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麻倉ももさん3rdアルバムApiacereの話

はじめまして、ぽん酢です。
ついに発売になった麻倉ももさん3枚目のアルバム『Apiacere』があまりにも素晴らしかったので個人的に限界オタクになったポイントをまとめます。

音質が素晴らしい

Apiacereを手に入れた私は真っ先にブックレットに記載のエンジニア欄を確認し、
視聴前に音質が自分好みであることを確信しました。
なぜなら新曲のミキシングエンジニアが全て【増田康臣さん】だったからです。
※増田康臣さんはピンキーフックのミキシングエンジニアです※
本当に嬉しくでキモオタ全開ニチャニチャスマイルになってしまいました。聞く前なのに。
期待で胸が高まる中CDを再生……もちろん優勝しました。
全体的にドラムのハイハットの位相もしっかりしておりマスタリングも素晴らしい。
マスタリングエンジニアの茅根裕司さん、さすがです。

曲順が素晴らしい

私は以前から、曲がズラーーーっと並んでるだけのアルバムに疑問を呈していました。せっかくの「アルバム」ですしその中でのキャラ付けというか物語性を楽しみたい人間だからです。
ではこの『Apiacere』はどうなのかというと……完璧なんですよ……
まず曲調において「1〜6曲目」と「7〜12曲目」で分けられるかと思います。
そう、レコードが主流の時代にあったA面とB面の概念です。ApiacereにはA面とB面がしっかりとあるのです。
・A面は楽器が映えている曲のまとまり
・B面は打ち込み系の香りがする曲のまとまり
上記のようにキャラ付けできるかと思います。

そしてさらにですよ。B面を歌詞に注目して聴くと、一人の恋する女の子にスポットライトを当てているように感じるのです。
6曲目のmonologueから11曲目のネムイケドにかけては、
一人の女の子が恋愛を通して段々と前向きになっていく様子が描かれていると思います。
ネムイケドでこの女の子の恋愛はピークに達します。幸せいっぱいです。

そしてやってくるのです。12曲目の『シロクジチュウム』が……

なぜシロクジチュウムなのか

Apiacereを1曲目から順に聴いていた私は混乱しました。どうしてこのタイミングでこの歌詞の内容、この曲の雰囲気が??と。
シロクジチュウムも打ち込み系の香りはしますがラスサビではシューゲイザーですし……
歌詞も、ネムイケドで幸せいっぱいになったのにどうしてこの位置にすれ違う男女の世界観を持ってきたのか、謎でした。
歌詞が載っているブックレットと睨めっこしました。何故だ、何故なんだ……と。
その時ふと、シロクジチュウムの歌詞が記載されている隣のページに目を移しました。麻倉ももさんが載っています。

あれ????????????????????

このもちょ、【目に光が無い】のです。

めちゃくちゃ鳥肌が立ちました。なんなんだこのアルバムの物語性は……
シロクジチュウムの再生が止まり、ブックレットを閉じました。
すると現れるんです。【目が充血してる麻倉ももさん】が。

その時ふと、Apiacereアナログ盤(LP)の存在を思い出しました。
まだ未発売ですが、どうやらLP用の新曲を用意するらしいですね。
これはオタクの予想兼妄想ですが、LP用新曲では幸せに結ばれた様子が描かれ、
・CD盤Apiacere→恋愛が上手くいかない二人の物語
・LP盤Apiacere→幸せになった二人の物語
が表現されると確信しています。

アルバムタイトルの関連性

今回の3rdアルバムの『Apiacere』では、
・CD
・ハイレゾ
・空間オーディオ(Dolby Atmos
と3種類の音源が楽しめます。
また前述のA面とB面の曲調違いやB面の物語性、そしてブックレットの仕掛けも合わせると、楽しみ方がむちゃくちゃ多いんです、このアルバム。
もちろん人間の感性は人それぞれなので、何に楽しさを見出すかは各々の自由です。
むしろこのアルバムは楽しさの選択肢が豊富で、麻倉ももさんそして制作スタッフから「自由に楽しんでね(o・∇・o)」と言われているような気もしてきます。

【Apiacere:自由に】

アルバムタイトルの意味が、こんなところにも隠れているかもしれませんね。

個人的にはブックレットが一番感情を揺さぶられたので全人類にApiacereのCDを買ってほしいです。



終わりだよ〜(o・∇・o)

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