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しあわせを感じることができるのは両親が産んでくれたから

暑くて外に出るのすら躊躇していた夏の某日、アメリカドラマ『ブレイキングバッド』をイッキ見した。

ガン告知されて余命幾ばくかの高校教師が、家族にお金を残そうと麻薬製造に手を染め、次第に闇の世界にのめり込んでいく話。よくこんな脚本書けるなーと惚れ惚れする。

イッキ見したせいでもあるのだろうか、登場人物の「変化」が裏テーマなのではないかと感じた。

堅物の教師がホンモノの悪党に。出来損ないのロクデナシがなくてはならない存在に。しっかり者の母親が情緒不安定に。屈強な捜査官が恐怖を覚え、精神的に脆弱な女性が頼れる存在に、、、etc。

何も知らずに蚊帳の外の息子も人並みに変わっていくけど、思春期による変化が可愛く思えるほどに、周囲の人間が良くも悪くもどんどん変わっていく。

主役の高校教師が悪党に、准主役の出来損ないがなくてはならない存在に


その中で変わらないものとして描かれるのが「愛」。ウォルターは家族愛、ジェシーは博愛、息子による両親への愛、赤子への無償の愛。

全ての愛はウォルターの自己愛によって崩れる。家族のために始めた麻薬製造が、いつしか帝国を築きたいという自己実現欲求に代わり、ひいては自己愛へとなって破滅へと続いてゆく。

過剰な自己愛が周囲の人の愛を崩壊させるのは、マヤさんの件でさんざん見てきた。マヤさんは「吟くんと2人でしあわせ」だと口にするが、それは嘘だ。口から出まかせだと断言できる。

本当に心が平穏でしあわせだとしたら、以下のことに必ず気付く。

今のしあわせを感じることができるのは両親が産んでくれたから


例外はない。本当にしあわせならどれだけ毒親であろうと両親を恨むことはなく、両親への感謝は先祖へ、そのまた先祖へと永遠に続く。本当にしあわせなら両親をブログで誹謗中傷なんてできっこない。

確かに毒親はいる。どうしようもない親も確かにいるんだけど、親がいてくれたからこそしあわせを感じられるのは事実だ。ある人は毒親を反面教師にして成長し、「逆に毒親で良かった」と悟るようにまでなる。過去やしがらみに執着せず、自力で人生を切り拓くとはそういうことだ。

成功するのに必要なのは運か?努力か?

この問題でのヨーロッパ人とアメリカ人の違いが面白い。

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