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ライオンビヤホール銀座七丁目店 〜ビールと建築の「聖地巡礼」〜

ある日の昼さがり、銀ブラの途中でふらっと立ち寄った。
「ライオンビヤホール銀座7丁目店」
ビール好きにとって「聖地」と言っても過言でない場所。
昭和9年開店。
戦火を免れ、戦後は占領軍に接収され、ビヤホールとして使われたという。かのマッカーサー元帥も訪れたとか。

2022年には登録有形文化財に。
某テレビ局がドラマや美術番組に取り上げたため、最近はビヤホールの予約不可とのこと。
そう考えると、ふらっと行ってすぐ入れた僕はラッキーだ。

入店すると、レトロ風ではなくほんまもんの伝統建築。
設計は菅原栄蔵。細部までこだわり抜いた意匠に、思わず息を呑んだ。
白眉は巨大モザイク壁画。
この空間でビールが飲めること自体、銀座の奇跡である。

すっかり頭がのぼせてしまい、昼から生ビールを連打。
この日は伝説のビール注ぎ名人の海老原さんのお姿はなかったが、海老原さんの技術を受け継いだベテランの方が専門に注がれていた。

(1) 一度注ぎ黒ラベル・パーフェクト黒ラベル飲み比べセット
(金口小グラスで)

(2)エーデルピルス(オリジナルグラス)

(3)白穂乃香(オリジナルグラス)

(4)一度注ぎ黒ラベル(中ジョッキ)

(5)エビスプレミアムブラック(中ジョッキ)

陽の高いうちからこんなにビール飲んだのは久しぶり。
建築にのぼせたのも理由だけど、ビールの旨さも大きな理由。
プレミアムなエーデルピルスや白穂乃香もあり、みんな旨かったけど、やはり一度注ぎはたまらない。
なんてったって、伝統のスイングカラン(昭和30年代まで主流だったビールサーバー)で、1000Lタンクの生ビールを注ぐんだから。
すっきりしてて、細かい泡の一粒一粒から、ビールの生命力が伝わってくる感じ。
金口の小グラスで色々飲んでみるつもりだったのに、途中で一度注ぎをぐびぐび飲みたくなって、思わず中ジョッキを注文しちゃった。

ビールっていいなあ。
そんな当たり前のことをリアルに実感できる、ありそうで有難い場所。
オーソドックスだけど稀少。まさに「聖地巡礼」となった。

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