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【CBT92.3%】医学部CBTで9割超えを取った勉強法を大公開【好評につき購入数140部突破】

 初めまして。崖っぷちのポニョといいます。今回は医学部CBTで実際に9割超えを取った勉強法、受験時の率直な感想を詳細に紹介します。この記事を一瞬でも覗いてくれた方は少しでもCBTで高得点を取りたい気持ちがあるのではないでしょうか。この記事ではCBT9割以上を目指す医学部生の後輩から医学部に入学したけどCBTってどんな試験?といった方のために少しでも勉強方法の指針になればいいなと思い、自身の実際の経験をもとに投稿しています。拙い文章かと思いますが、どうぞよろしくお願いします。

1.私のCBT結果

 勉強法を話す前にまず結果を見せろという声があると思うので、まずは結果を載せます。

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私は2021年度にCBTを受験して、
得点率92.33%、IRT707、レベル6(基準集団内で上位2.3%以上)、学年2位
という成績を取ることができました。
これで少しはこの記事の説得力が増すでしょうか。皆さんの1つの参考になれば幸いです。

模試の結果に関しても参考程度に載せておきます。

MM模試:88.8%

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MEC模試:90.6%

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2.CBTとは何ぞや

 CBT (Computer Based Testing)とは、臨床実習に必要な知識の総合的な理解の程度を、コンピュータを用いて客観的に評価するもので、臨床実習へ参加するための最後の関門となります。大学によって受ける時期は異なりますが、通常4年生の夏〜冬に受けることとなります。普段紙で受ける試験とは形式が異なるので、注意が必要です。

 CBTは6つのブロックとアンケートで構成されています。ブロック1~6で合計320問が出題されます。どのブロックも試験時間は1時間なので、合計6時間と非常にタフな試験となります。

 試験当日の流れは以下の通りです。
 ブロック1(五選択肢択一60問、1時間)
  ↓休憩
 ブロック2(五選択肢択一60問、1時間)
  ↓休憩
 ブロック3(五選択肢択一60問、1時間)
  ↓休憩
 ブロック4(五選択肢択一60問、1時間)
  ↓休憩
 ブロック5(多選択肢択一40問、1時間)
  ↓休憩
 ブロック6(順次解答4連問40問、1時間)
 アンケート

3.CBTの問題形式について

 CBTには3種類の問題形式があります。

五選択肢択一
 5つの選択肢の中から正解となる選択肢を1つ選ぶ問題形式となります。最も一般的な形式です。ブロック1~4ではこの問題形式です。
多選択肢択一
 選択肢の数に決まりはありませんが、およそ10個前後の選択肢の中から正解となる選択肢を1つ選ぶ問題形式となります。ブロック5ではこの問題形式です。
順次解答4連問
 1つの症例に関して、関連する4つの設問が連続して出題されます。各設問は五選択肢択一です。原則として医療面接から始まり、患者さんに聞くべき事項、症候に基づいた身体診察、検査、診断する思考過程とその背景にある病態の理解を問うように作成されています。4連問は一度回答したら前の問題に戻ることはできません。ブロック6ではこの問題形式です。

4.コアカリキュラムについて

 CBTはコアカリキュラムに基づいて出題されます。CBTを受験するに当たって、コアカリキュラムの確認はとても大切なので、ここでチェックしておきましょう。

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 CBTは受験生によって出題される問題セットが異なるのが特徴的な試験です。そのため隣で受験している友人と全く異なる問題が出題されています。出題前に各問題セットの難易度の差ができるだけ小さくなるように調整されています。

 CBTでは、採点対象問題と試行問題が含まれています。320問中約240問が、これまでの試験によって問題の難易度が判明しているプール問題から出題されている採点対象問題です。残りの約80問は新規に作成された試行問題で、採点の対象となりません。私は248問採点対象問題があり、229問正解しました。正答率や難易度を評価し、良問と判断されたものを次年度以降の試験で採点対象問題とされます。採点対象問題と試行問題は混ざって出題されるため、受験中にどれが採点対象問題かを知ることはできませんが、試行問題は難易度が高いことが多く、CBT受験中に難しい、分からないと感じた問題は採点対象外であることが多いです。

5.IRTとは?

 簡単に言えば偏差値のようなものです。CBTでは全員が異なる問題セットを解くことになるので、難易度に多少違いが生じてしまいます。そのため、難易度や過去の受験生の正答率等をもとにIRTに変換して成績を出すことになっています。

 イメージしやすく言うと、IRTを10で割った値が大学入試の模試などでいう偏差値に似たようなものになるので、私はそれでイメージしていました。例えばIRT500だった場合、偏差値50となり受験生の中間に位置すると考えてください。

 私の問題セットは少々難しかったらしく、同期でも私よりも得点率は高いもののIRTは私の方が高いケースが多かったです。

 IRT359以上で合格となりますが、大学によって基準が高くなることもありますので、詳細は大学や先輩に聞いてみてください。

IRTと得点率の私の中でのイメージは
IRT359→60%
IRT400→65%
IRT500→75%
IRT600→85%
IRT700→93%
IRT800→96%

以上がCBTはどういったものかについてでした。次からは私の勉強法について詳細に話していきます。

勉強法について
大まかに5つの項目に分けて説明します。
・QB、問トレの活用法
・Q-Assist等の映像講義
・レビューブックについて
・本番受験時の率直な感想
・CBT模試を受験する意義

 勉強法に関しては、あくまで私の一例です。人によって合う合わないがはっきり分かれると思うので、鵜呑みにしすぎないようにしてください。自分なりの勉強法が確立している方は今まで通りの勉強法に加えてこの記事で有益だった方法を少し取り入れてみてください。ほとんど勉強法が確立していない方は、まずは1週間からでいいのでこの記事の勉強法を真似てみてください。

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