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猿之助さんと香川照之さんは誰の尻尾を踏んでしまったのか?

まだ確定したわけではないけど、文春の記事では自殺幇助で逮捕と。一旦、これで起訴して殺人での再逮捕とかあるのかも。まぁほぼ予想通りだし驚くことは何もないので、内容変更せずいきます。

一応、追っかけてる事柄が載ってる紙媒体は買うようにしてるんだけど、知らないことが載っている可能性はほぼない。テレビにしても同じだけど、こんなことでどうして紙媒体が売れようか。「週刊新潮・私の週間食卓日記」で、TKO木本さんが元気にやっているということを知れたのが唯一の救いだ。


2022年、すでに歌舞伎界入りしていた香川照之さんのスキャンダルがスクープされた。

これまでの歌舞伎界ならもみ消されていたであろうスキャンダルが世間に晒されたのは、内部のリークがあったと思われる。今から思えば今回の猿之助さんの一件と類似している。どちらも澤瀉屋だ。

2人して誰かの尻尾を踏んだのだろうか?


市川猿翁(香川さんの実父)さん率いる澤瀉屋(おもだかや)の興行には、これまで『株式会社おもだか』が深く関わっていた。市川猿翁さんも取締役に名を連ねている。

香川照之さんは2011年9月27日に歌舞伎界入りするやいなや、12月7日に共同代表取締役として市川猿翁を擁した『株式会社キノシ・オフィス』を設立している。親子での共同代表は珍しくないが、わざわざご高齢の市川猿翁さんを旗頭にしたのは、澤瀉屋を牛耳りたい香川さんの思惑が透けて見える。

喜熨斗政彦=市川猿翁


『おもだか』は市川猿翁さんの後妻の連れ子の会社、『キノシ・オフィス』は香川さんの会社と考えてよい。それまで『おもだか』が担っていた興行などの一切を、市川猿翁の威光を使って徐々に『キノシ・オフィス』が請け負うことになっていく。『おもだか』の面々は面白くあろうはずはない。

両社の設立目的は同じような項目が並ぶが、『キノシ・オフィス』には「知的財産権」についての項目が追加されている。香川さんは澤瀉屋にまつわる権利や商標などを重視しており、穿った見方をすればそのための会社設立であるとも考えられる。

『おもだか』は市川猿翁さんの後妻の連れ子・藤間文彦さんが率いる。後妻とは舞踊家の藤間紫さんで、紫派藤間流を創始している。猿翁自身も二代目藤間紫を名乗っているから、猿翁の門人(澤瀉屋の面々)が習う日舞はもちろん紫派藤間流だ。藤間紫さんは六代目・藤間勘十郎との離婚訴訟の末に宗家藤間流と袂を分かち、自身の紫派藤間流を創始したという経緯がある。

現在の宗家藤間流の家元は八代目・藤間勘十郎さんで、猿之助さんはこの人と歌舞伎の振り付けをしたり興行したりしている。

猿之助さんは澤瀉屋を引き継いでいながら、猿翁さん&パートナーが率いる澤瀉屋としては主流の紫派藤間流ではなく、あろうことか宗家藤間流の家元と仲良くしている。これも藤間紫さんの息子・藤間文彦さんが率いる『おもだか』にとっては面白くない。

市川猿之助さんと香川照之さん。
2人の盟友は揃って同じ派閥の土台を揺るがしたことになる。端的に言えば、澤瀉屋から『株式会社おもだか』を追いやり、紫派藤間流を追いやり、藤間紫さんや藤間文彦さんに与する人間を追いやった。

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