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ウェルスとストレングス

(昨日の続きはまだ書かない。)

私がライフエンジンに入った時に一番感銘を受けた、ウェルスダイナミクス(以下WD)とストレングスファインダー(以下SF)について書きたいと思う。(というかブログのリライト)

むっちゃ簡単に説明すると、WDの中には色々理論があるが、その中のプロファイルというものが大きく分けた四つの周波数(細かくは8つのプロファイル)の資質のどこに当てはまるかという事を表す。(無料診断はこちら
SFは36に分類された資質のうち、どういう順位で自分がその資質を持っているかを教えてくれる。

私自身は大きく2つ面白いと思うところがあって。1つは、WDに限らず性格・傾向診断全般に言えるけど、プライベートな事に踏み込まずともパーソナルな話ができる。仕事の話、家族の話に具体的に踏み込まずともWDという言語を通じて「あなたと私」ひいては「あなたと私の、違っていて面白い所、同じで面白い所」について話せる、という点。

もう一個は、SFとかWDは他の資質と相対的に見る事が出来て、「こういうことは得意だけどここは苦手だから、攻める方向性を変えた方がいいよ」と戦略を教えてくれる視点が強いのが面白いと思っている。

強み診断とかだと「あなたは論理的です」「そうかー…で?」って感じで。困ってるところとか諦めろっつーのかよと。答えはYesでありNoで、1つは諦めてそれが得意な他の人に任せ、自分はより生産性の高い得意な部分にフォーカスする。もう一つは、アプローチを変えてそれを自分の得意なフィールドに持ち込む。

SFはアプローチを変える視点。例えば私は、社交性(人に惹かれる、初対面の人とつながりを作る力)が低い。実際人見知りだし話す話題も思いつかないから、あんまり新しい人と関わるのは得意じゃない。でも適応性(今の環境に対応する、アドホックの出来事に対応する)は高いので、「役割に適応する」つまり、例えば知らない人の中に放り込まれて何かの司会をやってと言われたらできるし、その役割の中で誰かと交流してほしいと言われたら普通にできる。

更に、親密性(相手を深く知る、自分を知ってもらう事を好む)が強いので、うまく自分を知ってもらう自己紹介を考えたり、SNSなどのメディアの活用で事前に自分を知ってもらう等の工夫をすると、初対面の人ともスムーズに打ち解けられるかもしれない。

WDは得意にフォーカスする。周波数がダイナモな私はアイディア出しやコンセプト作りは得意だけど、他の周波数が得意とするデータ集めや詳細の作りこみはとても苦手。ブレストや絵描きの部分を担当したら、あとは他のそれらが得意な人に任せる。あまりリスクを気にせず素早く動けるので初動が速く、事前準備が無くてもそこそこは動ける。逆にリスクを気にしすぎて動けなくなっている人の後押しをしたり、急に指名されて発表したり等は他の人より得意な傾向だ。(本当は、細かく言うと人前で発表したりはスタープロファイルの人の方が得意。私は隣のクリエイターなので、どちらかというと自分自身ではなくモノで勝負する)

自分は今まで、周囲の期待/プレッシャー/自分のプライド等々いろんな理由から、意図するしないに関わらず求められた自分を演じてしまう時があって、しかもそれなりにこなせてしまう状態だった。20数年生きてきてあんまり苦じゃなかったのは、多少の紆余曲折はあったけども周りにも恵まれてたというのもあったんだと思う。

ただ、ここ数年で壁にぶち当たった時に、頑張っても成果が出ない、周りとうまく意思疎通ができない、やりたいことって何だろう、自分が好きな事ってなんだったっけ、なんでこんなに苦しいんだろう、とその場から動けなくなって。自分という枠がぼやけて曖昧になって無くなっていくような感覚に襲われた。この世界に自分の居場所は無い、誰からも求められない。周りと完全に断絶していた。

ここから逃げたい、でもどこに行けば?自分が目指すべきはどこだろう?いや、べきとかじゃなくて、自分はなにがしたいんだ?自分は何者だ?その自分の輪郭、境界線を取り戻すために色々彷徨った結果、WDとSFに行きついた。出来ないことは出来ないんだから出来るようにならなくてもいい(意訳)、とはっきり言ってるところでまず目から鱗。さらにチームでの立ち位置・役割を考える上で、自分がどこに価値を提供できるのかについても教えてくれる。

あぁ、だからこの時のプロジェクトはうまくいかなかったんだ。だからこの時の空回りが酷かったんだ、だからこの時あの人に響かなかったんだ。振り返ると、今までぶつかった事、何考えてるかわからなくて怖かった周りのこと、その理由が理解できた。答えのない「なんで?(わかってもらえないの、できないの、やらないの、できるの)」が、すーっとほどけた。最初レポートを読んでも「?」だったものは、ライフエンジンで実際に活用していく中でどんどん理解が深まっていった。

特にWDは大きく4つの周波数に分けられるので覚えやすく、この人はこの傾向だからここを任せたい、こっちは自分がやろう、ここが足りないな、と考えながらチームを作るのは面白い。
それに、例え個人的に理解できなくてイライラする状況に遭遇しても、参加者のプロファイルに当たりを付けてそっちの視点からの対策が考えられる。つまり、自分の切れるカードの選択肢が増えた。

もちろんこれらはあくまで傾向であり、レッテル貼りやステレオタイプになるのは良くないが、指針がある事で圧倒的にコミュニケーションコストが下がる。チームでの動きも、圧倒的にバランスが良くなる。

これを知ってからいい意味で諦めが付くようになったし、自分の得意は周りの人から見てすごい事なんだなーというのを理解することができた。
「頑張ればできる」は得意とはちょっと違っていて、「得意」は頑張らなくてもできちゃうし、なんならクオリティもめっちゃ高い。頑張ってやったものはすっごく疲れるし、残念ながら労力の割にはそこそこのクオリティしか出ない。そしてややこしい事に、努力しないで出来てしまうもんだから「得意」は自分からは見えづらくなっている。人から言われて初めて「え?そうなの?」とわかる。

そういう意味でも、WDやSFなどの自己理解ツールは自分の取るべき戦略(楽に成果を得られるもの)を教えてくれるのでとてもいいと思う。

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