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20歳の自分に受けさせたい文章講義#5

今回は文章の構成について紹介します。

①要約

文章の面白さは構成、つまり論理展開によって決まることが多く、構成をする上で、起承転結を利用すること方もいるが、ライターのなかでは評価されていない。
ただ、もともと日本人は話の展開として、起承転結をを持ってくることが多いため、使いたくなるのも仕方がない。
しかしビジネスなどの実務的な文章にはいらないので、序論本論結論を意識して書く方が良い。

序論本論結論の構成で書く場合、やり方としてお勧めは、映画やテレビなどの映像を表現を活用する。

①導入(客観のカメラ、遠景)
今何から始まるか説明する、大学のキャンパスでの告白なら、まずは大学のキャンパスを映す。

②本編(主観のカメラ)
カメラは主人公の男と女にクローズアップする。顔の表情など、遠景は映さない。あくまで主観的な画像を映す。

③結末・エンディング(客観のカメラ)

美しい背景の一部として、二人を映し出す、ナレーションやテロップで客観性を持たせる。

上記の3つを文章に対応させると下記にようになる。


①序論(客観のカメラ)
本論で何を語るのか、世界の状況はどうなっているのか、客観的な立場を説明する。高い位置から俯瞰的に見る。

②本編(主観のカメラ)
自分の意見、考え、主観的な要素に近づく

③結論(客観のカメラ)
客観的な視点で文章をまとめる。自分の意見を動かしがたい意見とする。

文章を書くときはカメラワークを意識し、どんな順番で、何をとらえているのか、ずっと同じものフォーカスしていないか、場面が展開するときに、それがわかるものを挿入しているかを考えることで、文章の説得力が増し、メリハリも良くなる。

②感想

序論では背景を調べ、ありのままの事実をまとめる(客観性)、本論では自分の意見を述べる(主観性)、結論で背景を持ち出しながら、自分の意見を確固たるものにする(客観性)を意識しながら、文章を書いてみようと思う。                                それに加えて、前回をまとめた「読点の位置、改行、漢字、音読」の技術的な要素も含め、論理的に、小学校6年生でもわかるように説明することを目指す。



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