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コーチングの基本#8

今回は#7で紹介したPossession・Behaviorについてより詳しく要約します。

①要約

(ア)Possession
 Possessionは「クライアントが目的達成のために備えるべきもの」について扱う。備えるべきものは、知識・スキル・人脈・資金・資格など、さまざまなものがある。その中から目標達成のために何が、どの程度必要なのかを明確にし、行動するプランを考える。コーチは対話の中で、選択肢を幅広く提示し、現状で一番有効な選択できるように対話を進めていく。

(イ)Behavior
 Behaviorは「クライアントが行動を起こせるよう」に仕向けていく。しかし、人が行動を起こすのは難しく、なかなかできるものではない。行動するには、行動が起きるまでに存在する、4つの壁を乗り越えなければならない。では、4つの壁とは何か?1つずつ見ていこう。

①目標を立てた時点での決断の度合いが低いため、行動が起こらない。
 いつまでたっても、「忙しいからできない。明日やる」場合に該当する。これは、目標の設定方法に問題があり、目標が明確ではないことが挙げられる。
 また、行動を起こせていない自分に危機感を覚えず、行動の必要性を感じていないことも挙げられる。つまり、行動しなくても、特に自分に害はないと考えてしまっている。
②やる気はあるものの何をしたらいいかわからない
 この場合はPossessionが不足しているため、まずは目標達成のために必要なスキルをコーチングで選択していく。
③知識・スキルをどうやって使ったらいいかわからない
 この場合は、Possessionがあるのに適用方法がわからなくなっている。対話を繰り返し、具体的に現場でどのようにできるか細分化してイメージする。
④変化を起こせない
 スキルも意思も十分にあるのに、一歩踏み出せない状態。クライアントに行動を宣言してもらうことで、約束を破る自分への恥、行動が具体化する。また、コーチは弱気の発言が出ていないかチェックしていく。

②感想
 人が行動するには、この4つの壁をすべて打ち破らなけらばならない。この壁は強固だが、打ち破れば、自分が成長していることに確信が持てる。
 また、知識だけ持っていても、意味はない。知識だけならインターネットで事足りる。知識をどうやって行動につなげていくか、自分で思考し、生産性を高めていく必要がある。さもないと、将来絶対に、自分が苦労する。将来苦労した方がいいのか、今苦労した方がいいのか、答えは明白だ。




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