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占いでテキトーに決めた方が生存戦略で合理的なことがある

マヤさんは昔から占いとか大好きだ。
ただし、タレントとなってからはブログ・テレビ出演のネタとして勉強したり、占い好きな人から金を引き出すためのビジネス占いへと成り果てた。吟くんも同類だ。

夫婦揃って無料の占いで集客して、有料占いやインチキヒーリングを受けるように誘導していたけど、こいつらの占いや数秘が有効なわけがない。まず自分らを占えっての。

僕は占いとか全く信じないし、「今日のラッキーカラー」で楽しむことすらない。むしろ熟考を妨げる有害なものだと決めつけていた。ところが、ある本に「人類の営みに占いが重要な役割を果たした」とあって考えを改めた。

著者の専門は道徳心理学・ポジティブ心理学

人類の進化は遺伝子的な進化と文化的な進化の相互作用によって、驚異的なスピードで進化した。文化的な進化に脳の進化が追いついていないために、現代人には様々なバグが発生している、、、そういう本。その一説で進化人類学における占いの役割について書いてあった。

バグの一つに「ギャンブラーの誤謬」がある。同じ目が続いたあとは、違う目の出る確率が高くなるだろうと錯覚するアレ。逆に「ホットハンドの誤謬」は、ある選手が序盤に立て続けにシュートを決めると、その後もシュートが成功すると錯覚してしまう。動物にこういうバグはない。

脳はランダムな選択が非常に苦手。それを補ったのが占いであって、例えば耕作地をどこにするかとか、今日はどこのポイントに狩りに行くとか、同じ場所にし続けるよりランダム選択した方が生存に有利に働く場面が多々ある。占いはランダムツールとして役立っていた。

現在確認できる最古の王朝は殷(中国)らしいけど、殷は甲骨文字を使った占いをする祭政一致の神権政治だった。日本の卑弥呼だって占いで政していたし、戦国時代の武田信玄も占いで諸事を決定していた。

現代でも廃れていないということは、占いが人類にとって必要ということ。そう言えば、僕も「どっちでもいい・考えても分からない」とき、コインを投げて結果に従うことがある。信じてないとか言いながら僕もしっかり占いしてるしwww


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