スクリャービン ピアノソナタ 7 作品64
「スクリャービン ピアノソナタ 7 作品64」
スクリャービンさんの「ピアノソナタ第7番 作品64」を弾いてみた。
この曲の作曲年は1911年。
冒頭部分は、まるで、ブルックナーさんの第8交響曲の第4楽章の冒頭のようだ。と思って進めて行ったら、全体的に、同曲を連想することになった。
時折、全休符、つまりゲネラルパウぜが現れる。たくさんの楽想が、あまり前後の関連なくして接続されるように現れる。そんなところからも、同曲を連想するのかもしれない。
もしかすると、スクリャービンさんは、同曲にインスピレーションを得たのかもしれない。
ただ、終わりでは、ブルックナーさんの第8交響曲では大音響で終わるが、スクリャービンさんの第7ソナタは静かに終わる。
この曲は、第6ソナタよりも強打は少なくなって、繊細で美しい音が多くなっていている。この傾向は、第8ソナタ以降、顕著になってゆくのだけれど、こんな変化を辿るのも一興かもしれない。
さて。
というわけでとにかく弾いたぞ。
最後まで弾き切る時間とモチベーションとパワーとアイデアと、いろいろなものを授けてくださった皆様に感謝申し上げます。
Scriabin Piano Sonata 7 op.64
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