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【徹底解説】Canva×Instagramの活用方法

はじめに


私はInstagramで育児系アカウントを運営しているが、
フィード投稿は全て「Canva」で作成している。

Canvaとは無料で利用できるグラフィックデザインツールのことで、
 ・パソコン
 ・スマートフォン
 ・タブレット
に対応している。
※スマートフォン、タブレットは専用アプリが必要

一部有料プラン(Canva Pro)も年間12,000円で存在するが、
フィード投稿用の画像編集であれば、無料で十分である。

https://www.canva.com/


かれこれ1年以上このソフトを愛用しているが、
そこで培ったノウハウについて、今後共有していく予定だ。

尚、「Canvaの始め方」のような
一般的なノウハウはネットに溢れているため、
ここでは専門的なノウハウを扱っていく。

数あるノウハウのうち、最低でも1つは役に立つはずだ。

Instagramに投稿している人気記事を題材に、
具体的にどのように作成しているのか見ていこう。


Canvaによる画像編集


Instagramのフィード投稿は下図の通り。

タイトルに文字入れをしていて、
 ・どんな投稿か一目で判断できる
 ・視聴者に共感してもらえる
 ・内容が気になってクリックしてしまう
 ・色味を統一する
といった事を意識して、タイトルを作成している。

図1 フィード投稿一覧

この中でも人気である下記投稿について、
どのようにCanvaで画像編集しているか、徹底解説していく。


1. タイトル 


タイトルは視聴者が最初に見る画像であるため、
一番重要である。

実際、数ある投稿を1秒もかけずに流し見するため、
その一瞬で目を引く必要がある。


実際に作成した下図は大きく分けて、
 ・背景写真
 ・文字
から構成される。

図2 タイトル

<背景画像>
背景画像はスマートフォンで撮影した写真で、
透明度は"40"にしている。

図3 タイトルの背景画像

仮に、透明度を"100"にしたタイトルは下図のようになる。

図4 タイトル (透明度100)

図2と図4を比較すれば一目瞭然であるが、
図4の背景画像は色味が強く、濃淡がはっきりしているため、
文字が読みづらい。

タイトルで一番目立たせたいのは文字であり、
背景画像は補助的な要素に過ぎないため、
透明度で調節するのだ。

このように、透明度をうまく使うことで、
各要素の優劣を明確にできるため、便利な機能である。


<文字>
タイトルでは
「子供がいても孤独」
という文字を使用している。

この文字を目立たせたい順に並べると
 ① "孤独"
 ② "子供"
 ③ "がいても"
となり、これを実現するために、
文字の大きさ、色を変えている。

また、これらの文字をより目立たせるために、
下図のように2つの文字を重ね合わせている。

図5 文字の重ね合わせ

詳細は下記動画の通りで、
 ・重ね合わせ方法
 ・色
 ・フォント
 ・大きさ
が理解できるかと思う。



2. メイン


投稿で伝えたい内容を記述していくメインの部分。

特に2,3ページが重要で、
ここで興味を惹かれなければ、最後まで見ずに離脱してしまう。


ここでは2ページ目を例に説明するが、
大きく分けて、
 ・背景
 ・小タイトル
 ・説明文
 ・出典
 ・誘導文
から構成される。

図6 メイン

<背景>

背景はフォーマット化していて、
Canvaのテンプレートや素材を組み合わせて、自作したものである。

図7 メインの背景

タイトルと同様で、文字を目立たせるために、
ここでも透明度を活用している。

下記動画のように、最前面に白い四角形を重ねており、
透明度50にすることで、背景全体を薄く表現している。

尚、背景に使用したテンプレートはこちら。
https://www.canva.com/templates/EAEcxR1ErVQ-neutral-minimal-lifestyle-quote-social-media-post/

図8 参考テンプレート

フレームの入手元は忘れてしまったが、
恐らく、「素材」タブで"フレーム"と検索して手に入れたと思う。

図9 参考フレーム

<小タイトル>

ページ毎にタイトルをつけたい時は
このスタイルをいつも使用している。

キーボードで "L" を押すと図形の「線」が表示されるが、
 ・終点:丸
 ・線の太さ: "100"
 ・色:#f8c235
に設定し、その上に文字を重ねている。

図10 小タイトル

<説明文>

四角い図枠の中に説明文を記述していくが、
標準的に使用しているのは
 ・フォント:けいふぉんと
 ・色:#68424b
である。

一般的には黒色を使用するかと思うが、
焦げ茶っぽいこの色の方がオシャレに見えるし、
他の色を邪魔しないので、多用している。

図11 説明文

そして、目立たせたい部分だけ、
明るい色を使用したり、
アンダーラインを引いたりして、濃淡を使い分けている。

<出典>

説明文の下にある出典は
 ・フォント:UD明朝
 ・色:#000000 (黒)
を使用していて、堅い雰囲気にしている。

<誘導文>

先述した通り、最初の2,3ページで興味を惹かれなければ、
最後まで見ずに離脱してしまう可能性がある。

この離脱を防ぎ、次のページに誘導するのが「誘導文」である。
個人的にはかなり重要な要素だと思っている。

説明文において、
「1日に発する単語数は
 男性:7,000語、女性:20,000語と言われています」
と記述しているが、この文章だけで完結しているのがわかるだろう。

「なるほど」と思う人もいれば、
「ふーん」で終わる人もいるはずだ。

ここで、誘導文の
「特に女性は」
が入ることで、文章が中途半端になる。

「特に女性は何なの?」となるはずだ。

つまり、
あえて文章を完結させないことで、
次のページに誘導しているのである。

この誘導文は
 ・フォント:うずらフォント
 ・色:#68424b
で作っており、矢印は素材で "next" と検索すれば出てくる。

図12 誘導文


3. 強調


投稿の中でも特に強調したい場合は、
下図のような黒背景のページを作成している。

あくまでもこれは一例で、
内容によって強調の仕方を変えているが、
こちらは悲観的な内容に用いることが多い。

他のページが明るい色味を持つため、
ここでガラッと雰囲気が変わり、
視聴者を飽きさせないようにしている。

図13 強調

大きく分けて、
 ・背景  ※割愛
 ・補助文
 ・説明文
 ・出典  ※割愛
から構成される。


<補助文>

投稿を作成していると
「この説明も付け加えたい」という気持ちと、
「文字が多過ぎて見づらい」という気持ちが錯綜する。

読みやすく、シンプルな内容が好まれるため、
文字を減らす努力はしているが、
どうしても減らせない場合はこの手法を用いている。

図13の「約半数の」が補助文にあたるが、
 ・説明文とフォントを変えて見やすくする
 ・スラッシュ( "/" )で囲んで見やすくする
ということをしている。

<説明文>

標準的に使用しているのは
 ・フォント:けいふぉんと
 ・色:#ffffff (白色)
で、特に強調したい文章は
 ・色:#e8cd00
を使用している。


4. サンクスページ


最後まで見てくれた視聴者に対して、
 ・いいね 
 ・保存
 ・プロフィール閲覧
を促すのが目的である。

図14 サンクスページ

このページは構成要素が多く、
全てを説明することは難しいため、下記動画にまとめた。

簡単に説明すると、
 ・ベースはテンプレートの組み合わせ
 ・項目毎にグループ化。背景以外はアニメーション適用
である。

尚、サンクスページに使用したテンプレートはこちら。

https://www.canva.com/templates/EAEUfQhVw-M-pink-and-orange-watercolor-personal-family-greeting-dedication-valentine-s-day-instagram-post/

図15 参考テンプレート

https://www.canva.com/templates/EAEolubRgyg-watercolor-hello-september-instagram-post/

図16 参考テンプレート



画像のダウンロード


Canvaによる画像編集が完了したら、
PCに画像をダウンロードする。

手順は簡単で、
「ファイル」→「ダウンロード」を押し、
「ファイルの種類」を"JPG"に変更した後、
「ダウンロード」を押すと、画像が保存される。

図17 ダウンロード手順①
図18 ダウンロード手順②
図19 ダウンロード手順③



おわりに


昨今のInstagramを見ていると、
文字入れ投稿は当たり前になってきている。

それに伴い、画像編集が必要になるわけだが、
私は画像編集の経験が全くなかった。

強いて言うなら、officeのpower pointを使用するぐらいだ。

そして、全て独学だったため、苦労したのも事実である。
試行錯誤しながら、ここまでやってきた。

今回の投稿で、少しでもノウハウを習得してもらい、
画像編集に役立ててもらえれば嬉しい。


ぽん太
(3,650文字)

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