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コーチングの基本#3

今回はコーチは目標達成を支援する、コーチングにおける「目標」と「目的」、マネジメントとコーチングについて紹介します。

①要約

(ア)コーチは目標達成を支援する
 コーチングは「クライアントの目標達成」という結果が求められるので、コーチとの対話だけでは、コーチングとは言えない。あくまで傾聴や質問などの技術は、コーチングの手段であって、目的ではないことを頭の中に入れておくことが必要がある。コーチはクライアントの目標達成にコミットしなければならない。
 しかし、クライアント全員が目標を持っているとは限らない。そういった人にコーチングを行うことは、達成すべき目標がないため、かなり難しい。それでもコーチはクライアントの目標達成を成し遂げる必要がある。
 では、どうやって目標達成するのか?まずは、コーチがクライアントの目標を一緒に探すことが望ましい。クライアントが目標を持っていなくても、コーチングの場にいるということは、少なからず思いがあってここにいるはずである。であれば、コーチングでクライアントの潜在的な思いを探すことから始めよう。

(イ)コーチングにおける「目標」と「目的」
 コーチングにおける「目標」「目的」は以下のように定義される。

目的・・・最終的に自分がどうありたいか。
目標・・・目的を達成するための手段。

 例えば自分が「教育で世の中に貢献したい」ということであれば、教育学部で授業を受けるのも目標であり、試験に合格するのも目標になる。そうやって目標を、1つずつ達成していくことで、目的に近づいていくことができる。
 また、目標と現状の差異を対話を通じて明確にすることは、目標へ向かうエンジンとなる。現状の差異をしっかり理解することで、乗り越えるべき成長テーマが見えてくる。

(ウ)コーチングとマネジメント
 コーチングは自発性を重視するため、マネジメントとは相性が悪いと思うかもしれない。実際に自発性よりも緊急性を要する場合、直接指示したほうがいい場合もある。しかし、コーチングは条件次第でマネジメントにも効果が表れ、管理者の手助けとなる可能性を秘めている。

②感想
 「自分がどうありたいか」を明確に想像できる人は少ないと思う。自身も「自分がどうありたいか」について、考えることはあるが、明確化できるほどの思考に至っていない。そこで、コーチのメスを入れることで、自分には見えていなかった、潜在的な思いを理解することが可能だと信じている。潜在的な思いを把握しなければ、目標が定まらず、行動も伴わない。
 自分が本当になりたい姿は何なのか、コーチングではっきりさせたい。はやく、コーチングを受けたい。



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