誰もが楽しくなる会話その5
みなさんこんにちは、ポン太です。
今日は前回の続きの話をしていきます。
さて、高校生になって一年が終わろうとしています。
未だに彼女もできなく、話していませんでしたが高校は男子校だったので女の子との出会いもないまま一年が過ぎてしまいました。
そして2年生になりました。
高校3年間クラス替えはなかったので友達も少しはできました。
2年生の頃の思い出といえば友達の家でゲーム、自分の家でもゲーム、ゲームばっかりでした。
アルバイトも辞めてしまっていたので学校が終わってもゲームばかりしていました。
それを見かねたのか父が
(お前蕎麦屋でアルバイトしないか?)
と言ってきたのです。
知り合いのお蕎麦屋さんが人手が足りないとのことでした。
私は少し悩みました。
だってそうでしょう、人と話すのが苦手なんですよ。普通にお蕎麦屋さん、絶対無理とその時は思いました。
でもそのお蕎麦屋さんがあなた(父親)の息子さんなら大丈夫だと話してたそうで、私は一人では行きたくなかったので友達も誘ってアルバイトをする事にしました。
そのお蕎麦屋さんは家族でよくご飯を食べに行っていたお店でした。
そのお蕎麦屋さんの主人、女将さんとは話はした時はないけれど顔を見ればわかるくらいの知り合いでした。
最初にアルバイトに行った時です。
衝撃でした、お蕎麦屋さんの主人も女将さんも何と声がでかい事(笑笑)本当にびっくりしました‼️
それだけじゃなく、働いているみんなが声が大きくて自分の声が聞こえないくらいでした。
すごくお店には活気があっていい雰囲気だなぁと思いました。
何もわからない自分と友達は最初に皿洗いを教えてもらいました。
一度手で洗って、そのあと食洗機にかける仕事でした。
一見単純な作業なのですが人によってスピードが全然違うんですよ。
もちろん人それぞれ手の動かし方に違いがあって、人それぞれ教え方が違うんですよ。
しばらくは自分に合ったやり方を探してた記憶があります。
手を早く動かすとか、同じ皿をなるべく洗うとか色々なやり方があったので自分がこれだと思ったのは、みんなの早いとこだけを真似すればいいんだと思いました。
しかしながら同時にいろんな事をできるわけもなく、少しずつやれる事を覚えていきました。
そんな時女将さんが一言自分に言ってくれた言葉があります。
「うん、速い遅いは別にして一生懸命働いてくれてありがとう」
と言ってくれました。
自分はその言葉を聞いた時すごく嬉しくて、涙が溢れてきてしまいました。
なぜだか、涙が止まらなかった。
今まで人にありがとう、なんてあまり言われた事がなかったので心の底から嬉しくて。
こんな気持ちは初めてでした。
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