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20歳の自分に受けさせたい文章講義#6

今回は文章の導入部分と論理性について紹介します。

①要約

(ア)導入の重要性
 文章を書く上で、導入部分は非常に重要である。理由は本編の文章がすばしい内容であっても、読まれなければ意味がないからである。人は文の導入部分だけを見て、読むor読まないを決めている。みんなも経験があるはずだ。
 では、導入部分で読み手に読もうと思わせるには?著者は以下の3つを紹介している。


①インパクト型
結論を最初に持ってきて、読者に「おっ!」と思わせる。

②寸止め型
ミステリー作品で使われる手法で、核となる部分は隠し、観客に想像させる。人は隠しているものを突き止めたい欲望があることを利用する。覆面レスラーは覆面をしているからこそ、価値があり、核となる部分は人に想像させることが重要。

③Q&A型
文章の中に、問いと答えをもってくる。読者に問いだけでも読ませることで、答えまで読まないと、損という感情を与える。

(イ)文章に一貫性をもたせる
そもそも論理的とは論が理にかなっていることを言い、論とは主張、理は理由である。
論理的な文章とは、マトリョーシカ人形という構造でできている。


①大マトリョーシカ・・・主張
②中マトリョーシカ・・・理由
③小マトリョーシカ・・・事実

一番大きなマトリョーシカ(主張)、その下に中マトリョーシカ(理由)、それをとると小マトリョーシカ(事実)が存在する。この3つが入っていなければ、結局に何が言いたいのかわからず、詰めの甘い文章になってしまう。
自分の文章に主張、理由、事実が入っているのか、この3つがしっかり連動しているのかを確認することが重要である。

②感想
 結論を最初にもってくる手法は、重要で効果的な方法だと感じる。結論を最初に持ってくることで、何が言いたいのかがわかり、そのあとの情報が頭にはいってきやすい。私もなかなか、結論から説明することが苦手で、就活の時も散々指摘されてきた。それぐらい、結論も最初に持ってくる手法は効果的だ。
 また、論理的な文章構造として、マトリョーシカ理論にはお驚かされた。文章の論理性が、何となくでしか分かっておらず、なかなか言語化できなかったからである。論理的な文章になっているのか、自分では判断がつかない時がよくあったため、このように理論として提示してくれることで、一つの指標になった。
 導入と論理性を意識して、今後も継続し文章を書いていく!









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