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20歳の自分に受けさせたい文章講義#15

今回は文章の訂正・確認とおわりにを紹介します。

①要約

(ア)論理性のチェック
 論理性をチェックするには、図に表せるかで確認する。論理性が破綻している場合は、図にすることができない。

(イ)めんどく細目のチェック
 文章とは言葉だけで、著者と同じ体験をさせることである。同じ体験をさせるには、読者にめんどくさい細目を映像で想像させなければならない。読者にとって、一番苦痛な文章は、文字だけおわされるものである。「~が気持ちよかった」、「~が楽しかった」では読者は映像にすることができない。
 例えば温泉旅行の感想を書きたいのであれば、どこの温泉に行き、どんな外観だったのか。また、温泉の色やにおいなど体験している項目を書く必要がある。

(ウ)いきづまったら・・・
 文章を書いている途中でいきづまったら、フォントをかえてみるのもよい。画面とにらめっこしても、何も生まれてこないし、いったん他のことをするのも得策ではない。またやる気スイッチを入れなおさなければならないからである。もっと具体的には以下になる。

①文章を別のワープロソフトにコピー&ペーストする
②文章のフォントを変更する
③縦書き・横書きを変更する

 ①②③を実践することで、視覚的に全く別角度から眺められるようになり、自分の文章に対して、かなり新鮮かつ客観的に向き合うことができる。
 書き終えた後の推敲でも、①通常のワープロソフト②別のワープロソフト③紙にプリントアウトして最終推敲とすることで、よりミスを減らせる。

(エ)2回確認する
 以前にも述べたように、推敲とは過去の自分との対話になる。
一般的に文章を読み返して、訂正するとき迷わず、訂正するだろう。それは今の自分が過去の自分より正しいと思っているからに違いない。
 しかし、今の自分と過去の自分どちらが正しいのかなんて本当にわかるだろうか。もちろん、過去の自分より知識がアップデートされている場合もあるが、推敲はその時の体調や環境で大きく変わってしまうのだ。つまりどんな言葉に修正しようと正解はない。
 そこで、気をおける友人がいるなら文章を読んでもらおう。身近に読者がいない場合は、明日の自分に読ませるといい。
 文章を書く自分、読み返す自分、再度読み返す自分の3人で文章を読み返すことが必要なのだ。

(オ)おわりに
 いい文章とは「読者の心を動かし、その行動までも動かすような文章」のことである。必要なのは翻訳の意識付けと技術であり、センスなど必要ない。自分の思いを知り、それを言葉だけで正しく伝えて、読者に対してどんな形で思いを届けるのかがカギになってくる。
 いい文章を書くのに文才など全く関係にない。自分には才能がないという人は、夢のあきらめの言い訳を探しているだけである。本当の天才は自分に才能があるのかなんて考えず、ひたすら、前にすすんでいるのだ。
 まず書き始める。それがこの本を読みえた終えた証拠なる。

②感想
 今回この本を読んで感じたことは、自分は読者を意識できていなかったことである。noteでの発信はアウトプットをしなければいけないと思って始めた。では、アウトプットは誰のためにしているのか。ほかならぬ自分のためである。読者のためには書いていなかった。
 しかし、この記事を読んでくれている人がいる。つまり、自分にも読者が存在し、読者の椅子に座る責任がある。この本で、読者の椅子に座る方法は学んだ。今回学んだ考えや意識付けを生かしてく必要がある。






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