道頓堀今井本店の「四季弁当」

大阪・なんばに来たが、人混みに息切れ。
道頓堀は人が多すぎて、歩くのもやっとという感じ。
人混みに疲れたので、静かなところへ行こうと思い「道頓堀今井本店」へ。

夕暮れ時で一杯飲みたかったので「四季弁当」を頼む。

鯛の昆布締め、菜っぱと椎茸のぽん酢風味の煮浸し、鴨ロースと卵焼き、鮭の西京焼き、野菜の炊き合わせ(大寅の焼きとおし入り)、柿なます、帆立と野菜の天ぷら。

籠に綺麗に盛り付けられた弁当のおかずたち。ご飯のおかずというよりは、酒飲みのためのアテばかり。
天ぷらはもちろん揚げたて。
酒飲みの気持ちを熟知したアテには、日本酒で迎撃するしかないでしょう。

・・・ということで、ドリンクメニューを開くと、これまたそば屋の域を超えた少数精鋭の銘酒たち。

福井県「花垣」の純米ひやおろしをアテと共に味わう。
アテの味付けが大阪特有の甘口ながら、素材を活かす薄味で、日本酒に合う。
酒が一合では足りず、慌てて奈良県・久保本家「生酛のどぶ」をグラスで。

お酒とアテでいい気持ちでいると、小うどん(きざみ)と季節のご飯(栗ごはん)が。
〆に今井さん伝統のうどん、出汁が最高。

わらびもちとほうじ茶で大団円。

老舗の矜持、ここにあり。
食いだおれの街・大阪の厳しい舌を長年満足させてきた老舗のプライドが垣間見えた夕食だった。

#道頓堀今井
#道頓堀今井本店
#道頓堀今井の四季弁当
#道頓堀今井のきざみきつね
#花垣ひやおろし
#生酛のどぶ