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コーチングの基本#9


今回はコーチングの3原則の1つであるPresenceについて紹介します。

①要約

(ア)Presenceが行動を決定する
 Presenceは考え方や信念である。そのため、考え方は人それぞれで、どれが良いか悪いかではない。しかし、自分の考えがあらゆる場面で必ず有効に機能するとは限らない。こうしたいと思っていても、Presenceによって行動が決まってしまうため、環境やとるべき行動に応じてPresenceを変えなければならない。

例           PresenceA→行動A
 こうしたい(入力)→
            PresenceB→行動B

イ)Presenceは体験によってつくられる
 そもそもPresenceはどうやって身についたのだろうか?結論、人がこれまでの人生で得た、成功体験によってつくられている。人は、うまくいったパターンを無意識で繰り返す傾向があり、失敗したパターンは避けるようになる。そのため、成功体験の積み重ねが、人が物事を判断するときの軸になり、Presenceが構築される。

(ウ)Presenceを自覚するのは難しい
 Presenceは自覚することが難しい。なぜなら、本人にとってそれが当然となっているからである。なので、コーチは対話を繰り返してクライアントのPresenceを導き出す。

質問例 価値観や座右の銘はなんですか。
    その信念を大事にしている理由。 
    その信念が仕事で現れてるのはどんな時。

(エ)PossessionとBehaviorとPresenceは影響しあっている。
 PossessionとBehaviorとPresenceは相互に作用している。

①PossessionとBehaviorの場合
知識を利用して行動したり、行動することで知識を会得することができる。
②PresenceとBehaviorの場合
頭でいったん整理して行動したり、行動することでその考え方が正しいと発見できる。
③PresenceとPossessionの場合
考え方が変わって新しい知識が必要だと思うこと、知識を得ることで新しい考え方を会得する。

②感想
 自分の考え方を自覚するのは、難しく、このように思うのは当たり前だと思ってしまうことが多い。しかし、それではいっぺんとうになってしまい、頭でっかちに陥る。コーチングを受けることで、定期的に自分の考えをアップデートし、より有効な選択肢をとれるようにしていかなければならない。



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