見出し画像

ガブリエル・フォーレ パヴァーヌ 作品50 ソロピアノ版

「ガブリエル・フォーレ パヴァーヌ 作品50 ソロピアノ版」

今回は、フォーレさんの不朽の名曲「パヴァーヌ 作品50」を弾いてみた。

作曲年は1887年。フォーレさん42歳のときの曲。不朽の名曲「レクイエム 作品48」と同時期に書かれた。

この曲、もともとは、木管と弦楽のために書かれた曲。これに、合唱が加わった版は、多く録音されている。

「パヴァーヌ」は、もともと舞曲。モーリス・ラヴェルさんの「亡き王女のためのパヴァーヌ」も舞曲だ。

フォーレさんの「パヴァーヌ」には、たくさんのアレンジがある。ソロピアノの版もいくつかあるのだけれど、今回は、Nels Daily さんという方のアレンジを弾いてみた。

もともとは、木管と弦楽合奏のための曲なわけで、書かれている音も、木管と弦楽合奏向けの音になっている。静かな弦の和音の中に、たとえば、フルートの甲高い叫びが聴こえたりするし、ffではそれなりに大音響で鳴るわけだが、今回は、1台のピアノの音しかない。

今回は、先日弾いた、シャルル・ケクランさんの前奏曲のように、ペダルをベタ踏みして、濁った残響の中に次の和音が鳴る、というような感じにした。

そして、左手の、時を刻むアルペジオ(弦楽合奏では、ピチカートで鳴る)は、テンポをあまり揺らさずに、しかし一定ではなく、デュナーミクも、時計のカチカチ音みたいに、小さな音でだいたい一定で、と言う感じにした。

仕上がりはどうだろう?。ピアノらしい音楽になっているだろうか?。

僕が世界最高のピアニストと認める、アレクシス・ワイセンベルクさんの弾き方に近付いていないか?。いや、それは、無理というものだ。

まあ、なんくるないさ〜

「ガブリエル・フォーレ パヴァーヌ 作品50 ソロピアノ版」

https://youtu.be/6qyiz_vGSIU



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?