【初心者おすすめ】MACDを完全理解。すぐに使える!無料で手法まで公開
テクニカル分析は「何を使うか」より「どう使うか」
こんにちは@chanP_skill。MACDを読み解くことで、移動平均線のゴールデンクロス、デットクロスを先読みすることができます。
またMACDのダイバージェンスは確度が高いので見つけることができれば大きなチャンスにつながります。※角度が高い理由も説明しています。
■ noteを読めばこうなる■
・MACDを見ることで1歩早い仕掛けが展開できる
・ダイバージェンスでの仕掛け方
・ヒストグラムの使い方を正しく理解
MACDの全てをここに公開します(=゚ω゚)ノ
MACDの構造を理解しよう - なにを表現しているのか? -
MACDはなにを表しているのか。
使っているトレーダーが多い割りに、答えられるひとって意外と少ない。
結論から言うと、MACDは移動平均線同士の距離を表しています。
それを、これから名称と計算式紐解いていきます。
■ MACDとは?
・Moving Average Convergence/Divergence Trading Method。
日本語では、移動平均線収束拡散法という。
2本の移動平均線がくっついたり離れたりするのを見て
トレンド分析することができる。
なんとなく、ふんわりとイメージできたと思いますが、計算式がわかるとより明確に理解が進むと思います。
■ 計算式
・MACD = EMA(12日) ー EMA(26日)
・シグナル = MACDの9日EMA
※EMAは指数平滑移動平均線の略
EMAを詳しく知りたい方は、こちらを読んでください。
説明を忘れましたが、MACDはMACDとシグナルの2本の線で出来ています。計算式からわかる通り、2本の移動平均線の間隔(差)を見ています。
間隔を見るべき理由はなにか。
次の章で説明していきます。
MACDの使い方と売買サインの意味 ---①MACDの値②シグナルとのクロス③ヒストグラム---
売買サインが発生した時に、何を表しているかを知ることはチャートを知る上でとても大切な事。これからそれを説明していきます。
❶MACDが「0」の時は移動平均線がクロスしている
まずはMACDを見てみましょう。
■チャートの見方■
青線 = MACD
オレンジ線 = シグナル
棒グラフ = ヒストグラム
まずはMACDから説明していきます。
MACDと移動平均線のチャートを見るとわかりやすいです。
MACDは、右の値赤い四角で囲まれた数値を見ます。
MACDが「0」ということはどんなことを示しているか。
前の章で、移動平均線の間隔を見ているとお話ししましたね。そうこの「0」という数値は2本の移動平均線の間隔が「0」ということになります。
間隔が「0」ということは、移動平均線がかなっている、すなわちクロスしているということです。
♦MACDと「0」の見方
・MACDが下から0を越えてきた = 移動平均線がゴールデンクロスしている状態
・MACDが上から0を下抜けた = 移動平均線がデットクロスしている状態
❷シグナルの使い方はMACDとのクロス
ここではシグナルの使い方をご紹介します。
表題でも書きましたが、ゴールデンクロス、デットクロスを先読みする方法はこのシグナルを使います。
シグナルの計算式をここで思い出してみましょう。
■シグナルの計算式
シグナル = MACDの9日EMA
要はMACDの9日移動平均線です。この移動平均線をつけることで、MACDとシグナルのクロスから1歩早い仕掛けを行うことが可能となるのです。下記チャートで確認してみましょう。赤矢印に注目してください。
このようにMACDとシグナルのクロスのあと、少し経ってから上の移動平均線のクロスが発生しています。しかし、このクロスには騙しもあります。(騙されないポイントも最後に記載します)
■MACDとシグナルの売買サイン
・ゴールデンクロス(買いサイン) =MACDがシグナルを下から上にクロス
・デットクロス(売りサイン) = MACDがシグナルを上から下にクロス
❸ヒストグラム
ヒストグラムを活用することで、2歩早く仕掛けることができます。
この棒グラフが「ヒストグラム」です。計算式は以下の通り。
■ヒストグラムの計算式
・ヒストグラム = MACD ー シグナル
この計算式から読み取れることは
MACDとシグナルの間隔を表しているということです。
勘の良い方ならすでにお気づきかもしれませんが、MACDとシグナルのクロスを先に見つけるために使用するわけです。
MACDと同じ考え方で、ヒストグラムが「0」ということは、MACDとシグナルの間隔が「0」ということなのでクロスしているということになります。
ここで重要なのは「ピークアウト」と「ボトムアウト」です。
■ヒストグラムのサイン
・ボトムアウト = ヒストグラムが底を打って上昇を始める(買いサイン)
・ピークアウト = ヒストグラムが天井を打って下落を始める(売りサイン)
上記チャートの赤色を見てください。まず初めに赤枠の❶でボトムアウトが発生します。その後❷MACDとシグナルのゴールデンクロスが発生。そして❸で移動平均線のゴールデンクロスが発生しています。
MACDダイバージェンスと騙しのポイントについて
MACD最終章になります。
この章では
・MACDダイバージェンスの見方
・MACDとシグナルのクロス時に絶対見ないといけないポイント
にフォーカスして説明します。
ここからがとても実践的で重要な要の部分になってきます。
まずはダイバージェンスを知らないひと用に
■ダイバージェンスとは?
「逆行現象」を意味する言葉。 これはオシレーター系の指標と、実際の相場が逆方向に向かって動いている状態のことを指します。例えば、価格は上がっているのにオシレーター系指標は下がっているといった具合です。
下記チャートのように、価格は高値を更新していますがMACDは高値を更新していません。このような現象を「ダイバージェンス」と呼びます。
ダイバージェンスの意味は下記を参考にしてください。因みに上記のチャートは売りのパターンです。
■ダイバージェンスの意味
・価格は安値を更新しているが、オシレーターは安値を更新していない(買いの兆し)
・価格は高値を更新しているが、オシレーターは高値を更新していない(売りの兆し)
ここで気をつけるべきポイントは「売買サイン」ではないということです。ダイバージェンスは価格の勢いがなくなってきたことを教唆しているので、あくまでも「トレンド変化の兆し」です。
勢いがなくなってから、再度勢いが出る可能性があるため注意が必要です。しかし、MACDのダイバージェンスは別物です。その理由と、MACD売買シグナルの騙しについてここから解説していきます。
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