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【NovelAI】地道な改良とか

NovelAIは呪文の改良がとにかく画を良くする要諦で、それもただ長くすればいい訳ではなくより効きの良い語句を入れ込んだり、あるいは今まで大量のトークン(プロンプト上で消費される容量みたいなもの)を消費していた表記を短くする…といったある種の最適化作業も必要だったりします。

しかしプロンプトはスペースや,(カンマ)ひとつで微妙に結果が変わる気難しい面もあり、既に完成した「呪文」に手を入れる際には、語句1つごとに出力をして変化を調べるといったある種のデバッグ的な工程が必要だったりします。
それを怠るとリファクタリングのつもりで呪文を大幅に改変した挙げ句まったく出力が変わってしまい、何十分も首を捻った挙げ句に結局元の呪文に戻しました…みたいな事も。

1girl, {{:3, open mouth, 😂, 😆}}, [[[tearing up]]], teasing, 1 hand on pointing at viewer, [half closed eyes], {intricate hands and fingers}, {trembling effect}, [motion lines], [skin fang],
UC: nsfw, {monochrome}, {3 or more eyebows}, malformed hands, bad hands,fused hand ,disappearing arms, missing hand, missing fingers, fused fingers, one hand with more than 5 fingers, one hand with less than 5 fingers, one hand with more than 5 digit, one hand with less than 5 digit,extra digit, fewer digits, fused digit, missing digit, bad digit, liquid digit, bad gloves, poorly drawn gloves, fused gloves, malformed limbs, poorly drawn hands, nude, huge breasts, multiple views, cleavage,

それでも前回のより良い感じの煽り画像が出来ると達成感がありますね
…って、よりによって煽り画像かよ!?

ほぼ同上

trembling effect(揺れ線効果), motion linesとか入れるとより笑ってる感が増していい感じ。更にteasing(いじめ)を表情にするとより憎らしさが増すわけですが……

プロンプトは同上

たまにこうなるのもNAI君の面白いところですね。最近ギルティギアで見た気がする…。
なおプロンプトには大法典より大量の手と指関係のUCが入ってて、それでもなお手がいい感じになるかどうかは完全なガチャです。
そのUCも単に入れれば良いというわけではなく、プロンプト側のクオリティタグとのバランスが大事な感じも……このあたりは感覚的にしか言えない箇所なんで、今後も調べていきたいところです。

藤の花と着物少女

今主流のクオリティタグをマシマシ流でいくとどうもプロンプトのシンプルさがなくなって気持ち悪いなと思っていたんですが、

藤の花と少女

他所で教えてもらった realistic(現実的)という実写寄りの絵にするタグの上に、アニメ絵系のタグとUCに3Dを入れて調整する手法で短い表現ながら割といい感じになる感触が。
一連の画像にはクオリティタグは入れてません。

濡れ透けバージョン

wet hairとかwater dropsで濡れ透けさせると割とアダルティな感じに。
アニメ絵系タグの補正力が凄く効いてて、本来realisticで写実的な絵柄になるところを圧倒的強さで食い止めてます。
それでいながらrealisticを指定した事で画全体は特徴空間のクオリティが高い箇所を志向してくれてるみたいで、ガチャを回しても特にダメな絵は出づらい感じです。

なおアニメ絵系タグを抜くとこんな感じ。
こういう絵柄も悪くはないのですけど…。

横を向くと微妙に余白が生まれていい感じに。
一応そのために偏った構図を狙ってbiased compositionと入れてみましたが「多少は」効いてる感じが。背景を白で飛ばすべくstrong bloom light on back groundと入れてみましたが、これは一応意図通り効いてる気がします。

ぬれふみ

キャラクターをふみふみにしてもいい感じ。
ちなみに藤は水を好む植物とのことで水辺に合うっちゃ合うんですが、ここまで水面に近くはならんでしょ、と心の中では冷静に突っ込んでます。

ここまでいくと「地獄の黙示録」みたいな……まぁ可愛いんでいいや
これはblurry foregroundで前景の藤の花をうまくボカす試みをしましたが、割とうまく行ってる気がします。

万華鏡とステンドグラスと…

fusionを使った画作りもちまちまと改良してます。
今回は万華鏡とステンドグラスと着物を合わせるという無理難題をNAI君にふっかけてます。

fusion of kaleidoscope and shining glass detached sleeves and frilled kimono
などという意味不明な指示を与えられても、最大限応えてくれるNAI君の頑張りに涙が禁じえません。

色彩的にはかなりいい感じな一方で、現状では陰影を明確にコントロールする術がない(darkなどで暗くするかdramatic shadowとかintence shadowみたいな語句でおおまかに付けるしかない)上に、例えば水彩筆のタッチが残ったシェーディングといった指定も不可。

陰影がパッキリした絵が作りたくても絵の題材とか絵柄とか、そういうメタな部分で実現するしかなく、もう少しこの箇所を暗くしたい!とか人物をガッツリ暗くしてリムライトやフィルライトで照らしたいんじゃああ…みたいな指定ができないのがもどかしいです。

ただこれ、そもそも派手な画が作りたいだけって当初の目的である感じでキャラを作ってるという感じではないですね、反省。

AI画像コンテストに参加してみました

ちょっと面白そうなのでAI画像コンテストに参加してみました。なにやら色々なテーマでAI生成の画像を応募して品評するコンテストみたいです。
テーマ自由という部門もあったみたいなので応募してみました。良ければご覧いただいて評価など頂ければと思います。

特に意味の無いおいヤミ

色々とレベルの高い応募作品が載っている上に各画像をクリックするとプロンプトも見られるので、呪文の研究をしてる人には大変参考になるかと。

それではまた暇がありましたらお付き合いください。


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