素敵な誕生日

もう高価なプレゼントを買う余裕ないから、今年の誕生日は質より量でアピールする作戦にしたようで。

キーホルダー、似顔絵、スタバ、ケンカ、、、何だか中学生のお祭りのようなラインナップはマヤさんと同じだけど、祝えるだけまだマシってもん。かろうじて鰻の白焼きで体裁を保ってる。

安っすい安っすい誕生日に、本当に彼女は満足しているのか？

いや、きっとどんな高価なプレゼントを貰おうとも、どんなに素敵なレストランでディナーしようとも、彼女が心から満足することはない。だって心から参加したい誕生日会には、決して参加することができないんだから。

自分の腰ぎんちゃくとの安っすい安っすい誕生日か。尊敬する男性と可愛い親族のいる実親の誕生日か。彼女は自らの手で参加チケットを破ってしまったが、本当に大切なものは失ってから気付くものだ。

失った信用を取り戻すにはかなりの労力が必要だけど、決して取り戻せないわけじゃない。自分の心に聞いてみればいい、選べと言われたらどちらに参加したいのか？

彼女はどうすればいいか？

ただ素直に謝ればいい。ただ旦那と縁を切ればいい。ただ素直に本心を話せばいい。ただ素直に相手の話を聴けばいい。これを世間ではコミュニケーションという。

人は優しい。
きっとみんな許してくれる。
なんか大それた事したと勘違いしてるみたいだけど、結局、暴露動画なんてただの痴話喧嘩。ちょっと言い過ぎちゃっただけ。

愛なしだと人を許すことができない。「許してくれるはずがない」と思い込むのはクズだから。褒めてくれない人を敵と見なすから。無意味な執着してるから。損得勘定でしかモノを考えられないから。

人はいつだって変われる。死ぬ直前ですらも。たとえ変われたとしても、死ぬ直前に謝るくらいなら早い方が良い。自己満足の謝罪意識よりも、ちっちゃなプライドを守るよりも、さっさと謝って相手のために時間使った方が良い。

ここは重要なターニングポイントだから、時間の許す限りしっかりと考えるべきだ。マヤかしの誕生日を必死で盛り上げたり、信者のおめでとうで溜飲を下げてる場合じゃない。