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リフレインが叫んでいる


何の気なしにコンビニまでプラプラ歩いていき
コーヒーを買った帰り道、ふと思い出した。
「子供の頃、この辺りにピアノ習いに来てたな」と。

唐突に書き始めました俺です。

そう、僕は昔からこの辺りに住んでいて
何故かピアノを習っていたんですよ。


両親の妙な教育理念により子供に習い事をさせることを是としていました。
実際その当時の親は割とみんなそんな傾向にあった気もします。
確か俺が小学校二年くらいの頃、子供達に習い事をさせる活動が開始され
妹はピアノと水泳、俺は少林寺拳法と水泳、という二つを提示された記憶があります。
男の子だから格闘技くらいやっていた方が良い、というよくわからない理由と、たぶんその当時ジャッキーチェンとか人気だったから少林寺なんだと思います。
ただ、僕はとにかく痛いのが嫌だった。
子供だったので少林寺拳法がどのような事を習うのか知らなかったけど
映画みたいに分厚い板を延々と殴ったり、岩を砕こうみたいな練習は嫌だ。
そう思った少年俺は、妹と共にピアノを習う事にしました。
今となっては少林寺拳法習っておけばよかったと思います。

習い始めて数年して、今の住所の近くに引っ越したのですが
そこでも継続して習い事をするように言われピアノと水泳を継続。

そのピアノの教室が「今の僕の家~コンビニまでの道のり」の間にあるんです。
並ぶ団地の中の普通の家の一室が防音室に改造されていた事を思い出します。
先生はそこのお宅の娘さん。
通い始めた当時10歳くらいだったので記憶は曖昧ですが
割と若い、20代くらいの人だったように記憶しています。
今思うと黒髪、長めのスカートに白シャツ、淡い色のカーディガンみたいなイメージなので清楚系な人だったんでしょう。
特別美人と言う訳でもないですがブサイクだなという記憶もなく
可もなく不可もなくという印象しかありません。


結局何が言いたいかというと
成人した女性が実家の一室でピアノ教室をやっている。
放課後から夕食までの時間くらいなので1枠1時間としても1日5人x5日
1か月の月謝が1万くらいだとして月収25万。

あの先生はそんな感じの収入だったのかな、という
下世話な話を子供の頃の思い出にかぶせて思った、という話。


ちなみに嫌だった思い出はピアノ教室につきものの
「発表会」ですね。

年一だと記憶してますが、なんかホールみたいなとこで
1曲演奏するんですが、そもそもピアノを習い始めるきっかけが不純だったので基本的にモチベーションがなかったのでとにかく苦痛。

そこで思ったのは趣味や習い事で「強制的に対外的に成果を見せる場」が
存在するのは良くないなという事。

カメラも同じで、今の僕は対外的な目標を設定していないので
気楽に楽しんでますが、例えばフォトコンに参加するとか
展示会をするってなると急に追い詰められますよね。

もちろん、そういった緊迫感が強制的にスキルを底上げする効果みたいなの
否定するつもりはないんですが、そういうのは仕事で死ぬほど体感しているので趣味には一切持ち込みたくない。

SNSのイイネもついたら嬉しいけど、付かないからといって下手くそなのかなと意気消沈するのも違うと思うし。
ところでピアノを習っていい事あったか、と思い出そうとしましたが
全く思い出せない。
もう楽譜も読めないだろうし。
ギリギリこじつけるなら、今はPCのキーボードを叩く事が多いので
割とスムースに文字を入力できるのはピアノを習っていたからかも。
としておきます。

そんなどうでもいい話思い出したよって事で1話書いてみました。

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