スクリャービン ピアノソナタ 6 作品62
「スクリャービン ピアノソナタ 6 作品62」
スクリャービンさんの「ピアノソナタ第6番 作品62」を弾いてみた。
この曲の作曲年は1912年。
名手だったスクリャービンは、この曲を弾かなかったらしい。この点については、さまざまな憶測がされているようだ。
さて。
冒頭からしばらくの間は、そんなに難しくない感じだが、途中から突然難しくなる。
正直なところ、クライマックスのところの音は、拾いきれていない。仕上がりはかなり怪しいが、間違いを指摘することができる人は、世界中で100人はいないかもしれない。あるいは、アドリブで弾いているということにしておこうかと思う。
重厚な和音を強打する箇所が多い。打楽器的な音を指向しているのかもしれない。なんとなく、ソフィア・グバイドリーナさんの曲を彷彿とした。
そして、その強打と、アルペジオを組み合わせた音は、まるで、落雷のようなイメージがある。ピシピシピシピシ・ドッカーン、みたいな。
最後の和音は、これも難しくて、いろいろ弾いて、結局、弱く打鍵することにした。鳴る音は、神秘和音を彷彿とする。
冒頭に提示される主題的なメロディは、唐突に鳴る感じがするが、演奏で工夫するとよいかもしれない。が、逆に、唐突に鳴る分、印象に残る。
さて。
というわけでとにかく弾いたぞ。
最後まで弾き切る時間とモチベーションとパワーとアイデアと、いろいろなものを授けてくださった皆様に感謝申し上げます。
Scriabin Piano Sonata 6 op.62
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