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スマブラ日記11 差し込みから始まる攻めの道

こんにちは。ぽんとです。
昨日本日で10連敗を2回しましたが、わたしはげんきです。勝つ、負ける、上振れる、下振れる。全部あり得る。そういうものです。地道に続けていれば、同じように勝ち続ける日もやってきます。日々練習しているのなら、たった1日の結果に動揺することもありません。嘘です。少しヘコみました。前進しているのだ、と思うしかないですね!

今回のテーマは、「差し込み」です。「攻め」の話。
スマブラというゲームの性質に迫る話です。

「差し込み」というのは、自分から相手に近づいていき、攻撃を当てる動作をいいます。シンプルな攻めの動作です。新しいキャラを使い始めた時は、まずこの差し込み択を覚え、使えるようにするのが一番最初にやることです。攻め方から覚える。

参考までに、ルキナの代表的な差し込み択に触れておきます。

〇滑り横強
まずはコレです。滑り横強。他のキャラなら使わなくても良かったりしますが、ルキナだと必修科目となります。理由は、ルキナのDAが弱すぎるから。だいたいのキャラはダッシュアタック、DAがそれなりの強さを持っており、メインの差し込み択となりますが、残念ながらルキナは他の技が優秀な代わりにDAの性質を最低レベルまで落とされており、ほぼ使い物になりません。滑り横強とは何かというと、右に出す場合、Lスティックを右に倒してダッシュ→Lスティックを左に倒してブレーキ→Cスティックを右に倒して強攻撃、とすることで、ブレーキがキャンセルされ、前慣性を残したままルキナが少し右に滑って横強攻撃が出せるもので、DAと似たような動きになります。Lスティックを反対に倒すのとCスティックで強攻撃を出すのとをかなり短い間隔で行うのがコツで、スティックの音としてはカカッ、という感じになります。トレモで練習しておき、実戦でも使い倒して、無意識に出せるようにするのがルキナ道の第一歩です。

〇マベコン(横B)
超優秀な神の技です。4連撃。上シフトで浮かせて着地狩り展開に持って行くこともできれば、横シフトで撃墜択にもなります。低%なら空前からマベコン繋がり確定コンボになるので必修科目。何も考えずにパなしても当たらないし、外した時の後隙がデカすぎるので、まずラインを詰め、相手がこちらに向かってくるなというタイミングに合わせて使うのが通常の使い方です。ラインを詰めてから使う、これがとても大事です。当たってないな、という時に2段止め、3段止めができるようになると後隙を少なくできて良いのですが、私はまだできません。4段パなして痛い反撃をもらってしまいます。要改善ポイント。相手に視点を合わせ、ヒット確認すべし。

〇空中攻撃
主に空Nと空前です。チビキャラが相手なら空下も使えます。ジャンプで相手に近づきながら空N(空前)を放つわけですが、空中攻撃は地上攻撃と比較するとジャンプという動作を挟む分、どうやっても1テンポ遅れるし、見られてしまうリスクが伴います。上り空中攻撃(ジャンプの頂点に上がりながら技を出す)なら外した後の隙がかなり大きくなってしまいすし、下り空中攻撃(ジャンプの頂点に達するあたりで技を出す)はほぼ反撃が取られないメリットがありますが、上りジャンプ中は何もしていない状態なので、ここを相手に見られて引かれたりガードを合わせられたりすることも多く、相手の飛び道具生成や発射に合わせて下り空中攻撃をするような場合を除くと成功率が低いです。
これはかなりの初心者層にのみ通じる話だと思いますが、上り空中攻撃を多用する悪癖が身についてしまう人が一定数いると思います。理由は、Aボタンとジャンプボタンを同時に押すことで出せる手軽さがあり、CPU戦と逆VIP最下層戦だと上り空中攻撃を置いておくだけで相手から引っかかりに来てくれてダメージが稼げてしまい、リスクを付けられることがないからです。逆VIP最下層から1つ上に行くと、この上り空中攻撃の後隙にしっかりと反撃を入れられるようになるため、上り空中攻撃を減らす方向へのプレーの矯正を強いられます。私もまさに今上り空中攻撃を減らし、下り空中攻撃メインの立ち回りへの矯正を図っているところです。こういった矯正期間、プレーに変化をつけている期間は矯正が終わって一段落つくまでにどうしても負けが増えるので、それを受け入れておく必要があります。上達のために必要な負けだと考えましょう。

〇ダッシュガード
差し込み択と言っていいものか少々迷いますが、ルキナ側から相手に近づいていく動作、ということならこのダッシュガードを外して考えることは出来ません。ダッシュ中にガードして一瞬相手の様子を見て、後の行動を選択する動作です。ルキナは剣キャラなので、例えば相手が弾キャラであればこちらから距離を詰めていく必要があります。弾キャラ相手には読み合いが発生する距離、飛び道具生成や発射にリスクを付けることができる位置までダッシュガードで近づいて読み合いを仕掛ける、という戦い方が定跡です。ガードに相手が技を振ってくるようなら、ガーキャンからのドルフィン(上B)が発生が早く、ルキナのかなり強い動きになります。ダッシュガードはガーキャン行動とセットになり、少しレベルが高くなりますが、逆VIP帯を抜け出すくらいまでには身につけておかないといけない動作です。私はまだちゃんとできないので逆VIP帯にいます。今一番意識して対戦している領域です。

ダッシュガードからの行動分岐としては以下のような感じです。
A:ガードに攻撃を振られ密着状態→ドルフィンor掴み
B:ガードに攻撃を振って来たが少し遠い→空前or引き空N
C:ガードをめくられた→反転ドルフィンor空後
D:引きステップを合わせられ、相手の距離がまだかなり遠い→ガードを解いて相手を見る、場合によってはさらにダッシュガードで詰める
E:相手の距離がまだ遠いが、Dほど遠くはなく、差し込まれる可能性がある→引き空Nor引きステップ
F:相手が撃墜%の時にガードに攻撃を振って来て密着状態→上スマッシュ

ガードから発生5Fのドルフィン(上B)がかなり強く、これを使いこなせるとルキナのキャラパワーが倍増します。ドルフィンは使用後に尻もち落下になってしまうので外した時のリスクが大きい技ですが、ステージが戦場なら真ん中の一番高い台に乗るように使ってしまえばピッタリ台に乗るので、後隙、リスクをほぼゼロにできます。戦場を引いたらステージ中央までダッシュガード→ドルフィンが使いやすくなります。

ルキナの差し込み択、自分から距離を詰めて攻めに行く手段としてはこんなところかと思います。ではこの差し込み、どの程度積極的に行うべきなのか。私は、「最初はガンガン差し込みに行くべき。差し込みをやってみないと、通る時と通らない時の違いがわからないから。」と考えています。

滑り横強、空中攻撃、マベがどのような時に通るのか。どのような時に通らず、反撃されてしまうのか。これを知るためには、やってみるしかありません。最初から待ちの姿勢、引きの姿勢だと、通るタイミングを知ることが出来なくなってしまいます。最初のうちはリスクを恐れずガンガン差し込んで、攻めて攻めて、「あ、これはダメなんだな」を体で覚えていくのが上達の近道であると思います。

そうして差し込みを繰り返していると、必ず気が付くはずです。「あれ?自分から差し込んで反確のリスクを背負うよりも、相手に攻めさせて反確を取る方が安全じゃね?差し込まなくて良くね?」と。

「攻め」と「差し込み」、「待ち」と「差し返し」の概念に気が付いていきます。実際、このゲームは自分から動いて攻めを作っていく方が待つよりも背負うリスクが高いゲームであると思います。攻めは外した時、ガードされた時に反撃のリスクが伴うのに対し、待ちはそもそも隙があるような動きをしないので、相手の攻め、フェイント等がうまくないとリスクを背負わされることがありません。基本は待ちの姿勢で、相手の動きをよく見て、取れる反確を確実に取っていく、というスタイルは非常に効果的な戦闘スタイルの1つです。ルキナは特に地上戦での防御力、牽制力の高い技構成をしており、優秀なガーキャン技も備えていることから、待ちの戦闘スタイルに適性があると言えると思います。

しかし、「待ち」だけでは同じ実力のプレーヤーを出し抜くことはできません。相手もこの「待ち」の姿勢の強さを知っており、待ち合いになってしまうケースも多々あります。待ち合いになってしまうと、勝負を決定づけるのは待ち合いに向いているかどうかのキャラ性能になってしまいます。ルキナは待ち合いができなくはないですが、流石に飛び道具持ち、弾キャラ相手(サムスやリンク)、自分よりもリーチの長い武器を持っている相手(セフィロスやホムヒカ)に待ち合いをするのは明らかに分が悪く、そういった相手を崩す手段が必要になってきます。

そこで話が「攻め」、「差し込み」に戻ります。話の順番としては、攻めと差し込みを覚えてガンガン差し込む→甘い攻めへの反撃を喰らってボコられ、待ち、反確の強さを覚える→双方待ちの姿勢の試合展開を経験し、この場合の打開方法を考える→攻めと差し込みの質を上げる必要性に気が付く、なのかなと思います。そう、待ちを崩すことができるのは、レベルの高い攻めだけなのです。

自分から動くことにはリスクがありますが、相手を揺さぶり、崩すことができる可能性も手に入るというリターンもあります。このリスクリターンのバランスが取れており、リターン勝ちしていれば、攻め、差し込みは正当化されます。特に待ちの姿勢が強い相手は、強めに揺さぶってやらないと崩すことができません。攻めに緩急をつけ、揺さぶって崩す技術。これが身に着いたプレーヤーは、どんな相手にも勝つ可能性を手にします。例えば上級者がよくやる「絶」は地上の動きに緩急をつけることで攻撃力を上げるテクニックです。この辺の、攻撃力を上げる技術の話はまた別の記事で。

攻め一辺倒でもダメ。待ち一辺倒でもダメ。両方の技術が身についてこそバランスの取れたプレーヤーになることができます。初心者の上達方針としては、まず攻めの技術、基本的な差し込み択のレベルを壁を感じるまで上げる方向で良いのかなと思います。ルキナなら、上記に紹介した滑り横強、マベ、下り空中攻撃、ダッシュガードは全て使いこなせるレベルを目指した方が良いです。やっぱりこのゲーム、攻めを通さないと楽しくないですからね。対戦して、考えて、楽しみながら攻めが通る戦い方を身に付けていきましょう!


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