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ep39. 麻奈の麻奈による麻奈のための暴露劇場


【「ようやく、」ブログで離婚を公表されて、それは蟹蔵の女遊びのカモフラージュだった】

「私は2021年の4月に離婚しました」と麻奈は語っている。マコトが代表を務める法人の登記簿を確認すると、同時期にマコトの姓が変更されているのだが、なぜか「仲林→蔵光」となっている。離婚が本当の話なら、普通に考えるとマコトは結婚で妻の姓を選択し、離婚で元の姓に戻したことになる。

遡ると、2020年5月に「蔵光→仲林」になっていることが分かる。結婚により妻の姓を選択して離婚したのなら話は早いが、2人が結婚したのは2018年7月だ。何か釈然としない。

僕が2人の結婚発表すら疑っているのは、このあたりに起因する。結婚発表がえらくバタバタしていたから、2018年の結婚発表時にはまだ入籍してなかった可能性も疑っている。その後、辻褄を合わせるために2020年に入籍して、マコトが妻の姓を選択したのではないか。

姓変更の時期のズレさえ考慮しなければ、マコトが仲林の姓を選択するのは自然なことに思える。つまり「僕達が仲林の姓を守ります。だから生前贈与して」とかそんなところ。そもそも結婚した目的が麻奈の知名度を利用して稼ぐことなのだから、仲林の姓を名乗るのが自然だ。

2021年4月に離婚した2人は1年後、映画出演と同時に再婚することを発表する。日付けはまたしても中途半端。今世紀最大の嘘つき女であることだし、この結婚も狂言の可能性は捨てきれない。

結婚離婚は三流芸能人が注目を集めることができる数少ないコンテンツ。僕は2人の結婚離婚その全てが狂言の可能性もあると疑っているが、残念ながら他人の戸籍は見られない。証明できないことを探るのは不毛なのでこのへんにしておく。

2人が離婚したのはスピ旦那のイメージを払拭してテレビ界に舞い戻るためであり、「姪甥に会いたいから離婚した」なんて与太話は信用に値しない。会いたいのは嘘ではないだろうけど、本音はブログのコンテンツとして利用したいだけ。プライオリティの第1位はいつだって金だ。

2021年、仕事も金もない麻奈はメンタルが崩れがちだった。心配した母親は、たびたび麻奈と姪甥を接見させている。このことは蟹蔵も了承済みであるところから、蟹蔵も麻奈の精神状態を心配していたことが窺える。

ハロウィンの季節に麻奈と姪甥が食事した様子を、蟹蔵は「ようやく、」というブログの題名で投稿した。「戻ってくれて良かった」というニュアンスの文章であり、文字からは蟹蔵の心からの安堵が伝わってくるようだった。

これに麻奈は噛み付いた。
どういうことなのか?

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