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コラム_新しい研究者のライフスタイルを考える

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所属や職業をゼロベースで捉えて、新しい研究者のライフスタイルを考えていきます。日頃の雑多な所感をつぶやきます。研究者丨技術者丨エンジニア丨博士丨技術士丨起業丨パラレルキャリア丨副…
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#研究者

コラム#5. 自分の務めている会社を把握する方法

 青色申告の季節ですね。ポンヌフは、自分の努めてる会社は?と聞かれるとちょっと迷ってしまうんですよね。当たり障りない代表的な会社を回答することが殆どです。  なぜ即答できないかというと、教えたくないというより、正確に覚えてないんです。  自分の仕事は、どの所属にいても、変わりません。目的のために研究を進めることです。どの組織で仕事をしているかというのは、私にとってそんなに重要ではありませんから、普段から意識してないので、即答できないのです。多くの機関で働いているマルチキャ

コラム#2. 研究所を創った後の周囲の反応

 子供の頃のサイエンスに対するワクワクする気持ちを持ち続けたいと公的機関に登録されたバイオ系の研究所を創ってみたサラリーマンの私ですが、当初「研究所を創って所長になるぞ!」という話を周囲に漏らしたときの周囲の反応は、「(笑)」という感じで、人によっては「現実を見なさい。」とたしなめられたこともあります。そりゃ、そうですよ。そういう奇天烈な話は、大体実現しないのが良くある話ですから。しかし、今、それが実現し、多くの方が研究所の噂を聞きつけて依頼してくださり、うまくいくようになる

コラム#1. 研究は手段か?

「研究は手段だからね?」 と良く仰る方がおられます。たしかに意図は良くわかりますが、そんなふうに割り切って考えてしまうのはなんとも物侘しい気がします。どうしてでしょうか?きっとそれは、研究という行為が手段であると同時に、大切な価値観になっているからだと思います。  そもそも、世の中にあるものは殆どが手段であるといえます。ものづくりも、そして職業自体でさえも手段ではないか思います。例えば、人々の健康にするという目的を考えてみます。  手段としては、医療や製薬、健康食品の開