大川宏洋さんは金をもらうために最後まで戦ってほしい


大川隆法さんというお笑い芸人が亡くなった。得意芸はイタコだった。

「もし僕が後継者になったら幸福の科学の財産を全部売り払います!」大川隆法の長男・宏洋さん(FRIDAY) - Yahoo!ニュース


大川宏洋さん「後妻の紫央さんと、長女の咲也加が有力候補であるのは間違いないと思います。ただ……可能性は限りなく低いですが、何らかの形で幸福の科学の後継者として僕が指名されれば、それは受けるつもりです。そして隆法や団体の持つ土地や装飾品など、お金にできるモノはすべて売りに出し、カルト宗教の被害に遭った人たちに返金します。これまで幸福の科学は隆法の、隆法による、隆法のための組織でした。それゆえ彼が死ねば、必然的に団体運営を続けることが難しくなるでしょう」


宏洋さんが後継者に指名される可能性はほぼゼロ。死亡を発表したということは、幹部は大川隆法がいなくなっても問題ないと考えたから。そのために息子にイタコ芸のお墨付きを与えたり、幹部もイタコ芸できると言い出したりしている。死亡の発表は「どうせ宏洋さんに暴露されるから」「死亡しないと相続できないから」という理由もある。

長女の咲也加さんは教団に残っているけど、すでに神戸の支部に左遷されて中枢にはいない。前妻の子供の粛清は都合良く終わっており、後継者は後妻で間違いない。日本銀行に就職してもいるしかなりのやり手なのだろう、乗っ取り計画はあと少しで完遂だ。後妻は著書も出版しており、大川隆法の錬金術「毎年、腐るほど本を出す」というお家芸も継承できる。

教団の資産は2000億円ということだけど、その中には株式会社があったり、不動産の時価が反映されてなかったりと実態は分からない。宏洋さんによれば「大川隆法の年収が5億円という資料を見た」とのことだが、そのまま信じられるかというと怪しい。

僕個人の考えでは、わざわざ所得税を払って、教祖の通帳に多額の現金を溜め込む必要性はないと感じる。みんなよく勘違いしているけど、税の優遇は宗教法人に対してだけであり、教祖個人が報酬を受ければ所得税は発生する。今回のように教祖が死ねば、個人で所有しているものには相続税が発生する。

教団からすれば「父親をあれだけ侮辱したくせに相続したいなんて言語道断」かもしれないが、どれだけ憎しみ合っていても相続権はある。宏洋さんは相続する権利があるのだから、最後まで金を受け取れるようにもがくべきだ。

大川隆法個人の財産がいくらかは想像も出来ないけど、もし宏洋さんが相続できないとの遺言書があっても、遺留分の50%を主張できる。普通なら現妻が総資産の50%、子供5人で残りの10%を分け合うが、遺留分の請求ならその半分。つまり宏洋さんは大川隆法の総資産の5%の相続権を主張できる。

宏洋さんは相続廃除を心配していたが、これはなかなかに煩雑な手続きだから、僕は相続廃除はされてないと考えてる。ここ数年は毎年3~400件、相続廃除の申請があるけど、その中でも認められるのは20%くらいしかない。相続廃除というのは煩雑かつ狭き道なのだ。

次男や三男は行方不明で、三男は韓国に行ったきり連絡が取れないという。粛清方法が行き過ぎてなければいいけど。

宏洋さんが相続するための道のりは簡単ではない。「じゃあ遺留分のお金ちょーだいね」と財産を管理しているだろう後妻に言ったところで、そうやすやすとは渡さない。まず請求に正当性があるか裁判して、総資産額を算出し、どのように分割するのかを話し合わなければならない。

何年も掛かるだろうがやるだけの価値はある。カルト宗教から国民を守るために、金をもらうために、宏洋さんには最後まで戦ってもらいたい。


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