準備をすれば、チャンスはある!未経験職種にチャレンジするためにやったことの記録
新卒で働き始めてはや数年。思い切って未経験の職種にチャレンジしてみたい!
そう思っていても、なかなか踏み切れない。そんなことありませんか?
未経験職種へのチャレンジは、これまでの経験を活かせることと、これからどうなっていきたいかをちゃんとアピールできれば大丈夫です!
わたしも全くの未経験から法人営業にチャレンジし、キャリアを積みました。
今回は、未経験職種への転職を成功させたわたしが、こんな方に向けてお届けします!(人材派遣会社で営業として培った知識も、あわせてお伝えします!)
自分のキャリアに自信がないけど、新しい職種にチャレンジしてみたい人
新卒から数年同じ会社で勤務し、転職を考えているがなかなか一歩が踏み出せない人
この記事を読むと、職種とのミスマッチによる短期離職を防げるだけでなく、挑戦したい職種で活躍することができますよ!
1. 大前提:採用担当者が未経験職種への応募者について見ていること
まず、企業が職種未経験の応募者をどう見ているか?という大前提についてお伝えします。
人材派遣会社の営業として働いていたときに、企業の採用担当者に対して未経験職種への応募者について注目する点を聞いてみました。
多くの採用担当者からいただいた答えは、こちらのふたつでした。
これまでのキャリアから活かせる点があるのか?
応募者自身が、未経験の職種でこれからどう成長できるかをイメージできているか?
さっそく見ていきましょう!
1.1 これまでのキャリアから活かせる点があるのか?
採用担当者は書類選考や面接で、このようなことを確認します。
応募者が未経験の職種に応募した理由
応募者自身がこれまで得たスキルや知識のうち、どんな点を活かせると考えているのか
経験した職種で得たスキルや知識が、未経験の職種でも十分役に立つか(再現性の高さ)
応募した理由を聞く背景としては、応募した職種に対しての理解度の深さや、転職が前向きな理由であるかどうかを確認する意図があります。
また、これまでの経験職種で得たスキルや知識が、チャレンジしようとしている職種とどうつながるか、という点もみています。
1.2 応募者自身が、未経験の職種でこれからどう成長できるかをイメージできているか?
そして、応募者が入社後の自分が働く姿をイメージできているか?というところにも着目します。
例えば、このようなことについてです。
業務内容をイメージできるレベルまで落とし込めているか
未経験ゆえに足りないスキルをどう補っていくのか
未経験であっても根気強くやっていけそうか
それぞれの質問について、具体的に説明できるよう事前に準備することが大切です。
初めての職種であっても、「これまでの経験のこんなことが活かせる!」と、自分の今持っているスキルや知識を正確に把握し、論理的に伝える。
そして、今後どうなっていきたいかも合わせて具体的に伝える。このふたつが不可欠です。
過去の経験を経て今自分が持っている強みと、その強みを活かして将来どうなりたいか?、これら両方の観点を持ってください。
そうすることで初めて、採用担当者に「未経験だけど、頑張ってくれそうだ」と印象付けることができます。
以上、採用担当者が未経験職種への応募者について注目する点をお伝えしました。
ここからは、わたしが未経験職種にチャレンジした転職活動を例に、これまでのキャリアについて棚卸しをする方法をお伝えします。
2. 自分のキャリアの棚卸しをする
自分が今持っているスキルや知識は何か?このことを知るためには、まずこれまでのキャリアの棚卸しが必要です。
転職活動中、当時お世話になっていたキャリアアドバイザーの方のサポートもあり、しっかり分析することができました。
キャリアの棚卸しの手順はこちらです。
これまでの経験職種でやったこと、必要だったスキルを書き出す
1の内容について得意(強み)不得意(弱み)を整理
自身の転職活動で行ったことを例に、キャリアの棚卸しをする手順についてご紹介します。
2.1 これまでの経験職種でやったこと、必要だったスキルを書き出す
まずは、これまでの経験について振り返ることが必要です。
こちらの2点について、書き出し、整理をします。
これまでに経験した職種と業務内容
それぞれの職種に必要だったスキル・知識、マインド
わたしが経験した職種は、学習塾での講師とスクールの運営。まずは、それぞれの職種についての業務内容を整理しました。
整理した職種と、業務内容はこちらです。
次に、それぞれの職種で必要だったスキル・知識・マインドについて掘り下げていきました。
以下の3つについて整理しました。
講師として必要だったスキル・知識・マインド
スクール運営で必要だったスキル・知識・マインド
両方の職種に共通して必要だったスキル・知識・マインド
ここまでできたら、必要なスキル・知識・マインドをもとに、自分の強みや弱みを分析します!
※強みが自分が向いている部分になります。
2.2 経験職種・習得したスキルについて、強み(得意)や弱み(不得意)を整理する
経験職種とスキルについての棚卸しができたら、次は自分の強みと弱みについて整理をします。
未経験の職種であってもすぐに活用できるスキルや知識、マインドを把握し、アピールポイントを知るためです。
ここではこの順でご紹介します。
強み(得意なこと)
弱み(不得意なこと)
得意ではないけれど問題なくできること
まずは強みについてです。
社内外で人と人との間に入ってコミュニケーションをとることや、業務をやり切るために取り組み続けること、知識をアップデートし続けることが、主な強みとなりました。
また、コツコツと細やかに根気が必要な作業も得意なことがわかりました。
次は、弱みについて。
大勢の前で話すことはめちゃくちゃ苦手です……人から注目されるのが苦手なのによく3年頑張れたな、と自分を褒めておきます!笑
授業前は必ず、トイレで気持ちを落ち着けていました。今でもトイレによくいくのは、このときの名残りです。笑
最後に得意ではないが、問題なくできることについてです。
問題なく対応はできるものの、割り切るのは得意ではない、という感じでしょうか。社会人になれば、ときには黒を白だと言い切る力も必要ですからね……。
以上、これまでの経験職種や業務内容や必要なスキルを振り返り、自分自身の強みや弱みを整理しました。
次は、チャレンジしたい職種について細かくみていきます!
3. チャレンジする職種の業務内容を確認し、必要なスキルについて確認する
ここからは、自分が挑戦してみたい職種について、くわしく分析をします。
自分のキャリアの棚卸しと同じように、挑戦したい職種についても細かくみていきます。
具体的な手順はこちらです。
求人票に記載されている職種の業務内容を知る・整理する
業務上必要なスキル・知識・マインドについて細かくみる
さっそく見ていきましょう!
3.1 求人票に記載されている職種の業務内容を知る・整理する
まずは、求人票の内容からその職種でどんな業務内容をするのか整理し、細かくみていくところから始めます。
わたしの場合、人材派遣会社での既存顧客に向けての営業(リテール営業)だったため、このような内容でした。
【注意】
転職活動をする際、多くの方が転職エージェントを利用して活動を行っているかと思います。
業務内容のイメージがしにくい場合は、必ず応募前にエージェントに確認をするように心がけてください。
※あまりにも仕事の情報が少ない場合は、担当営業が企業からしっかり情報収集ができていない可能性もあります!(同じ会社の違う部署の情報を流用していることも稀にあります。)
怪しいと思ったら立ち止まって確認してくださいね。
また、複数のエージェントに登録し、応募しようと考えている会社や案件について情報収集することも大切です!できるだけ正確な情報を得られるよう、しっかり確認をしてください。
3.2 業務上必要なスキル・知識・マインドについて細かくみる
次にチャレンジしようとしている職種で、業務上必要なスキル・知識・マインドについて整理します。
本題に入る前に、人材派遣会社の営業として必要なことについて簡単にご紹介します。
紹介した派遣スタッフが長期間安定し、企業から信頼してもらえること
派遣スタッフが働きやすい環境を提供すること
人材関係でお困りのときに、企業から一番に相談してもらえる関係を作ること
募集案件や応募人材のオススメポイントを伝え、企業や応募者に興味を持ってもらえること
以上を踏まえて整理をした、必要なスキル・知識・マインドがこちらです。
派遣営業として必要な専門知識はもちろんのこと、目標を達成するための粘り強さ、コミュニケーション力(わかりやすく伝える力、複数の関係者の間で調整するスキル)が主な内容となりました。
以上、チャレンジする職種について業務内容や必要なスキルなどの掘り下げる方法をお伝えしました。
次はいよいよ最後の工程!あと一歩です!
自分の強みと挑戦したい職種で必要なスキルやマインドについて共通点を見つけます!
4. 共通点を探る!:自分の強みとチャレンジしたい職種で必要なスキルに共通することは何?
ここまでで、自分のキャリアの棚卸しと、チャレンジしようとしている職種で必要なスキル・知識・マインドについて整理してきました!
ここからはいよいよ、自分の強みとチャレンジする職種で必要なスキルについて、すり合わせをしていきます。
こちらでお伝えするのは、下記の2点です。
共通点が多いほど、未経験であっても成長が早い!企業へのアピールになる!
弱い部分は今後の強化ポイントになる!
未経験であるが故に弱い部分についても、忘れずに整理しましょう。
さっそく見ていきましょう!
4.1 共通点が多いほど、未経験であっても成長が早い!企業へのアピールにもなります
これまでの経験職種から得た強みと、これからチャレンジしたい職種で必要なスキルに共通する点。
この共通点が多ければ多いほど、新しく挑戦する職種とのミスマッチは起きにくくなります!
そして結果的に、未経験であっても成長スピードが早く、早期から活躍できる!ということにつながります。
わたしの場合、これらの強みが挑戦しようとしている職種と共通していました。
これらの共通点を根拠にして、未経験でも営業職として活躍できることを、面接でもアピールしました。
4.2 弱い部分がわかっていれば、力を注ぐべき部分がわかりやすくなる
未経験であるがゆえの弱みは、今後の成長ポイントになります。
こちらについても、求人に応募する前にちゃんと整理し、どうやって成長していくのかを事前にイメージしておくことが大切です。
こちらがわたしの弱点でした。
いずれも実務を経験することで解消されるポイントだったため、まずは強みでカバー。
弱い部分については自主的にトレーニングをしたり、勉強時間を取るなど、補う策も合わせて考えました。
強みと弱み、いずれもチャレンジする職種と照らし合わせて、分析を重ねた結果、未経験の職種でも無事内定をいただき、入社することができました!
以上、自分の強みとチャレンジしたい職種の共通点について見ていきました!
まとめ
ここまで、未経験の職種にチャレンジするときにわたしが実践したことについて、人材派遣会社での営業経験を交えながら、お伝えしました。
大前提:採用担当者が未経験職種への応募者について見ていること
これまでのキャリアから活かせる点があるのか
応募者自身が、未経験の職種でこれからどう成長できるかをイメージできているか?
自分のキャリアの棚卸しをする
これまでの経験職種でやったこと、必要だったスキルを書き出す
経験職種・習得したスキルについて、強み(得意)や弱み(不得意)を整理する
チャレンジする職種の業務内容を確認し、必要なスキルについて確認する
求人票に記載されている職種の業務内容を知る・整理する
業務上必要なスキルについて細かくみる
共通点を探る!:自分の強みとチャレンジしたい職種で必要なスキルに共通することは何?
共通点が多いほど、未経験であっても成長が早い!企業へのアピールになる!
弱い部分は今後の強化ポイントになる!
転職活動では、まず自己理解を深めること、企業や職種について理解を深めること、そして、その会社で自分がどのように活躍できるのかを考えアピールすることが大切です。
未経験の職種であっても、これまでやってきたことを元に自分ができることをちゃんとアピールできればチャンスはあります!
これまでのキャリアをしっかり振り返って、チャレンジしたい気持ちを伝えられるよう準備してみてください^^
笑顔でしっかり感じよく、自分の思いを伝えてみてくださいね!
応援しています!
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