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知られざる企業の研究者の実像に迫る

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企業の研究者とは?に関する考察を深めていきます。世の中に出回っていない統計情報を示していく予定です。研究者丨技術者丨エンジニア丨博士丨技術士丨バイオ丨生物工学丨ライフサイエンス丨… もっと読む
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#エンジニア

研究費コンシェルジュの視座_#5/○○に行く

 さて、このシリーズも今回が当初予定していた最終回です。後で思いついた!というのがなければ、ひとまずおしまいになります。  最後の選択肢はずばり、企業に就職しましょう!というものです。 企業の研究費は多い なぜ、企業に務めることが研究費財テクになるのかについてお話していきます。アカデミアでの1人あたりの平均研究費は約2000万円ほどと言われていますが、旧帝大などの名門ラボを率いる研究力の高い大学が、競合的研究費の多くを取得しています。さらに駆け出しの助教よりは、教授の方が

論文博士のススメ#2_生涯収入と研究者としての持続性について

 論文博士のススメ#1. Introductionでは、博士には課程博士と論文博士の2種類あり、その難易度や取得必要年数、その他の重要なポイントにて比較を行いました。#2では、課程博士と論文博士の生涯収入についてシミュレーションし(グラフに図化しています)、研究の持続性について触れます。シミュレートした条件は以下の4条件です。今後、アカデミアへ就職したケースも比較していきたいと思いますが、今回は企業に就職したケースを比較します。 累積収入(~30歳まで) 恐らく生涯年収は

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企業研究者編_#3.アカデミアで通用する企業の研究者になるには?【就活・転職活動編】

はじめに  #1では、企業の研究者とは?に関する一般的な回答を、#2では、企業にはアカデミアと遜色ない研究活動を実施できる研究者(基盤企業研究者と定義)と開発が中心の研究者(開発企業研究者と定義)がいることを示しました。#3では、基盤企業研究者になるための就職活動や転職の具体的な方法(就職活動の方法)を示します。  私はこれまで、自分自身が実践してきたノウハウを独自の理論として体系化し、学生にアカデミアで通用する企業の研究者になる方法を伝え、夢の実現に貢献してきました。ここ

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