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歯肉癌 #11 妻から見た夫の様子

2023年1月に左下顎歯肉癌と診断されたオット様。
さぞかし落ち込むかと思いきや、、、常に平常心で本当に驚くばかりです。
「罹っちゃった以上は仕方ない。いつも通り、淡々と過ごしていこー」ってオーラを日々出されてます。
怖がりさんだと思っていただけに、正直、予想外の反応でした。

2023年1-2月 手術前

ワシントンD.C.の病院で癌が発覚し緊急帰国したオットは、さすがに疲れて見えましたが、日本に帰ってこれたことが本当に嬉しかったらしく、TVのバラエティー番組を観ながら、楽しそうに笑っていました。
ご飯も食べづらそうではありますが、軟らかめ食事でOKで、日本食を喜んでいました。

病院を転々とする1週間は、2人揃って不安でしたが、手術予定日が決まり、怒涛の検査週間を過ごすころは、目標に向かってとにかく頑張る!な毎日でした。

そんな中、問題勃発!
「親には心配かけたくない。言うなら手術終わってから」と言うオット様と、「12時間もかかる大手術。最悪なことだってありうる。手術前に親には言っておきたい」と言う私。
ちょっと揉めて、結果私が折れ、緊急帰国も手術もぜーんぶ!親兄弟に内緒って状況に。。。

後日、義実家には私が直接伝えに行きました。…気管切開したオットはしばらく喋れませんでしたし、電話じゃなーと思いまして。

帰国したこと、手術したこと、事後報告になってしまって申し訳なかったこと。。。なるべく心配かけないように、最悪のことは想像させないように。
「きっと俺も周りには言わない。心配してもらったって病気が良くなるわけじゃない」と言う義父と、「教えてほしかった。待合室にいられなくても病院にいたかった。心配させてもらいたかった」と言う義母。…もう義母には足向けて寝れません(^-^;

2023年3月 退院後

3/15の退院後は、物理的に食べられない状態と、週一ペースの通院を、これまた淡々とこなす日々でしたが、そこに色を添えてくれたのが、あのWBCの熱戦でした。もともとTVでのスポーツ観戦は好きだったので、2人で心の底から盛り上がりました~\(^O^)/

あのワクワク感を経験できたこと、治癒力アップに大いに役立ったに違いありません。今でも大谷選手さまさまです。

2024年4-5月 補助治療中

放射線&抗がん剤の副作用がいつまで出るか分からないのに、帰国から半年後の6月に会社復帰を決めてしまったオット。。。彼の「大丈夫だよ」が一番大丈夫じゃないのです(^-^;

アメリカ転勤前と勤務地が変わるため、新居探しから引っ越しまでが、治療と同時進行でした。副作用が出る前に家を決め、ちょっとづつ荷物を運び込み、体調見ながら引っ越し日決まらず。。。今振り返っても、よく頑張って対応しました、私(笑)

2024年6月 補助治療後

ほぼほぼ食べられない状態に陥って、強めの痛み止め治療が続く中、それでも強行された会社復帰&引っ越し。栄養士さんから言われた、最低でも1食500kcalが守れない状態での出勤でしたので、さすがにしんどそうではありました。が、その日から一気に食べられる様に。

本当はもっと状態が良くなってから会社復帰してもらいたかったのですが、外部刺激が治癒力を高めるのかなぁと、結果オーライに胸をなでおろしたものです。

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