【一生使えるチャートスキル】勝ち組トレーダーが伝授!移動平均線を使ったエントリー手法
テクニカル分析は
「何を使うか」より「どう使うか」が重要である
こんにちは@chanP_skill。
今日は【一生使えるチャートスキル】
移動平均線の基本から3つのエントリー方法まで解説していきます。
■noteを読み終えるとどうなる?■
・移動平均線を正しく理解できる
・トレンドの発生、終焉が読めるようになる
・明日から移動平均線でエントリーができる
世界中のトレーダーが一番見ているインジゲーターがこの移動平均線です。一番見られているということはテクニカル分析が効きやすいということです。
「ゴールデンクロスで買い、デットクロスで売り」は世界で最も有名な売買シグナルです。10年ほど前は私も信用して売買していましたが、全然利益が出せませんでした。
実はこのシグナルは単純にそのまま使ってもダメなんです。
ポイントは「角度」にありました。(後半解説あり)
トレーダーのみなさんに参考にしていただけると大変嬉しいです。
移動平均線をなぜみるのか? - 世界中で使われている意味 -
まずは移動平均線ってそもそもなに?ってひとように。
♦移動平均線とは?
移動平均線とは○○期間の平均値をグラフにしたもの
(○○は何日でもOK!だけどオススメは20日)
下記チャートが20日移動平均線。
ポピュラーなのは25日移動平均線だけど、オススメは20日。そもそも日本の相場は1か月に25日もないので(´;ω;`)
ここで移動平均線をなぜみるのか?について少し考えていきたいと思う。
移動平均線は、一定期間の平均値をグラフにしているわけであって、
この平均値ってなんのために見ているのかが重要なポイント。
平均値をみるとなにがわかるのか、20日移動平均線を例に考えてみる。
♦20日間の平均値が見れるということは
・現在値が平均より上にあれば20日間で儲かっているひとが多い
・現在値が平均より下にあれば20日間で損をしている人が多い
このように、現在の価格と平均線を見比べて使用するのが移動平均線分析の「本質」になります。相場全体で儲かっている人が多いか、損をしている人が多いかを知ることはとても大切なこと。
おそらく他のテクニカルよりも、シンプルであり
誰でもすぐに使える。そして奥深い分析までできるのが初心者から上級トレーダーまでに愛用され、見られている理由。
移動平均線の基本的な見方~騙しに気をつけよう~
前章でも書きましたが、移動平均線をみる目的は現在値と平均線を比較するためです。ここからは少しずつ実践でも使えるような形で解説していきます。
■移動平均線とローソク足のクロスを見る
現在値が線を下から上にクロスすることを「ゴールデンクロス」※以下GC
線の上から下にクロスすることを「デットクロス」と呼びます※以下DC
ここで、なぜGCが買いなのかを考えます。
それは買い方心理が好転するからです。
このことについて、上記のチャートを使って説明していきます。
はじめに、DCを受け現在値は移動平均線の下に移動しました。
すると今まで買い手は利益が出ていましたが、一転して含み損になります。
そうなると、買い手は「いつ決済しよう?」と売りを考えるようになります。とても買う気にはなれません。
現在、買いかた(もしくは売りかた)がどの程度儲かっているのかが読み取れます。
しばらくすると、価格が上昇し現在値が線を下から上へ抜けるゴールデンクロスが発生します。買いかたの損失がプラスへと変化します。
今まで損失をどう処理しようか迷っていましたが、
プラスになったことで一転、追加の買いを検討します。
このような心理状況の反転から
「ゴールデンクロス=買い」と言われています。
デットクロスはこの逆になります。
このように、現在の価格と過去の平均値を簡単に比較することができます。いま市場が強気か?弱気か?を判断することができ、これだけでも大変貴重な情報です。
初心者が騙されやすい2つのポイント
チャートの世界にはダマシといわれることが多々あります。
ここではGCとDCがどんな時に騙されやすいかについて解説します。
初心者は必見です!!('◇')ゞ
❶レンジ相場
レンジ相場は売り方、買い方が攻防しており
力が拮抗している局面なのでダマシが多くなります。参考のためチャートを貼っておきます。
❷クロスした時の移動平均線の向き
比較しやすいようにチャートを張りました。
左右のゴールデンクロスを見比べてみてください。
左右のGCの違いは、
移動平均線が上向きか下向きかというところです。
線が上向きということは、平均値が上がっているということになるので買い手パワーのほうが強いということになります。※下向きはその逆
なので、右のGCはまだまだ売り方のパワーが強い状態。すなわち騙しになっています。
むしろこれは売り方が利益確定の買い戻しをしているだけでないか?
と読み解くこともできます。
したがって、ダマシのゴールデンクロスとなりその後はずるずる下がる展開が続いています。
以上2点が、騙されやすいポイントになりますので覚えておいてください。
3種類の移動平均線で一番のオススメは”EMA”
移動平均線の算出方法は大きく分けると三種類あり、一番のおすすめは"指数平滑移動平均線(EMA)"です。
■移動平均線の種類と意味についてザックリと(期間は20日)
・単純移動平均線(SMA)
▶20日間の終値合計を20日で割って平均値を算出。期間以前は無視
・指数平滑移動平均線(EMA)
▶直近の価格に比重を置き。20日以前の平均値も加味
・加重移動平均線(WMA)
▶より一番直近の価格に比重を置いて算出
直近の価格に比重を置くということは、トレンド転換を早く察知できるメリットもありますが、騙されやすいというデメリットもあります。なので加重移動平均線(WMA)はあまりオススメできません。
単純移動平均線(SMA)はどうでしょうか?
SMAのデメリットは期間内の値動きの重要度を全て同じに算出していることです。しかし今日の価格に与える影響は、20日前よりも昨日の価格のほうが圧倒的に大きいはず。
それをどの価格も一律に足して割って平均値を出してしまう所にSMAの問題点があります。
EMAはSMAのデメリットとWMAのメリットをバランスよく算出しているので一番のおすすめはEMAです。
移動平均線でトレンドを見抜く方法-角度が重要-
移動平均線を使ってトレンドを見抜いていく方法は2つあると思っていて
ポイントは「角度」だと思ってます。
ここからは実際に移動平均線を使用しているトレーダーも参考になるはず。
■移動平均線の角度
まずトレンドが発生する条件について考えてみる。
トレンドとは「買い手もしくは売り手のパワーがどちらかに偏っている状態」であり、レンジ相場(売り買いのパワーが拮抗)を経て発生する。
要するに、
レンジ相場で売り手と買い手が戦って勝ったほうに勢い(トレンド)が発生するということ。
これを移動平均線の角度という観点から見てみるとどうだろう。
レンジ相場は一定の価格帯で動いているため、平均値は大きく変動がないので角度は殆ど無さそうである。
じゃあトレンド相場はどうか?
例えば買い手がレンジ相場で戦って勝ったのであれば、平均値は上がっていくため右肩上がりになっていくはず('ω')ノ
そして勢いが強いほど、角度は急になるということです。チャートで確認してみましょう。
このように移動平均線の角度をつかってトレンドを見抜くことができます。
■期間の違う移動平均線を複数使う
特に初心者の方にオススメなのが、これから説明する方法です。
それは短期・中期・長期の3本の移動平均線を使ってトレンドを見る方法です。
★オススメの設定★
・短期 = 5日
・中期 = 20日
・長期 = 40日
実際にチャートに挿入するとこんな感じになります。このチャートで見るべき重要なポイントは並び順です。
♦意識するべき並び順
・上昇トレンド =上から短期・中期・長期の順番
・下降トレンド =下から短期・中期・長期の順番
上昇トレンドを例にとって考えたときに
トレンドに反応する順番としては「短期線→中期線→長期線」になるため
この並び順をしているときは上昇トレンドにいるといえることができます。(※下降トレンドはこの逆です)
明日から使える移動平均線の3つの手法
ここからは明日の相場から使える売買方法について解説していきます。
私が今でも実際に愛用している手法です。
使い方の注意点も記載しておきます。
❶移動平均線乖離率
この手法は逆張りのため短期トレードで使用します。
♦移動平均線乖離率とは
現在値が移動平均線にどれだけ離れて(乖離)しているかを示しています。
・平均線と現在値が同じ = 乖離率0%
・平均線より現在値が上= 上方乖離
・平均線より現在値が下=下方乖離
基本的な使い方としては
平均線より○○%以上乖離したからエントリーするといった感じです。
かの有名な個人トレーダーの「BNFさん]も使用していたとか( ;∀;)
例えば上記の銘柄だと
乖離が-5%に達した時に反発しやすいということがわかると思います。
この銘柄を実際にエントリーするとしたら
・終値で乖離率が-5%に達したら翌日に買い
・乖離率が0%近辺に戻ったら売り(手仕舞)
こんな感じで使用します。※今でも使ってる手法です。シンプルだけどめちゃくちゃ有効なんで試してみてください
しかし下記注意点に気をつけて使ってください。
逆張りはトレンドに逆らう行為なので使い方間違えると退場します。
(あっ!という間にサラリーマンの年収が('Д')バーン)
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