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戯言一人旅日記

金曜日、仕事を終え家に帰り、食事をし、本や漫画を読み、映画を見、友達とディスコードで会話しなんていつもの金曜日を送る。
深夜にはMTGのイベントがあるからなんて、布団の中で携帯からイベントに参加しそのまま寝落ちして素敵な華金ともいえる一日。
土曜日の朝、平日よりもゆっくり起きて布団から離れられないなぁなんて思っていましたが、翌日からは世間的にもちょっと外出がはばかられるようになってしまう。
そんなつまらない日々を送るのは嫌だな、少しは自分の心に清涼剤を放り込んでおかなければこれまたよろしくないなと一念発起。
気づけばスーパーで飲み物を買い、電車に揺られ熱海への旅情が始まっていました。

熱海につくまでに本を読み、電車の中で読む行為が案外好きだったんだな、とか思いつつもただただ一人旅。
誰に邪魔されるわけでもない、自分が自分のためにおもいつくままブラブラできる旅となりました。
熱海駅について、いろんな集団を横目に一人でフラフラ。気分はスナフキン。海を見て、なんだかコンクリートジャングルで暮らす自分が生き物としてなんか歪に感じられた。
徒歩で移動するのが好きな自分にとって熱海の距離感はちょうどいい。
海を見てから温泉に。立ち湯なんてオシャレじゃないか、なんて思って向かってみれば案外いいお値段。
期待に胸膨らませ、立ち湯を体験。1時間なんてあっという間。
カフェに入ってシャレオツなクレープに舌鼓。
満足したから、また徒歩で駅にむかってふらふら。
間で買い食い、商店街で名物眺めて買いあさる。

帰宅して、隣人の友人とおしゃべりしながらお土産をむさぼり読み切れな片エッセイを読み切った。
今、この文章を書きながら傍目では水曜どうでしょうを流している。
いつもの土曜日にちょっとした非日常を加えた。
きっと寝るときには次の旅を考えるのだろう。次の旅は引っ越しという家財丸ごとの旅になるだろうなんて思って笑うのだろう。
コンクリートジャングルで生きる歪な存在は、今日少しだけまともに見えたんじゃないだろうか。

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※十分な感染対策を行い旅行に行きました。あしからず。

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