見出し画像

愛知で「虹ヶ咲愛」を叫んだ話/虹ヶ咲6th愛知公演

 皆さんこんにちは。ぽんざしらふです。2023年12月23日、24日に「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 6th Live! I love You ⇆ You love Me〈愛知公演〉」に両日現地参加してきたので、いろいろと感想を語りたいと思います。

 語りたいことを全部書いていたら長くなりすぎてしまったので、読みやすいようにいくつかのトピックに分けて目次を作りました。気になるトピックだけでも読んでもらえると幸いです。


1. 全てをやり切った6thライブ

 実は今回の6thライブは約1年3ヵ月ぶりの虹ヶ咲のナンバリングライブになっています。
 この1年3ヵ月という間に、「にじよん!あにめーしょん」放映、ユニットライブ 4ユニット全8公演の開催、優木せつ菜役・楠木ともりさんの降板と林鼓子さんの加入、にじたびFMT 6都市18公演の開催、新作OVA「NEXT SKY」の劇場公開、スクスタのサービス終了、異次元フェス出演…と、虹ヶ咲の活動も盛りだくさんでした。

 これだけ盛りだくさんだったということは、裏返すとそれだけ背負うものが多かったライブであったとも言えます。
 実際に箇条書きであげると

  • 林鼓子さんを入れての13人初めてのナンバリングライブ

  • 声出し解禁後初の虹ヶ咲のナンバリングライブ

  • アルバム「Fly wth You!! 」の新規曲

  • OVA「NEXT SKY」の新規曲

  • スクスタの追悼

  • クリスマスライブ

と、ひとつのライブとしては背負うもの(やらなきゃいけないこと)が多かったライブだったなと感じています。特に新規曲に関しては「にじよん」以降に発表されたものだけでも、19曲とそれだけでライブができちゃうぐらいです…。

 そんなわけで、6thライブが始まる前の個人的感情としては「心配」でした。これだけ背負うものが多い中で何か一つを蔑ろにするだけでもモヤモヤしてしまうと思ったからです。言い換えれば、自分の中での6thライブに対する期待が高くなりすぎてしまったのです。

 しかしながら、その心配は私の杞憂でした。

 蓋を開けてみれば、上に箇条書きしたものに加え、「アンコールラブメドレー」とかいうワクワク要素を追加してきました。披露した楽曲数は実に30曲。公演時間は3時間以上と内容もボリュームも大満足なライブでした。

何なんだ虹ヶ咲。マジで最高過ぎるだろ!

 もちろん、モヤモヤが全く残らなかったのかかと言うと、OVAの掘り下げが少なかった等の様々な意見がSNSで散見されました。しかし、これだけ背負うものが多く、内容によっては賛否が分かれそうなライブでここまで満足させられるのは間違いなく虹ヶ咲の強さだと思います。
 このあたりの話を深堀すると長くなりすぎてしまうので今回は割愛しますが、とにかく今回のライブでは、これだけ多くのものをライブでやってくれた虹ヶ咲のライブ運営・キャストさんたちに感謝するのと同時に、これが「虹ヶ咲の強み」なんだと改めて実感しました。

2. 「愛」という大きなテーマ

 いろいろと背負うものが多かったライブでしたが、ライブタイトルからわかるように一番大きなテーマとして挙げられていたのはやはり、「愛」だと思います。
 アルバム「Fly with You!!」のソロ楽曲では各メンバーがラブソングをテーマに愛を伝えていましたし、スクスタへの感謝(愛)を伝えるという意味もあったと思います。ライブの内容以外ではクリスマスという愛を伝え合う特別な時期での開催、「愛知」という開催地からも分かると思います。

 じゃあ、なんで「愛」をテーマにしたのか考えてみたんですが、個人的には虹ヶ咲の活動が一区切りついたからではないかなと思っています。もちろん、まだ、劇場上映シリーズ3部作やにじよん2などが控えていますが、虹ヶ咲にとって主だったコンテンツの中のアニメ(1期・2期・OVA・にじよん)とスクスタが終わり、「これまで怒涛の活動だった状態から一旦小康状態に入った」という私の見方に賛同してくれる方も多いと思います。

 この一度落ち着いたタイミングだからこそ、改めて虹ヶ咲は「あなた」に、私たちは虹ヶ咲に愛(感謝)を伝え合うことで、最高のもっと先(これからの虹ヶ咲の活動)へと一緒に歩んで(飛び立って)いこうというメッセージがあったのかなと勝手に想像しています。 
 今更そんな改めなくても、みんな普段から愛を伝えていると思うし、私たちは虹ヶ咲から愛を受け取っていると思いますが、改めて一度考えることでその重みが増し、さらに固いものになっていくのかなと思いますし、この固くなった虹ヶ咲愛の状態で、にじよん2、劇場上映シリーズ3部作に突入できるのは非常にありがたいと思っています。

 ここからは余談ですが、Aichi Sky Expoで行われる「意味」というのも、運営的には意図していたのかなと思っています。もちろん、上記にも挙げたように、愛知という開催地も重要なポイントですが、「Fly with You!!」ということで、「飛ぶ」という意味が大きい空港(中部国際空港)に隣接する会場として、Aichi Sky Expoはこのライブに最も適した会場だと感じました。

思想が強すぎる投函箱の並び

3. Fly with You!! で大号泣した話

 さて、ここまではマクロな話をしてきたので、ここからはいくつかライブの内容についていくつか触れていきたいと思います。さすがに全部は無理だし、まだ神奈川公演も残しているので、いくつか絞って綴ります。

 まず最初に触れたい、いや、触れなきゃいけないトピックが「Fly with You!!」です。
 結論から言うと、Day2にて私はこの楽曲をライブ会場で浴びてドカ泣きしました。正直、めちゃくちゃキモかったと反省しています。私の周りの席の人、連番者には大変申し訳なく思っています…。

 ライブで感動して涙が流れることは時々あるんですが、ドカ泣きしたのは初めてで、正直この歌詞にやられました。
 この歌詞については一つ一つ解説しなくても虹ヶ咲推してる人ならだれでも分かってくれると思います。それぐらい良い歌詞です。
 そして、この歌詞は、「Just Believe!!!」をはじめアニメOPなど虹ヶ咲で数多くの歌詞を書いてきてくださったAyaka Miyake先生だからこそ綴れる言葉なのかなと思います。ありがとう…。
 そういった歌詞の重みに、自分自身が初期から虹ヶ咲(スクスタ)を応援してきた思い出がライブ中にフラッシュバックしてきて、大号泣してしまいました…。

 Day2で大号泣した要因としてもう一つ挙げられるのは、Day1に参加していたからだと思います。正直、Day1では初めて披露されるという興奮の方が勝っていたので、泣くことはなかったのですが、Day2では、そういった興奮もひと段落し、落ち着いて聴くことができたから自然と涙があふれてきたのかなと。そういった意味でも今回は両日参加できて良かったと思っています。
 じゃあ、神奈川公演はどうなっちゃうんだって話ですが、そんなものは知りません。
 しかしながら、私の近くの席になった方々にはどう考えても迷惑かけるだろうなということで、今のうちに謝っておきます。

ごめんなさい。

4. スクスタDon't forget!

 「Fly with You!!」では耐えきれず大号泣してしまった私ですが、「KAGAYAKI Don't forget!」も一曲目じゃなかったら泣いてたと思います。一曲目ということで興奮の方がデカかったので何とか耐えました。

 皆さんご存じの通り、「KAGAYAKI Don't forget!」はスクスタ最後の挿入歌です。
 ライブOPにてスクスタ最初の挿入歌でもある「TOKIMEKI Runners」をBGMとしたスクスタの映像からの、「KAGAYAKI Don't forget!」は最高の演出でした。正直、一曲目に来るとは思ってなかったのでびっくりしましたが、それだけ、虹ヶ咲の運営としてはスクスタを愛してくれたことに感謝したかったのではないかと思っています。

 お世辞にもスクスタは成功したとは言い難いです。サービス開始が大幅に遅れただけでなく、ラブライブ史に残る大炎上を引き起こしていますし、他にも問題は様々ありました。虹ヶ咲の運営にとっては今回のライブであまり深く掘り下げないという選択もあったと思います。
 それでも、「KAGAYAKI Don't forget!」を一曲目に披露し、虹ヶ咲のナンバリングライブでちゃんとスクスタのサービス終了に向き合ったことで、スクスタファンも受け入れ、真の意味でスクスタはサービス終了できたのかなと思っています。

 個人的にもスクスタはかなり大きい存在でした。虹ヶ咲のメインコンテンツの一つであったということはもちろんですが、μ'sの活動が事実上終了し、Aqoursにイマイチ気持ちが入らず、ラブライブ!シリーズから離れかけていた私をつなぎとめてくれ、虹ヶ咲に出会わせてくれた張本人だからです。
 だからこそ、今回のライブでスクスタにちゃんと感謝を伝えられてよかったと思います。ありがとう…。

トキメキ忘れないずっと 忘れたくない

KAGAYAKI Don't forget!

5. 林鼓子さんの「優木せつ菜」

 今回のライブで優木せつ菜さんが披露したソロ曲は「チェリーボム」と「ヤダ!」でしたね。
 実は今回のライブで個人的に楽しみにしていた楽曲の一つが「チェリーボム」です。

 いくつか理由があるのですが、楽しみにしていた一番の理由は「林鼓子さんの考える『優木せつ菜』を初めて観られる」と思ったからです。
 これまでにじたびFMT等で林鼓子さんは優木せつ菜として様々な楽曲を披露されていますが、どれも、先代の楠木ともりさんの解釈を経たうえでの「優木せつ菜」でした。もちろん、楠木ともりさんの解釈を経たうえで林鼓子さんとしての考えや解釈などもあったと思いますが、楠木ともりさんの解釈がないという意味では、この「チェリーボム」は林鼓子さんオリジナルの「優木せつ菜」が観れる最初のソロ曲だと私は考えています。

 だからこそ、林鼓子さんが「チェリーボム」でどんなパフォーマンスをしてくるのかがすごく楽しみでした。そして期待通り、いや、期待以上のパフォーマンスをしてくれました。
 Day1はソロ楽曲パートのトリ、Day2はソロ楽曲パートのトップバッターということで、大きなプレッシャーもあったと思いますが、それをものともしない堂々としたパフォーマンスに感動しましたし、会場のみんなもぶち上がっていたと思います。

 私はラブライブ!においてキャラクターはそれを演じるキャストさんとともに成長し、変化していくものだと考えています。
 今回の「チェリーボム」は、先代の楠木ともりさんが大事にしてきたものを受け継ぎつつ、林鼓子さんが4月からの虹ヶ咲の活動で導き出した一つの新しい「優木せつ菜」の形なのかなと感じております。
 これからも、「優木せつ菜」は進化していくと思います。もちろん、優木せつ菜さんだけじゃくて、他のキャラクターも進化し、成長していくと思っています。そういったキャラクターの進化の過程を楽しんでいくのもライブの楽しみの一つなのかなと思っています。


6. 一番かわいいのは?

 今回のお気持ち表明(ネタ)コーナーです。

そう ちゃんと目を見て言ってよね?一番かわいいのはわ・た・し!

小悪魔LOVE♡

× オタク「わ・た・し!」
〇 オタク「し・ず・く!」

 これです。コールなんてなんでもいいし、強制するもんじゃないと思ってますけど冷静に考えてかわいいのはオタクではなく、桜坂しずくさんです。
 神奈川公演ではよろしく頼みます。

7. クリスマスソング

 クリスマスという特別な時期だったこともあり、「Twinkle Town」→「サンタが町にやってくる」というクリスマスソングパートもありました。  

 「Twinkle Town」に関してはある程度予想できていたものの、いざ来るとやっぱり嬉しいもので、Day1ではめちゃくちゃぶち上がった記憶があります。
 やっぱり、QU4RTZ 4人の生の歌声の破壊力ハンパないんすよ…。配信でもきれいなハーモニーを響かせてくれるんですが、会場だと会場の音響や雰囲気等も相まって、より破壊力が増します。QU4RTZの歌声を現地で浴びたことない人はぜひ一度浴びてみてください。

 そのあとは全員でトロッコに乗って「サンタが町にやってくる」を歌唱。Day1で誰かが「みんなも歌って!」と煽りを入れてくれていたと思うんですけど、トロッコが真正面に止まって、キャストさんが間近にいたので、歌うどころではないオタクは自分だけではなかったはず…。

 ここからは余談ですが、今回のライブのトロッコ曲はめちゃくちゃ後ろの方まで来てくれた上に、同じところで結構長い時間止まっていたので、停止ポジションのブロックだったオタクは、天に召されてたと思います。はい。自分のことです…。
 いつもはトロッコって一瞬なので、その一瞬の間にどれだけ目に焼き付けれるかってところだと思うんですけど、今回のライブではじっくりとキャストさん達と愛の交換ができたので本当に感謝しています。

8. ラブソングメドレー

 Day1アンコールで「L!L!L! (Love the Life We Live)」が終わったと思ったらアンコールラブメドレーとか言うワクワク要素を追加してきました。
 Day1では中須かすみ「Margaret」、 鐘 嵐珠「夜明珠」、 上原歩夢「Say Good-bay 涙」が、Day2では桜坂しずく「あなたの理想のヒロイン」、 近江彼方「My Own Fairy-Tale」、 優木せつ菜「ヤダ!」が披露されました。

 それぞれ、ショートVer.ではありますが、既存のソロ曲の中からラブソング(っぽい曲)をランダムに毎回3人披露してくれるもののようです。
 これ、ランダムなので、どの公演で推しが出てくるかわからないっていう、ランダム性みたいなのも楽しめますし、どんな曲をやってくるのか予想するのも楽しめるので個人的には非常に好きです。
 自分は最初から全通する予定だったので、問題ありませんでしたが、終わった後のオタクの感想の中には「愛知公演しか現地に行く予定なかったけど、アンコールラブメドレーで推しが出てこなかったので、神奈川公演も行くしかないやん」というものがありました(笑)

 まだ、アンコールラブメドレーに出てきていないキャラとしては、三船栞子、宮下愛、天王寺璃奈、朝香果林、ミア・テイラー、エマ・ヴェルデの6人です。神奈川公演ではこの6人がどの曲をやってくるのか非常に楽しみですね。個人的にはエマに「いつだってfor you!」をやってほしいなと思っています!

9. 「あなた」と一緒に作る曲

 地味に今回のライブで初披露となったのが「OUR P13CES!!!」です。
 2022年10月12日発売のシングル「永遠の一瞬」のカップリング曲で、ファン参加企画「アーティスト名は“ニジガク with You”! あなたと作る新曲プロジェクト」によって製作された曲です。
 5thのNEXT TOKIMEKI 公演などで「永遠の一瞬」が披露されていたので、そのカップリング曲の「OUR P13CES!!!」も何となく披露さていた気になっていましたが、実は今回が初披露です(というか、5thのNEXT TOKIMEKI 公演の時にはまだ発売してません)。

 今回のライブでは終盤で披露された曲ですが、愛の交換によって固くなった虹ヶ咲と「あなた」の絆を表現する曲としてはこれ以上最適な曲はないなと思いました。
 「OUR P13CES!!!」は「『あなた』と一緒に作った曲」という背景があるので、それだけでも十分エモい曲なんですが、ここまでのセットリストやライブの流れがあった上での「OUR P13CES!!!」にはさらに刺さるものがあります。
 また、コールやクラップする部分も多く、ライブ中も「『あなた』と一緒に作る曲」を体現してるんだなと。神奈川公演では披露されるかどうかわかりませんが、個人的にはこの愛知公演を受けて、ライブで聴くのが楽しみになった曲の一つです。


10. お知らせ

 Day2では「お知らせ」があり、新プロジェクト「TOKIMEKI NIJI-VERSE」始動が発表されました!
 その内容としては、

  • TVアニメ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」1期&2期2024年1月より再放送決定!

  • 「にじよん あにめーしょん2」2024年4月より放送決定!

といったものでした!

 特に「にじよん2」が発表されたときの会場の盛り上がりはすごかったですね。個人的にも今回のお知らせでまさか「にじよん2」が発表されるとは思っていませんでしたし、愛知公演ではお知らせがない可能性も考えていたので、嬉しいサプライズになりました。
 また、このタイミングでのアニメの再放送も非常にナイスだと思います。異次元フェスで新規に増えたファンに売り込むのはもちろん、劇場上映シリーズ3部作に向けて、これまでのアニメの内容を振り返ることができるのも既存のファンにとってはありがたいと思います。
 「TOKIMEKI NIJI-VERSE」プロジェクトとしては、まだまだ何か準備していそうな雰囲気が伺えますよね。その辺りは神奈川公演で発表されそうな予感がありますし、劇場上映シリーズ3部作に関する最新情報もそろそろ出てくるのかな~なんて勝手に予想していますw
 

 もちろん、お知らせの内容自体もめちゃくちゃ嬉しいんですけど、個人的には「最高のもっと先」があることがめちゃくちゃ嬉しかったですね。
 当たり前のように感じていますが、コンテンツってファンの応援やキャストさんだけじゃなくて、そのコンテンツに関わる様々な人の熱意によって動いているものだと思います。今回のライブでもそれが再認識できて良かったなと思うのと同時に、虹ヶ咲に関わっている全ての方に改めて感謝しなければならないなと思いました。ありがとう…ありがとう…。

11. まとめ

 まずは、ここまで読んでくれてありがとうございます。
 ほんとはもっと色々と書きたいトピックはありますし、一つのトピックに関しても掘り下げたいところなんですけど、ここまでで7500文字を超えてしまっているのでこのあたりで締めさせていただきたいと思います。

 今回の虹ヶ咲6th愛知公演を総括してみると、虹ヶ咲の新たなスタートの第一歩といった感じがします。にじよん2、劇場上映シリーズ3部作などなどと、これからも虹ヶ咲というコンテンツがさらに大きくなっていくと思うと非常に楽しみですね。
 まずは1月13日・14日に神奈川県のKアリーナ横浜にて行われる虹ヶ咲6thライブ神奈川公演です!ラブライブ!シリーズ全体としても2024年最初のライブになるので、いいスタートが切れるといいですね!

 最後になりましたが今回のライブに一緒に参加してくれた友人には特別の感謝を送ります。神奈川公演も両日現地にて参加する予定ですので、よろしくお願いいたします。それではみなさん、神奈川公演でお会いしましょう!!

「矢場とん」で食べた「わらじトンカツ」がめちゃ美味しかったです。
味噌とソース両方選ぶこともできるので、愛知に立ち寄った際にはぜひ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?