
(ここからはちょっと私信)前回大会から特にわいとはかなり仲良くなれたと思っていて、それがとても嬉しいです。2人でクイズしたり、青色喫茶で永遠にお話ししたり、めちゃくちゃ感謝してます。ありがとう。
スアールさんには、全然クイズをしないお友達も連れて行ったりもしたんですが、「今までこんな楽しい遊びがあるの知らなかったの損してた...」と友人も言っており、かくいうわたしもめちゃくちゃ楽しかったです。ほんとにおすすめ。てかみんな一緒に行こう!!

こうしてみんなで励まし合って切磋琢磨しながら、今回のQ狼杯を迎えることとなりました。

5.19 第6回Q狼杯

まずは結果から。

いくらちゃん優勝おめでとう!!!!!
わい、準優勝おめでとう!!惜しかった。
3位のしずぽんさん、4位のゆごちもすごかった。

(詳しいことははなうささんがポストしてたからみんな覗きに行ってね!ハッシュタグ #Q狼杯 です!)
当日の大会で最高だったなと思ったポイントを列挙しつつ、振り返っていこうかなと思います。

◆会場の雰囲気、最高

もしかしたらクイズの世界では当たり前なのかもしれないけど、正答、誤答両方に惜しみない声援と拍手が送られるのがすごく素敵なことだなと思います。
古川さんが大会の最初にアナウンスしてくださるのですが、そこにいる全員がしっかりと実行していて、最高にハッピーな空間でした。

前回参加した際は、自分以外の誤答正答に気持ちが動く感覚がいまいちわからず、何となくで拍手したりしていましたが、多少なりともクイズを学んだことで、「ここで押せるのすごい!!頑張った!!」とか、「間違いだったけど、私もこう答えちゃう、気持ちわかるなあ( ;  ; )」「ここで押さなきゃ行かないことが分かってるんだ、かっこいい...」のような気持ちになり、自分が回答していない時に騒ぎすぎて喉が疲れました。笑

誤答って、他人は何とも思ってなくても、本人からするとめっちゃ恥ずかしいんですよね。加えて×を背負うことにもなり、厳しい気持ちになる人が多いと思います。
そんな時に周りから「ナイスファイト!」「いい押しだよ!」の声が届くと、ほんとに嬉しいしまた頑張ろう!の気持ちになれるんです。
私も今回×をつけてしまった時は会場の温かさで気持ちを切り替えることができました。

◆海保軍団、頑張った

これに尽きると思います。
ペーパー十傑に5人、準々決勝以上進出が5人(わいちゃんといくらちゃんを入れて畏れ多く無いか若干疑問だが)、ほんとに頑張った...!!
特に安富、大塚は前回からものすごいジャンプアップしてて本当に感動しました。
海保さんはきっと準々決勝出られなくて悔しかっただろうけどまず間違いなく強い人だし、そもそも我らは「海保クイズ会」なのでね。機会を与えてくださったことに本当に感謝です。海保さんがいなかったらここまで強くなったり楽しんでクイズできるようになってません。

もちろん会場のみんなを応援していたのですが、一緒に頑張ってきたメンツがひとつ正答するたびに、自分が答えた時と同じくらい嬉しかったです。
先ほども書きましたが、自分以外の頑張りや活躍をこんなふうに嬉しく思うことができるなんて思ってもみませんでした。このメンバーとは多分これからもずっと友達でいられるんだろうなと思いました。

海保クイズ会の皆様に多大なる感謝を。

◆古川さんの心遣い

「クイズが苦手な人ほど長くクイズを楽しめるように」というのが、Q狼杯のコンセプトだそうです。
確かに、ペーパー下位だったり予選下位だったりの方がたくさんボタンを押す機会があるように作られたルールなのです。
古川さんは誰もが知るクイズ王であり、偉大なクイズ作家の方なのですが、「クイズが弱いことが悪ではない」ということをいつも伝えてくださいます。それと同時に、「クイズが強いこともまた悪では無い」ことも教えてくださいました。わたしにとってはこれはかなり目から鱗でした。前回Q狼杯に参加した時は、無意識に「クイズが強いことが悪」と思っていたのかもしれないと気付かされました。
冒頭の「超能力者の能力披露の場」なんて表現はまさにそれですよね。わたしは自分をひどく恥じました。

『Q狼杯はクイズでみんなと遊びたいわけではなくて、クイズを使ってみんなと仲良くなりたい』

打ち上げの最初に古川さんがおっしゃっていた言葉です。

また、多岐にわたるジャンルのクイズを出していただくことで、「この人はこんな得意分野があるんだ!」と、今まで知らなかった人の人となりを知ることができるのもこのQ狼杯の魅力だなと思いました。
似たようなジャンルが得意そうな人を見ると「この後話しかけに行ってみようかな...」とか思ったり。ここからも交流が生まれるんだなあと思ってほっこりとした気持ちになりました。
次にQ狼杯に参加した時は、わたしからももっと皆さんに話しかけたい...!

◆自分の成績

自分個人の結果としては
・1R ペーパー              40/50 8位 ペーパー十傑!
・2R 4◯2×                 3◯終了
・3R 霊媒師クイズ        3位抜け
・4R ステップラダー     1位抜け →準々決勝進出!
・準々決勝                   1◯終了 →敗退

手前味噌で申し訳ないんですが、頑張ったと思います。素直に嬉しい。
霊媒師クイズ、1×背負ってからの勝負の「島根」回答で、会場が沸いたときの感覚は一生忘れられないと思います。
(その時すぐに思考の解説をしてくださった古川さんにも感謝です。)

もちろん成績が出たことも嬉しいのですが、わたしの押しをみて「練習の成果でたね!」「めちゃくちゃ強かった」「次は準決勝いける!」と、いろんな人が声をかけてくださったことがとても嬉しかったです。
おかげで前回のQ狼杯と比べ物にならないくらいたくさんの人と話すことができたと思います。
次は目指せ!準決勝!!

おわりに

気づけば長々と4000字書きましたが、一番言いたいことは

「本当に楽しかった!!Q狼杯最高!!」

ということです。

これからもQ狼杯に出続けると思うし、早押しクイズも頑張りたいです。こんな素敵な大会があることが少しでも多くの方に伝わればいいなと思います。

最後になりましたが、優勝準優勝をしたお二人、および主催者を差し置いてnoteを書くことを許してくれたいくらちゃん、わいちゃん、古川さんありがとうございます。
そして、今回の大会に参加されたすべての皆様に特大の感謝とリスペクトを!!

おしまい。

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