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【音ゲー】TJ.hangneil氏の神威がポラリスコードに収録されたことで何故音ゲーマーがザワついたのか

2024年9月18日、KONAMIの音楽ゲーム『ポラリスコード』の公式X(旧Twitter)にてこのような告知がアナウンスされた。

そう、ポラリスコードにTJ.hangneil氏の神威という楽曲が収録されるという告知だ。
それを見た音ゲー界隈がかなりザワついてたので、なぜザワついたのかを自分なりに解説していきたいと思う。

そもそも神威って何なのか

この楽曲はポラリスコード初出の楽曲ではなく、韓国製の音ゲー「EZ2DJ」で初めて登場した楽曲である。
初出バージョンは「EZ2DJ 7th TraX CLASS R : CODENAME:VIOLET」で、2009年に登場した楽曲となる。

同作のボス曲であり、譜面も高速スクラッチ複合やロングノートによる混フレ複合など相応しいインパクトを持つ。

EZ2DJ - ピクシブ百科事典 より

このように同作のボス曲であり、最高難易度クラスの楽曲だったと伺える。

それから8年後の2017年2月…

CHUNITHM(チュウニズム)のバージョン「CHUNITHM AIR PLUS」にて同曲が収録されることが告知された。
当時の音ゲー界隈でも大きな話題となった。
それから後に「maimaiでらっくす」や「オンゲキ」など様々な音ゲーに収録され音ゲー界を代表する楽曲となりつつあった。


神威がポラリスコード収録されるのがなぜそんなにやばいのか

ここから本題に入る。神威がコナミの音ゲー「ポラリスコード」に収録されて音ゲー界隈がザワついた。

その理由は、KONAMIがEZ2DJを製造した韓国のゲーム会社を訴えたのである。

beatmania - Wikipedia より
beatmaniaのプレー画面

これはbeatmania、通称5鍵と呼ばれる筐体とプレー画面である。


EZ2AC- Wikipedia より
EZ2DJのプレー動画

みて分かる通り、EZ2DJがKONAMIのbeatmaniaをパクったのである。
配置は違うものの、5つの鍵盤にスクラッチという点が完全に一致してる。違う点を上げれば、EZ2DJにある足元のフットパネルと中央部分にある4つのボタンぐらいだ。

つまりこれに対してKONAMIがブチギレてEZ2DJを訴え裁判沙汰ということなった。

なので、訴えた側のゲームに訴えられた側の楽曲が収録されたことが異例すぎてザワついてるということのようだ。

そもそもポラリスコードはBEMANIシリーズじゃない?

ネットの反応を見てみると、神威収録が叶ったのは「ポラリスコードはBEMANIシリーズじゃないから収録された」という噂がある。

BEMANIシリーズ(ビーマニシリーズ)とは、コナミ(コナミアミューズメント・ビーマニプロダクション)が製作した音楽ゲームの統一ブランド名、およびシリーズ。

BEMANIシリーズ - Wikipediaより

ポラリスコードは確かに音楽ゲームであり、調べてみるとロケテ時のポスターや限定e-passを見てみると、しっかりBEMANIのロゴが入ってる。

ただ、BEMANIの公式サイト「BEMANI Fan Site」を見てみると、ポラリスコードの項目がない。

元々BEMANIシリーズの一つの位置づけとしていたものの、稼働直前の段階では筐体、公式ホームページにBEMANIのロゴは表記されなくなっている。

ポラリスコード - Wikipediaより

なので、BEMANI機種ではない(?)ポラリスコードに神威の収録が叶ったのではないかと言われてる。
これに関しては、個人的にもよく分かってない。


ジャンルはART COREよ

神威が話題になる度に「ジャンルはART COREよ」という言葉が登場する。
これに関してはこのページを見ていただきたい。

この記事は2014年4月1日エイプリルフールに神威が当時のIIDXのバージョンSPADAのEXTRA楽曲として出現した、というコラ画像がX(旧Twitter)に投稿された。そこから数日後、このコラ画像を使ってあたかも本当に収録されるような投稿がされた。
当然、IIDXに神威は収録されず騒動になったという。

神威騒動まとめ - Togetterより

そこで某キャラクターのなりきりbotが

どうやら、IIDXで新しいEXTRA専用楽曲「神威」という曲が出たようね。ジャンルはART COREよ。

神威騒動まとめ - Togetterより

というツイートがされ、そこからこの言葉が生まれたという。


TJ.hangneil氏とsasakure.UK氏の関係について

前述の「ジャンルはART COREよ」に対し、公式の告知でもその言葉が使われており、かつてBMS作者でありボカロPのsasakure.UK氏(以下:sasakure氏)も同じ反応をしている。

また、彼のホームページには、TJ.hangneilの項目があったり

ササクレイション より

神威のBGAの動画もsasakure氏が投稿していたりする。

このように、sasakure氏とTJ.hangneil氏に何かしらの関係があると思われる。



ちなみにhangneilは英語であり、これを日本語に訳すと……?



最後に

ポラリスコードは今年登場した音ゲーではあるものの、人気は他の音ゲーに比べて正直微妙だったり、そもそも設置してない店舗もあるらしいので、神威が気になったら是非ゲーセンに足を運んで遊んでみてください。

また神威はこれからも様々な音ゲーに収録される可能性も考えられるので今後の活躍に期待しましょう。

それでは。


参考リンク

EZ2AC - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/EZ2AC

beatmania - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/Beatmania

神威騒動まとめ - Togetter
https://togetter.com/li/653133

ササクレイション
https://www.sasakuration.com/

【音ゲー解説】何故ポラリスコードに神威が収録されると凄いのか 【KONAMIやるやん】 - YouTube
https://youtu.be/fddpWisjWPg?si=lCRDxQSXvS9K3Eok


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